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いっちィーの愛車 [トヨタ MR-S]

整備手帳

作業日:2021年12月18日

【前期】LED化によるハイビームインジケーター不点灯対策

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
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過去所有ですが、かなりPVが多いのと質問も来るので、ヘッドライトバルブLED化に伴うハイビームインジケーター不点灯対策を記します。あくまで自宅でのシュミレーション結果です。ネタです。

これは実際にH4 LEDバルブとメーター内のハイビームインジケーターを自宅でシュミレーションしてみたものです。

実験とはいえ点灯しませんね。LEDはハロゲンとは全く異なりますから、昔のハロゲン時代の車両は対策が必要ですね。

MR-Sはメーター内はT-5という電球です。左側にあるのがT-5電球です。
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ではH4のハロゲンランプを繋いでみましょう。自宅パワーサプライでは点灯できないので、ハイビームは点灯させずにやってみます。

T-5ランプ(ハイビームインジケーター)は点灯しますよね。

これは、ハロゲンランプのLo側フィラメントを介することにより点灯しているのです。Loに切り替えたらT-5が短絡しますから消灯します。純正はそういう設計です。
ハロゲンランプはT-5白熱電球よりもはるかに低い抵抗値なので、Lo側のフィラメントと直列接続とはいえ、分圧電圧としてはT-5側にバッテリーの電圧のほとんどが掛かり点灯します。

トヨタとダイハツはこの方式です。
ダイハツMAXも同じ対策でいけるでしょう。

スズキはHiビームと同じ回路に並列接続してありますから、ハロゲンだろうとLEDだろうと電球に関係なく点灯します。
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ハイビームインジケーター不点灯対策はこれしかないと思います。

実際にLEDH4バルブを接続してみましょう。ハロゲンはパワーサプライでは容量不足にて点灯できないのですがLEDなら実際の車両のシュミレーションが可能です。

つまり電球の代わりに大容量抵抗をLoビームの両極に並列接続して、この抵抗でハイビームインジケーターのT-5電球を光らせるのです。

消費電力ですが、LEDのLo点灯+抵抗でのT-5電球への電流供給がプラスされます。LED化で消費電力が押さえられたとしても抵抗で消費電力は増加します。
それは仕方ありません。

その他の対策としてはメーターを分解して、新たにLED回路を新設する方法もあるかもしれません。
またはリレーを追加してLoビーム時には抵抗をパスするという回路も可能かもしれません。
複雑になる=トラブル要因増加となります。シンプルが最も良いです。

並列に接続する抵抗値によりインジケーターの明るさが異なります。低いとより明るくなりますが、抵抗の容量(W)を大きくしないと焼ききれます。車両火災の元となります。
電圧が低いからと甘く見ていると、バッテリーの大電流でヒューズが切れる前に配線は簡単に燃えますから注意です。

抵抗の決め方は電流値を測定して消費電力を計算しそれに見合う抵抗を取り付けることになります。

シュミレーションでは手持ちの12Ω/20Wとしました。もしかしたら暗いかもしれません。
消費電力は14Vとしても、計算しましたら16Wです。
これでも熱くなりますから触ったら火傷しますよ。光る代わりに熱になります。
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抵抗は色々ありますが、大容量はセメント抵抗(上)とメタルクラッド抵抗です。

メタルクラッド抵抗(50W)をお勧めしますが、両面テープでボディに貼り付けたら熱で剥がれるかもしれませんね。金属ステー等にネジ止めが良いと思いますが...

8Ωなら14Vとして24.5Wが消費電力です。必然的に50Wものを選択となります。
12Ωなら16Wです。ハイビームインジケーターの明るさと、抵抗の消費電力を天秤にかけることになります。
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自宅パワーサプライにてLEDH4バルブにてシュミレーションしています。

12オームの抵抗でちゃんと点灯します。
Hi側に接続しています。
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Lo側に接続しています。ロービームですから点灯しませんが抵抗に電流は流れます。省エネにはなりません。ロービームでも抵抗にて電流消費します。

その電流を測定しています。
12Vで1Aです。
(I=V/R) 1A=12V/12Ωの計算式です。
(W=IR) 電圧が12Vなら、1A×12Vで12Wが消費電力となります。

Eg始動中はオルタネーターで発電しているので13V~14Vが掛かることになります。
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こういうパーツが売ってますから、自作するならアダプター式が良いと思います。作成は1つです。
3本同じように配線して、COMとLoの配線に抵抗を取り付けるという簡単な作業です。

基本的にどちらか片側に装着です。メーター内のハイビームインジケータを光らせるだけですから。

左右ヘッドライトのどちらかにアダプター形式で噛ませるというものです。熱を持つので抵抗の設置は金属ステーを利用したらと思います。
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H4の極性はこのようになります。
逆に見ると左右が入れ替わりますから結構ミスしてしまいます。

MR-SはCOMにライトオンにてバッテリー+が掛かります。マイナスコントロール方式です。ディマースイッチにて手前側(Loをアース)
でLoビーム点灯。押す側(Hiをアース)でHiビームです。そしてLoビーム側の接点ににハイビームインジケーターが接続してあります。
これがややこしくしているだけです。

後期は4灯式ですから根本的に変わってしまいます。ディマースイッチ側も回路が変わってます。LED化にしても問題は起こりません。

前期に後期ヘッドライトASSY取付はリレー回路の対策が必要です。アダプター式のリレー回路さえ取り付けたら、基本的にLEDバルブに替えてもハイビームインジケーターは点灯します。

リレー回路は整備手帳を参照してください。

今更ですが、ロービームは前期の方が大きなリフレクターでしたので明るいです。ハイワッテージも取り付けられたし。後期は必然的にLEDでしょうね。ハロゲンのH7やHB3はハイワッテージが無いので。

LED取付なら変わるのかもしれませんが。当初は無かったので・・・

現在、MR-Sは所有していませんので確実ではありませんが質問がありましたらお答えします。メッセージでもコメントでも構いません。

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