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2018年10月24日 イイね!

車の経済学(30) 月々支払い○○円はお得か?(リース編①)

車の経済学(30) 月々支払い○○円はお得か?(リース編①)

前回(29)は、車をローンで買った場合の話をさせて頂きましたが、今回(30)は、個人リースの話をさせて頂きます。車をローンで買うという言い方が出来ますが、リースの場合は買うというより、使用料を払うという言い方になるかも知れません。リースは契約終了時に車をリース会社に返却することを前提としています。

既に欧米では、個人でもリースが主力となりつつありますが、日本ではまだまだ浸透していません。そもそもリースとは、レンタルとは違って、個人には馴染みが無く、その仕組みさえも理解されていないのが現状かと思われます。

リースの利点としては、税金・諸費用も含み頭金が全く必要ないということがあります。一方、ローンは、(車両代金+オプション代金)のローンを組むことが可能ですが、税金・諸費用のローンは原則不可の場合が多いと思われます。ですから、リースは下取り車もないのにいきなり頭金がゼロというのは大きな魅力があります。

以下が、某リース会社のリース料の見積りです。(単位:円)なお対象車は、マツダのアクセラスポーツです。





この見積もりから分かることは、

・ローンでは見られる金利(リース料率)の表示がないこと(リース会社のマージンが見えない)
・残存価格の設定率が低い(5年で23.1%=541,000÷2,338,200)こと

が挙げられます。

次回に続く、




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Posted at 2018/10/24 20:56:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年10月24日 イイね!

車の経済学(29)  月々支払い○○円はお得か?

車の経済学(29)  月々支払い○○円はお得か?
最近の車の販売広告では、月々のお支払い9,800円からというパターンのうたい文句が良く見られます。もっとも注意深く見るとボーナス払い併用があり、頭金の設定もありますので、このうたい文句自体は、購入者に響くものとは言えません。


メーカー系ファイナンス会社は、今後、残価設定ローンまたは個人リースの比率を増やしたいと公表していますが、これは携帯電話の月々支払いを参考・対抗しています。

以下の表は、ホンダ・フィットとマツダのアクセラスポーツを3年毎(50年間で17回、車を購入)、5年毎に買い替え(50年間で10回、車を購入するとします)、それぞれの期間に対応する3年間のローン、5年間のローンで購入した場合のシミュレーションですが、通常のローンと比較すると残価設定ローンがお得なことが分かります。



この表で注意すべき点は、フィットもアクセラスポーツも自動車取得税・重量税がエコカー減税の対象となりゼロとなっていること、車の購入時に支払う付随費用は、登録の代行手数料のみとして計算していることです。

残価設定ローンでも、フィットとアクセラスポーツでは両車とも車両代金はほぼ同じですが、残価率と金利の違いにより、50年間での支払総額に大きな差が生じています。

この様に、残価設定ローンは、車の買い替えサイクルにもよりますが、上手く活用すれば、消費者にとって大きな味方となり得ます。

ただし、残価設定ローンは、諸条件があり、ファイナンス会社でも取り扱いが違いますので、充分に理解・納得した上で活用していくことをお願いします。




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Posted at 2018/10/24 16:51:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年09月28日 イイね!

車の経済学(28) 車をローンで買った方がお得!(再④)

車の経済学(28) 車をローンで買った方がお得!(再④)
さらに「車をローンで買った方がお得!」する理由が以下の通りです。


4) 車両代金の値引きが大きくなる可能性がある。(メーカー系ファイナンスの場合)

車をローンで買うと値引き率が低くなってしまうと誤解されている方も少なくないと思われますが、メーカー系ファイナンスの場合、メーカー系ディーラーとファイナンス会社の両社で利益となりますので、決して値引き率が低くなるとは言えず、車両価格自体は、ディーラーの値引額が大きくなる可能性もありますので、むしろ積極的にディーラーに値引き交渉すべきと考えます。

もっともファイナンス会社は、金利を値引きできませんので、値引きの交渉相手はあくまでディーラーとなります。良く特別金利というキャンペーンで金利0.9%とかありますが、これはメーカーがファイアンス会社に金利の値引き分を補助しているだけの事ですから、その分は、特別金利を採用していない限り、ディーラーにも車両代金の値引きの余地があると想定されます。

購入した車にあまり満足できない場合には、走行距離も少ないので、早めに売却して、ローンを期限前返済するという方法もあります。以下が、主なメーカー系ファイナンス会社の残価設定ローンの一覧ですが、各社とも残価率が高くなってきています。




もっとも、車の買取先は、ローンを借りたファイナンス会社に限定する必要もなく、様々な見積もりを取得し、一番高く、かつ満足できる買取業者に売却することが可能です。また、ローンを借りた会社からは、買取価格が保全されますので、安心できます。(クローズ型の場合)




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Posted at 2018/09/28 18:44:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年09月28日 イイね!

車の経済学(28) 車をローンで買った方がお得!(再③)

車の経済学(28) 車をローンで買った方がお得!(再③)
「車をローンで買った方がお得!」とする2番目・3番目の理由は以下の通りです。

2) 金利支払総額は、住宅ローンより安い。

住宅ローンですが、中古住宅市場も確かに大きいのですが、流動性が車に比べれば低く、中古住宅市場で売却は極めて困難であり、かつ、売却価格が借入残高を超えるのには、相当の年数を必要としますので、返済を滞るとマイホームは取られた挙句、借金返済を続ける可能性も充分あります。

従って、車を全額現金で買うなら、その現金で住宅ローンを少しでも減らした方が賢明です。住宅ローンの方が車のローンよりも金利が低いのですが、住宅ローンは借入期間が長いため、同じ金額の借金でも支払う金利の総額は、住宅ローンの方がずっと高くなります。(住宅ローンは、住宅ローン減税額を控除した後の金額となります。)




3) 月々の資金管理が容易となります。

車を月次(盆・暮の賞与を含む)の余裕資金(ベース収支)で、購入できる方はともかくも、預貯金又は株式・投資信託等を取り崩して、車を購入しますと、金融収益を失う他、月次・年次の収支のバランスが崩れてしまい、特に家計簿をつけている方を始めとして、資金管理が難しくなってしまいます。

本来、車は月次、年次ベースで平均して乗る性質を持つ(耐久)消費材なので、使用対価に沿った支出することが、その車の価値が高いのか安いのか把握できるものです。

欧米では、個人でも車リースの活用が多く、ディーラーの店頭から車両代金が無くなり、月々XX万円というリース料のみが掲載され、セールスマンが車両代金すら知らなくなっているという状況にもなっています。



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Posted at 2018/09/28 18:34:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年09月28日 イイね!

車の経済学(28) 車をローンで買った方がお得!(再②)

車の経済学(28) 車をローンで買った方がお得!(再②)
筆者は、以下の理由から、「車はローンで買った方がお得」!と明確に申し上げます。特に最近、残価設定ローンの利用率が急激に伸びてきており、業者間の競争が激しくなってきていますので、残価設定のローン利用価値はさらに拡大していくものと想定されます。スバルとホンダもセールスマンの残価設定ローンの教育に注力すると公表しています。

「車をローンで買った方がお得!」とする主な理由が以下の通りです。

1) 首を絞められる借金とはならない。車は、売却・処分するのが容易である。

車の購入代金から買取り価格と現金(諸税金相当分)を差し引いた金額が、借入金額となります。が、車に関する金額は約100万円という調査もあります。

いずれにせよ、借入残高が所有する車の売却価格(下取り価格)を超えない限り、実質的な債務・負債にはならない筈です。(車は、マイホームと違い、思い立ったら1週間もあれば充分中古車市場で売却することが出来ます。別段、貴方が借金に困っていたとしても中古車ディーラーに足元を見られることもありません。それほど中古車市場は大きく活性化が進んでいます。

以下が、スバル・レヴォーグとトヨタ・プリウスの例です。借入額は、レボーグで200万円、プリウスで180万円(新車価格の80%程度を想定しています。



これによれば、新車購入後の5年間は、買取価格が、借金の残高を下回る事がありませんので、新しい車に買い替えたい、または、経済的に苦しくなって、車を売却する場合でも、借金を負うことはありません。(次回に続く) 




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Posted at 2018/09/28 18:28:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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