失礼しました、さきほど投稿しました「車の経済学(40)日産の月定額制はお得か?」に誤りがありました。
訂正前:
日産の残価設定型クレジットのコストには、車両代金、オプション代金が考慮されていない。
訂正後:
日産の残価設定型クレジットのコストには、車両代金、オプション代金の値引きが考慮されていない。
お詫びするとともに訂正させて頂きます。
以下、訂正版ですので、宜しくお願い致します。
日産が月定額制サービスを開始しています。前回の「車の経済学(39)」では、「トヨタのKINTOはお得か?」で、プリウスの事例で、KINTOのお得感を取り上げましたが、今回は日産のジュークを取り上げ、お得かどうかを試算してみたいと思います。
まず、日産ダイレクト(ClicMobi)は、個人向けリースという点で、トヨタのKINTOとは多少建付けが異なります。日産ダイレクトには、リース期間内における以下の費用が含まれています。また、日産ダイレクトは、オンライン販売で、ディーラーに足を運ばずに購入でき、車は納車までしてくれます。
・車両代金
・オプション(ナビ、ETC、ドライブレコーダー、マット)
・自動車取得税、自動車税、重量税、自賠責保険
・リサイクル費用、登録諸費用
・メンテナンス費用(定期点検、車検込み)
今回の対象とするジュークのモデルとその取得費用は以下の通りです。(単位:円)
・ニッサン ジューク 15RX Vセレクション 2WD 1500CC
日産ダイレクトと日産(日産ファイナンシャル・サービス)の残価設定クレジット(金利:1.9%/年)と日本カーソリューションズ(株)のリースdeオンラインとで5年間の総コストの比較を行ってみました。
上記の比較から、日産のジュークは、日産ダイレクトがコスト的には一番優れているという結果となりました。理由として考えられるのは;
1) ディーラーを介せず車を購入できる(ディーラー費用の排除)
2) メーカーなので残存価格が高い。(クレジット会社やリース会社は残価のリスクを取り難い)
その他の留意点としては;
・日産の残価設定型クレジットのコストには、車両代金、オプション代金
の値引きが考慮されていない。
・リースdeマイカーオンラインは、残価がオープン型で、リース期間終了時に清算され、車が高く売却(下取り)された場合は、料金が戻ってくる可能性がある。
・日産ダイレクトと日産の残価設定型クレジットの残価はクローズド型(清算なし)と想定される。
日産ジュークは、日産ダイレクトのリースに軍配が上がりましたが、これまでリース契約を締結された経験が無い方は、特殊の契約形態となりますので、リース契約のメリットおよびディメリットを十分に検討されてから、ご利用されることをお薦めします。
好評発売中「車の経済学」(田理順著)(アマゾン電子書籍)
Posted at 2019/02/27 18:43:46 | |
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