
今年の夏こそは快適な空冷911ライフを過ごすべく、GWあたりから活動を開始しました。
まとめるとクーラー構成部品をばらしたり組んだり、R134ガスを入れたり抜けたりしながら一旦は改善も、長期使用には耐えられず。でも、原因らしきところは見えてきた、という内容です。
5月。去年まで悩まされたガス漏れの点検から。
エバポレーター、コンデンサー、コンプレッサーの主要部品からのガス漏れは見つからず。今一度パッキン類の全交換と主要部品を洗浄することにしました。
洗浄・組み立て後にR134ガスを入れていきます。 ガスの2本目からはエンジン掛けて、コンプレッサーONで注入しますが、コンプレッサーがONしません。ついにコンプレッサーの電磁クラッチ故障か?と思いましたが、調べてみるとコンプレッサーのON/OFFスイッチの故障でした。このスイッチはエバポの温度をサーミスターで見ながらON/OFFするタイプですが、それが常にOFFになってました。スイッチ以外にも故障の可能性があるので、とりあえずスイッチを強制ONになるように細工して次に進みます。
ガス注入してるとエバポレーターは冷えてきました。しかし、一週間後にはガス圧が低下。。
ガス漏れを調べると、うっすらとエバポレーターに漏れ痕があるのか、ないのか?微妙なレベルで確証もなくエバポを交換するのもなぁ、としばらく調査してるとガス漏れ防止剤の存在に気づきました。それでDrリークというのを選びました。値段そこそこ(5千円くらい)で効果があって、ネットで使用記事も複数読みましたが、弊害の報告もなかったのが理由です。
この時点で、もう7月になりました(汗
Drリークを投入します。専用のパイプもあるようですが、手持ちの簡易注入器を使います。缶の全量を注入するのがポイントのようで、規定の時間よりも長めにコンプレッサーを稼働させました。その後、R134ガスを注入します。ガスの入りが普段より良いように感じます。(漏れが修復されたのが効いたか?)
エバポレーターの管温度が2度まで低下しました。結露もバリバリです。こうなると車内の吹き出し口からも冷気がきます!
強力なUVライトも購入して、ガス漏れチェックしましたが問題無し。
1週後、2週後とチェックも冷えはキープ。やりました。しかし、4週後には冷えた風が出なくなりました。
さっそくUVライトでチェックも簡単に漏れは見つかりません。
しかし、エバポレーターを取り外してチェックすると裏側に漏れが・・・
↓ぱっと見はOK
↓UVライトを照らすと・・・蛍光色に光ってるのがガス漏れ箇所です。
それ以外は漏れが見つからなかったので、原因はエバポで決定して良さそうです。
ただ、部品代が$549(76,860円 @\140/$)とお高く、送料込みだと8万円くらいに。
8月には車検もあるし、来年にはタイヤ交換、ショックのOHも待ってるのでエバポ交換は見送ることにしました。少し未練はありますが、原因特定はできたので良しとしておきます(えー
今回分かったこと。
やはり長期間経過したクーラー構成部品は劣化してガス漏れする
強力なUVライトは有効。ガス漏れ検知剤を使う前の点検と清掃は必須
Drリークは軽微な漏れには効果有りそう(ガス漏れ検知剤も入ってるのでダメだった時に役立つ)
Posted at 2023/08/08 21:22:42 | |
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