
舞ジムに引き続き舞洲スポーツアイランドで3月24日に行われたジムカーナ走行会『
猛ドラ34』に参加してきました。
猛ドラは二年ぶりの参加で、コースを覚えているか微妙ですが、基準タイムをクリアすれば『
巧ステッカー』がもらえますので頑張っていきたいと思います。
その
基準タイムですが
タイヤとチューニングでクラス分けが主に行われる舞ジムと違い、猛ドラは車種で主にクラス分けが行われるのがポイントです。
猛力と言う独自の指標で車両がクラス分けされます。
私の参加車両は
MR-S。
タイヤはブリヂストンのハイグリップラジアルの
RE-71R。
クラスは
R3だったので巧認定のタイムは
51秒台。さらに上の赤巧認定は
50秒台ということになります!
実はこの猛ドラには60歳以上のドライバーには「
人生の大先輩」と言う面白い名前がつけられていまして、私はその範囲に入っていると言うか、参加者の中では
64歳の私が最高齢のようです。意外です。
パイロンがなかなか見えなくて困る人生の大先輩枠ですが参加者は私を含め3名!若者に負けないように頑張りたいものです。
以下参加者一覧(ナンバー修正済み)

隣は初めてご一緒させていただいたNC乗りの方。
青いテールが特徴的ですね。

「人生の大先輩」仲間のロードスター乗り。
楽しくお話させてもらい、いつもお世話になっております。

今日はアクセラで参加しているロードスター乗り。
テントの設営等お手伝いしてくださりありがとうございます。毎度おせわになっております。
カメラマンはいつもの長男です。
離席していて撮影できていない方もいますがご容赦を。
軽から約500馬力の車まで個性的なメンバーが集っています。

とっても良い天気の舞洲!
いつものラリー仲間(今回は見学)と一緒にコース攻略を進めていきます。
やはり課題はMR-S特有の
「コーナリング中には入らないギア」になると思っているので、どのポイントなら入るのかを早めに見極めたいところです。
スケジュールは一枠5台ごとに分けて走り10分×4本と本番のタイムアタックが二本。
舞ジムに比べると参加費がお安くなっている代わりに、練習に当てれる時間は短めなのでのんびり攻略していては詰めきれなくなっていまします。
攻略ポイントを絞ってトライしていきます。

たいして乗らない荷物を降ろしたらいざ一本目。
コースを覚えていなかったので、しょっぱなからミスコースしましたがちょっとずつコースを思い出していきます。
まずは攻略と言うより、コースコンディションと路面温度に車と身体をなじませます。
一枠目なのでタイムはどうでも良いのですが、ミスコースせずに回って52秒周辺と言った感じ。
アライメントのセッティングは前回と同じく
フロント トーアウト3.0mm
フロント ネガティブキャンバー3.00度
リア トーイン6.0mm
リア ネガティブキャンバー2.85度
ですがリアのみまた左右を振り替えてきました。
細かく振り替えて偏摩耗を避ける作戦です。このへんはタイヤチェンジャーとバランサーを保有しているのでマメにしやすいですね。

猛ドラ本コースの
MC800
「modora course 800」の略で、800mコースです。14年コースとよばれていましたが今回から命名されたようです。
二枠目から攻略に入りますが、まずは
第一コーナーの攻略を考えます。
ギアの入りづらいMR-Sの場合ブレーキング時の減速でシフトダウンしていきたいので、まずはコーナー直前に2速にダウンする方法で走ってみます。
ラリーあがりの私は踏んで曲がりたい性格なので手応えは悪くないのですが、減速しながら曲がるコーナーということもあって3速侵入でコーナリング中にシフトダウンが理想的。
そこでなんとか2速にいれれそうなタイミングを探ります。
島渡り1から一本パイロンの間で一番緩やかなところでなんとかシフトができることが判明したのでそちらに切り替えていきます。
ですがやはりコーナリング中なので入らないときは入らず、失敗すればかなり時間を取られてしまいます。
本番での成功率をあげるためにタイミングを身体に覚え込ませていきます。
さらに猛ドラあるあるですが第一コーナー周辺には乾ききっていない
水たまりが大きく残っていてそれを避ける必要があるコンディションでした。
具体的には最初のストレートエンド左端と、第一コーナー内側にあります。
つまりターンインを左端から始めようとすると水たまりを踏み、第一コーナーのインを攻めすぎるとこれまた水たまりを踏んでしまいます。
それらを踏まず、かつタイムロスの少ないラインを模索します。
といったところで二枠目が終了。

三枠目が終わればお昼にしようと言うことで準備を初めてくれる友人。
残りの練習時間はこの枠を入れて20分。
おむすびコーナー前後と再度水たまりを避けるライン取りが必要な島渡り1復路のライン取りの攻略に入ります。
時間もないので第一コーナーは3速と決めてかかっていきます。
おむすびはブレーキングでタイムを詰めて、ミッドシップのトラクションで立ち上がるラインを選びます。1速に落とす選択もあったのですが、MR-Sのギアチェンジはリスキーなので2速のみで上手くクリアできるようがんばります。
島渡り2は水たまりを避けるやや大回りのライン。
ここはほんとはもう少しインにラインを取りたいところですがしかたがありません。
そして高速スラロームですが
老眼の天敵です 汗
パイロンが見えないので
勘で攻略していきます。
ラリーはほとんどがブラインドコーナーと言うこともあって勘がたよりだったので、勘で走るのは好きなのですが見えているはずのものを勘でクリアしなければならないのは辛いところです。・・・が、ギアチェンジが無い分まだまだ気楽です。
ここは正直詰めきれてはいないのですが時間がないので大きなロスを作らない程度に留めておきます。
と言ったところで三枠目が終了。
タイム的には52秒~51秒の間と言った感じでしょうか。
赤巧認定タイムの50秒台はまだまだ遠いです。

さて最終枠です。
この枠で決めきらないといけないですね。
攻略は最終セクション。
ここは悩みました。高速スラロームの最後のパイロンでやや膨らみ島渡り2をクリア後、右コーナーを曲がりながらすぐブレーキで4本パイロン区間にはいるのですが、やはり4本パイロン区間では1速に落としておきたいです。
ですが右コーナーといいその荷重の残った状態でのブレーキングといい
ギアがなかなか入りません。
MR-Sには辛いポイントとなります。
オール2速でクリアするおむすびコーナーパターンを試してみたところ、明らかに右コーナーとブレーキングがやりやすくタイムは悪くありませんでした。
4本パイロンでは1速のほうが速いにもかかわらずです・・・。
つまり右コーナーとブレーキングで大損していることはわかるのでなんとかブレーキングを詰めた上で、1速にシフトできるタイミングを探ります。
やはりブレーキングを頑張りすぎると入らないのでなかなか難しいです。
悩むところですが、ここはもう時間も無いので
1速シフトパターンで行くと決めてかかります。
本番で失敗したらもうそれまでのことですし、ここを2速でいっているようでは赤巧は遠すぎます。
一枠10分だと3本ほどしか走れないのでタイミングを探りきれない状態で最終枠が終了。
最終枠は常に二人乗りだったのでタイム的にはベストが51秒3と言ったところ。
タイムアタックは一人とはいえ、だんだん路面も冷えてきていますので厳しめのタイムといったところでしょうか。

そんなこんなで本番のタイムアタックを待っていたら
嫁と次男とその孫と三男が暇つぶしにやってきました。
次男はMR-Sの後ろで孫のおもりをしております。
私はセッティング等最終確認。
私の走行枠は終わってしまいましたが、まだマシマシ枠の方々の走行が残っていましたのでフリー走行スペースがクローズされていませんでした。
せっかく来たので三男を乗せてちょっとお遊び。
ぐるぐるブイブイさせます。
オープンで走るとこういった写真が取りやすくていいですねぇ。
さて残すところは本番だけですが
家族総出の応援になってしまっているのでちょっとは
カッコつけたいところです。
集中して待機します。

私の走行順は28番目。
タイヤは冷え切ってしまうので一発目にベストタイムを出すのは厳しいですが、まずは巧ステッカータイムを出してしまえば、二発目は失敗してもかまわないつもりで攻めれますので是非51秒台には入れたいところです。
ですがここで
事件が発生します。

本番一本目スタート後、特に大きなミスもなく最終セクションまでたどり着いた私。
最終4本パイロン最初の2本をクリア。
残すはラスト2本。

そしてもう1本とクリア。
残すはパイロンを一つのみ。

最後のパイロンは黄色が付けられています。

実物にも黄色がついていてわかりやすいです。
見逃さずにクリアします。

見逃さずに。
「!?」
見逃しました。
家族の前でカッコつけるつもりが本番一本目は
消え去りました。
よくやるんですよね~困った困った。
・・・こんな予定ではなかったのですがラストランにかけるしかなくなりました。
シフトミスしやすいMR-Sでこれは辛い状況になってしまいました・・・(自業自得なんですが)

本番二本目のために並び直していると息子や友人がよって来ました。
「今ミスコースしたやろー」
ちゃっかりバレています。
カッコつけるどころか、どちらかと言うとかっこ悪いです。私 。 笑
これはますます本番二本目外すわけにはいかずプレッシャーのかかる私。
そして運命の
本番二本目。
相変わらずアクセルワークがうるさいドライビングですが初めて動画編集してみましたので動画でどうぞ。
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なんとか赤巧取れました!
ギリギリでした。
ちょっとこっ恥ずかしいですがプレッシャーからの開放で思わずガッツポーズの出る私。
やはり島渡り2からの右コーナーでブレーキングとシフトチェンジが上手く行かずタイムを大きく失っていますがなんとか基準タイムをクリア!
後半セクションは反省点が多いですねぇ。
ですが前半はシフトチェンジも水たまりの回避もそれなりにはなったと言う感じです。
当日のタイムアタックでは全体36台中
4位。
ミスコースしたりと反省も多いアタックでしたが結果オーライ。ほっと一息。

表彰式でステッカーをいただき無事終了。
事故もなく友人家族共々まるまる一日楽しませていただけました。
主催者様方ありがとうございます。
MR-Sもよく頑張ってくれました。
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