運転席ドア 蛇腹配線補修
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
画像の写真は、約3年前に担当Dにて整備士さんが撮ってくれた運転席ドアの蛇腹配線部です。
約20万km時にある不具合が発生しました。
【症状】
・ドアミラー、ウインドウのスイッチが効く時と効かない時がある。
・ドアの開閉角度でそれが明確に分かる。
・ふとした振動で勝手にドアロックが掛かる。
ドアから車体への蛇腹配線が怪しいとは思っていたのですが、エンジン掛けた状態で車を降り、ドアを閉めたら勝手にドアロック&キー閉じ込みを体験したり、ヒューズが勝手に飛んだりする症状も出だしたのですぐDに相談。
配線の断線・亀裂は、経年劣化によるものと診断。
配線の補修や2本あるアースのブリッジ接続により対処していただきました。
ちなみにきちんと修理しようとするとメインハーネス交換になるらしく、新品交換になると工賃込みで当時15万ほどの見積もりを頂きました。
どこまでの修復がされているか自分で確認できておらず、最近例の4WS不具合が再発したので必要あらばと点検・補修に踏み切りました。
※例の4WS不具合
http://minkara.carview.co.jp/userid/289217/blog/29117086/ 2
カプラの端子配列図がないようだったので、自力で調べてまとめました。
25Pカプラで、全部で19Pの配線がされているようです。
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ドアを外します。
事前にドア下をフロアジャッキで支えました。
上下のヒンジのドア側の12mmボルト4本。
真ん中の12mmボルト1本で外れます。
地道にメガネレンチで緩めました。
ちなみに真ん中のボルト1本外したら、ドアが90度くらい開けれるようになって作業スペースが広くなると感動しましたが、開けすぎたらドアとフェンダーがごっつんこする事に気付き、冷静さを取り戻しました。
スピーカーカバーから出ている配線は、社外アンプ用のスピーカーケーブルです。
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で、ドアを外しカプラを抜きます。
赤黒の2本の配線は、過去(約18万km)に助手席のドアミラーが動かなくなった時に整備士さんがバイパスしてくれた配線です。
助手席のマルチプレックスコントロールユニットの配線から繋がってます。
マルチプレックスコントロールユニットとは、車の電装系の色んな何かを色々制御している箱です。
運転席側足元のヒューズBOX裏と助手席側足元にそれぞれ2個あったりします。
壊したらルームランプがずっと点いたりするなどの怪奇現象を引き起こす高価な箱です。
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で、結構ボロボロになっているかと思っていたら、整備士さんはかなり丁寧に補修していてくれてました。
すべての配線を1本1本ギボシにより再接続してくれて、ギボシ同士も抜けないように接合部を軽く潰していました。
1本アースが繋がっていないので、これだけ補修したいと思います。
このカプラには2本アースがあり、このアースは、運転席側のマルチプレックスのメインスイッチや助手席のマルチプレックス、またイグニッション系やシフトロックリレーなどに繋がっているようです。
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半田でくっつけた後、結束テープでグルグル巻きにしました。
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カプラ側は、本当は端子を外して補修したかったのですが、どう頑張っても自分の腕では端子を外すことはできませんでした。
なので、配線を挿し込み、半田で強引にくっつけました。
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蛇腹配線部のカバーが一部切られていたので、カバー全体を結束テープでグルグル巻きにし、ドアを装着して終了。
※ドアの重量約33.6kg(スピーカー無し、ヘルスメーター計測)
総走行距離259580km
※雨の降る中、近所を試走しましたが4WS不具合が出ない様子でした。
が、ドアミラー格納スイッチとウインドウスイッチとワイパーのどれか2つを同時作動させると、足元の7.5Aリモコンミラーヒューズ(ABS、4WS、ATTS)が1個飛ぶ症状が発生。
ABSが点灯し効かなくなり、エンジンを掛け直すと4WSも点灯。
ミラー、ウインドウが作動しなくなります。
原因解明は後日へ。
後日の整備手帳
http://minkara.carview.co.jp/userid/289217/car/182523/2718085/note.aspx
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