お待たせしました。
第3話スタートです!!
「艦長、間もなくハルマゲ丼星周辺の映像が入ります!」
じゅんぺい320副長が叫ぶ。
「よし、フロントスクリーンに投影!」
「はっ」
そこにはガチャピン総督率いるハルマゲ丼軍の凄惨な姿が映っていた。
無数の敵巨大戦艦と圧倒的な敵宇宙戦闘機の数・・・。
「う~む・・・」
押し殺したうめき声がブリッジ内に響く。
「敵は想像以上の数だな・・・。まともに正面からぶつかっても勝ち目はないか」
つぶやくN3艦長。
「よしっ、
かるたん航海士、ハルマゲ丼星の外惑星の重力を利用して、一気に本艦の向きを変え、敵の裏側に出るコースを計算してくれ!」
「了解しますたっ!」
かるたん航海士の手が素早くキーボードを叩く。
「できますた!これです」
スクリーンに映し出されたそれは、第3惑星のハルマゲ丼の外側にある第4惑星と第5惑星の重力を使って、一気にN3号の向きを変えるコースである。
「よしっ!じゅんぺい320副長、艦内放送に切り替えてくれ!」
「はっ、準備できました!」
おもむろにマイクを取るN3艦長。
「諸君!本艦はこれよりワープ航法を解き通常航法に移る!」
「10分後には、敵の宇宙艦隊と交戦状態に入る予定である!」
「各自、戦闘機に搭乗、出撃命令を待つように!」
艦内に戦闘レベルを案内する警報が鳴り響く。
騒然とした雰囲気の中、N3艦長は、ゆっくりパイロットに話しかけた。
「
RENTAL親父大佐、あなたにも出撃願いたい」
「喜んで!しかしこの艦の操縦はどなたが?」
「それは私がやりましょう」
「わかりました。ではこれより格納庫にまいります」
かくして、操縦席に座ったN3艦長。
(よ~しっ!いっちょクルーにいいとこ見せたろ~か)
再びマイクを取り上げると、
「幻の多角形コーナーリング作戦発動!」
そう叫ぶや、ワープ航法を解き、同時にスロットルを全開にした・・・
「どっヒャ~!なにコレ~!! (@_@;) 」
なんと、今まで経験したことのない、強力な加速Gが襲って来たのだ!
「じじじ、じゅんぺい320副長、ななな、何が起きてるの~?」
「今、関係のないところまで調べておりますっ・・・あっ!補給基地bitteの請求書にトンデモナイものが」
「ととと、とんでもないモノ~?」
「はい、電子シリンダー2本とプラズマターボ2基とラムチャージャーです!」
なんですと~!?(@@)
それじゃあ、まるで・・・
「ははは、発注主はだれ~?」
「
RENTAL親父大佐です」
やっぱり~!!\(◎o◎)/
大佐のおかげで、N3号が
青い悪魔ちゃん状態になっていたのだっ!
「か、艦長、第5惑星接近です!」
じゅんぺい320副長が叫ぶ。
「は、はひ~ (*_*; ・・・」
何とか艦の向きを変えるN3艦長・・・
「続いて第4惑星接近!」
「えっ、も、もうなのー、ハヘ~(+o+)・・・」
強力な横Gに、体を持っていかれそうになるN3艦長・・・
・・・その時、ひじが何かをポチッと・・・
「どわ~、スペースDTCカットしちゃったよ!」
とたんに、お尻がズリズリし始めるN3号!
「あひゃひゃひゃひゃ~」
わけのわからない声をあげながら、あっちへこっちへカウンターを当てようとするるN3艦長・・・
「か、艦長、敵を通り過ぎてしまいますが!」
「わ、わ~ってる、い、今、止めるから~!」
えいっ!
最後の手段、
サイドブレーキターン・・・
急旋回して止まる巨大戦艦N3号!
・・・あれ?敵の真正面だよ・・・
・・・
先日のHAKONE星域のリベンジを果たそうとして見事に失敗すた?・・・
と、その時、戦闘空域に急接近してくる黒い影が!
「艦長、味方の戦闘機が1機、猛スピードで近づいてきます!」
こんな所に誰が?
「スクリーンに映せ!」
「はっ!」
そこには信じられない光景が・・・
あ、あのお方は、確か、銀河の反対側で戦っていたのでは・・・!?
「艦長、無線つながります!どうぞっ」
「みなさ~ん、こんにちは~(^O^)/ 私はただの通りすがりですよ~」
「でも、せっかくだから、加勢しますね~」
ottyanさん!?
あわてて艦内マイクを取るN3艦長!
「みんな、ottyanさんだけにいいカッコさせるな!」
「正々堂々、敵を真正面から叩くぞ!!」
「おっー!!」
艦内のあちこちで叫び声が上がる。
「その前に、全員ご一緒に・・」
「サプラーイズ!!」
・・・かくして、自分の失敗をなんとか誤魔化したN3艦長・・・
戦いはこれからだ!
・・・・・つづく・・・・・
(ふー、今回長過ぎ・・・)
Posted at 2007/07/22 23:13:05 | |
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