Fブレーキローター交換ほか

D５のFローターの交換にあたり、よく固着で外れないと聞くので、もしもの時の保険に、安物１２インチ対応の特大プーラーも用意。（アマゾン３２００円位だったか、でも結局使用せずプーラーはピット主に寄付）
今回は自宅ではなく整備工場を間借りしました。ピンチの時は経験豊富なオタスケマンにアドバイス頂けるので。

リアブレーキはこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/2928474/car/2535834/6409626/note.aspx

Fローター、キャリパー、外した状態。
皆結構苦労する固着Fローターどうやって外したかって？
まずはラスペネを吹き付けてしばらく置く。そこでプーラー使おうと思ったら、レースメカニック経験豊富なピットの主が、どうせローター変えるんだろ、とハンマーでカツンと一撃。叩く箇所、強さ加減を熟知したベテランメカニックマンならではの荒技。固着に衝撃は物理的には有効ですが、下手な打撃は致命的に壊れる恐れがあり、あまりお勧めはできませんが…。ピット作業ならもしもの時も対応可能ですが、自宅では勇気要りますよね〜。
なお左側はキャリパー外しただけで外れました。皆さん固着は何故か右側が多いようです。

Fローター。雪道や林道含む２４万キロ弱走ったのでサビ酷し。新品はパーツクリーナーで油分を良くおとして。

ローター変えたらついでにパッドも交換しますが、キャリパー本体と可動部を繋ぐ２本のボルトが外れない。根気づよく引きながら回してようやく。特に先端にゴムを付ける方のボルトが、中でゴムが腐ってこびりついてたようで、内部は回転ワイヤーブラシでお掃除。ピストン可動は正常なのでそのまま。

外したボルト。磨耗でやせ細っているのが分かる。シングルピストンは、押し出しに従って、コの字状の本体がネジ山のない部分をスライドして均一に挟む構造なので（でも厳密にはピストンのある内側のパッドの方が減りは早い）、物理的には長期に渡る異常な可動が原因なのだろうが、根本的な原因は不明。ベテランメカニックマンも初めて見た状態とか。
そういやハードブレーキングするとカタカタいってたような…。
この日は部品が無く、ボルトは後日交換。

三菱純正部品のボルト品番。キャリパーの上と下は違うボルトで名称も違う。
おおまかには先にゴム装着するタイプと、しないのとの２本が一個のキャリパーに使われてます。

最後にエア抜き４箇所してブレーキは完了。パッド新しくするとその分フルードが溢れるので要吸い取り（注意）。

せっかくのリフト上げなので、最後に下回りも点検、サビにはワコーの黒いのを吹き付けて整備完了。