レガシィツーリングワゴンBP5BフロントハブベアリングASSY交換2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
前回から引き続き。
バックプレート裏側にあるABS車速センサーを外します。
外すとわかりますが、内部に差し込まれる形で受感部が駆動軸に接しているので、抜いておかないと悪影響が出る可能性があります。
長めのエクステンションバー(150mmくらい)が必要。
2
ブレーキディスクを外します。
ディスクの中心よりに小さい穴が二つ空いています。ここに長めなM8のネジを均等にねじ込んでいくと、ディスクが浮き上がってきて簡単に外せます。
私はかなり長いのを使ってますが(笑)画像の三分の一くらいの長さでも全然いけます。
3
では、いよいよハブベアリングASSYを外していきます。
が、その前にブーツを留めている金属バンド(赤線で囲ったやつ)の固定部分(黄色矢印)がハブASSY固定ボルトに干渉するので、これが邪魔な位置にあれば、反対側のタイヤを手回しする等してずらす必要があります。
4
いよいよ(やっと)ハブASSY固定ボルト×4を外していきます。
ここもエクステンションバーが必要です。
5
やっとこさハブASSYを駆動軸から抜いていきますが・・・
固着しているので、凍結浸透ルブをぶっかけたあと、ハブプーラー(アストロプロダクツのやつ)をかまして力技で抜いていきます。
軽い固着なら写真のように付属バーだけで取れます(左は比較的簡単に取れました)
固着がひどい場合、かなりのトルクがいるのですがブレーキキャリパー外した状態で「つっぱりブレーキ」すると面倒なので、反対のタイヤをスロープで接地させました。
写真には撮ってませんが、ハブプーラーは1/2DRの差し込み穴もあるので、630mmスピンナでゴリゴリ抜いていきます(右が死ぬほど固かった)。
なお、ハブプーラーを固定するボルトはホイールナットを流用せず、ホイールナットばら売りしてるカー用品店でそれ用に購入したほうが良いです。
かなりの力がナットにかかるので、ナットがめげます。
自分の場合は流用するもめげてしまい、新しく買う羽目になりました。
なお、ASSYを外すとバックプレートも外れます。
6
ASSYがぶっこ抜けたなら、今度は新ASSYをぶち込んでいきます。バックプレート挟むことを忘れずに。
これも固着してるととても固いので、まず駆動軸側を5-56とワイヤーブラシなどでキレイにして、5-56を吹きかけた状態で入れていきます。
右はそれでも入らなかったので、当て木をしたうえでハンマーでしばいて入れました。
最初はプラハンマーでやってましたが、ある程度以上は入らなかったので・・・
写真でホイールナットをつけているのは、ボルト部分をしばかない様に保護目的です。
ある程度入って、駆動軸のネジ山が頭を出したら、ハブナットを締めこむことで入れていきます。
7
ASSYが入ったならば、バラした逆順で組んでいきます。
各ボルトの締結トルクは以下の通り。
ASSY固定=65N・m
ABS車速センサ=7.5N・m
ブレーキキャリパ=80N・m(純正の値。STIとかブレンボのはわかりません。)
ブレーキホース=33N・m
ショック固定(ナックル)=175N・m
ハブナット=220N・m
ホイールナット=100N・m
ハブナットやナックルのトルクがデカいのと、重要部分なので適合トルクレンチなしは自殺行為です。トルクレンチ買うかディーラーに頼むかの二択にしましょう。人様殺すかもしれないのでね。
ハブナットは締結後、駆動軸切り欠き部分のフチを、貫通マイナスドライバ等でしばいて緩み止めします。写真の状態ですね。
いちおうベンチマーク(黄色線)も入れました。
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