フロート油面の調整とキャブレター内の清掃 その2
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キャブレター内のジェット類を清掃します。
4バレルのキャブレターなのでジェットが多いですね(笑)
ちなみに画像のようにキャブレター本体の上に見えるマイナス溝の付いたジェットは矢印のプライマリー側スロージェットを除き、全て空気量を計量するジェット(エアブリードジェット)です。
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ではジェット類の清掃を・・。
これはプライマリー側のスロージェットです。
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プライマリー側のスロージェット、細長い筒の中に針も通らない程の非常に小さい穴があります。
なので小さなゴミが詰まっただけでもアイドリング不調を起こします。
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これはアッパーカバーに付いているのですが、プライマリー側スローエアブリードジェットというエアを計量するジェットで、プライマリー側スロージェットで計量された燃料にここで計量されたエアが混じります。
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これはプライマリー側メーンエアブリードジェット。
プライマリー側メーン系統の燃料に混ぜる空気量を計量するジェットです。
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そのエアブリードジェットを外すと、その下に複数の穴が開いた筒が入っています、これはエマルジョンチューブといい、燃料と空気を混ぜ合わせるものです。
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これはセカンダリー側のメーンエアブリードジェット、セカンダリーのメーン系統の燃料に混ぜる空気量を計量するジェットです。
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こちらもプライマリー側と同じく、燃料と空気を混ぜるエマルジョンチューブが入っています。
このようにエアジェットやエマルジョンチューブを含めた燃料と空気を混ぜる部分をエアブリードといい、これは燃料に空気を混ぜる事で回転が上がるにつれて空燃比が濃くなっていくのを防止するという重要な働きがあります。
更に空気を混ぜる事で燃料の微粒化を図り、霧化が促進されます。
その3へ・・
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