
たまにはゆる~く物申す、そんな話です。
新年度、いろんな事が始まったり、変わったり。
そんな中で「んー」と思う事、
コレです、オートライト。2020年4月以降に発表
される新型車、継続生産車も2021年10月からは
装着が義務化されるそうです。
背景として薄暮時、んまぁ夕暮れ時のの事故を減ら
そうという狙いがある様で。この点に関しては賛成
です。やっと偉い人達も理解出来るようになった
かと、上から目線になってます(笑)
加齢と共に、身体の彼方此方にガタや機能低下を
感じる昨今(汗)私の場合、機能低下の筆頭はもう眼
ですね、ぶっちぎりで。
20代前半頃、一緒に仕事していた推定年齢50歳位の
オッサンが言ってたんです、夕方になると目が見え
ない、書き物ができない、だからお前がやれ、と。
ふざけんなこのクソじじぃ!!と思っていた訳ですが、
最近…(大汗)いやいや、それで仕事放棄はしません、
ってか出来ません。
只まぁ事実として、薄暮時になると見えづらくなる
ものです。そして、その程度が実に曖昧なのがまた
ややこしい所で。夕暮れ時の運転時「あっ!!」って
なった経験がある方、多いのでは?
この対策としてオートライト、というよりも早めの
ライトオンは実に有効です。勿論違法レベルに眩しい
のは論外ですが。
この話になると必ず出てくる反論、「オレは見えて
いるから大丈夫」というものですが、そうじゃないん
です。貴方が見えてる・見えてないじゃなく、貴方を
周りが認識しているかどうかなんです。
視力、というより「見え方」って個人差があります。
貴方が認識出来ている対向車、の運転手が貴方を認識
出来てなかったら…恐ろしいでしょ?貴方が夕陽を
背負っている場合、この傾向はより顕著なハズ。
見え方よりも自己防衛の意味が遙かに強いんです。
バイクに乗られる方なら、解りますよね?
とまぁこの様に、薄暮時に自動でライトオンになる事
は非常に有用です。ンがしかし「んー」と思う点が
幾つかありまして。
・任意のライトオフ操作方法が不明。
我が愛車も標準装備なオートライト。これは運転者が
任意で「オートライトにします」と、そのスイッチを
ONにすることで初めて機能します。多分現行車は
このパターンが多いかと。
ところがこの度の義務化に於いて、国交省は、
自動点灯に係る機能については、手動による
解除ができないものでなければならない。
と定めた様です。これを言葉どおりに解釈すると、
夜間にエンジンスタートすれば自動でライトオン、
ってな制御となるみたいです。
ムダなアイドリング云々という意見もありますが、
実際問題まずエンジンかけて、雑多に助手席に放り
投げた手荷物を整えて、ミラー見てシートベルト
締めて、ンで走り出す。こんな感じだと思います。
(順不同)
その間ずーっとライトオン。場合によっては周りの
迷惑になる可能性もある訳で。スモールにする事は
出来る様だ、というネット記事を見ましたが、やはり
完全消灯したい時って、ありますよね?ね!?
でもまぁ、制度に完全準拠したオートライトって
まだ無いハズなので、以上あくまで推測です。さぁ
どうなるやら。
・車種によって点灯タイミングの差が結構激しい。
国交省の基準は、1000ルクス以下の暗さになったら
2秒以内に点灯、7000ルクス以上になったら消灯、
との事です。これをクリア出来ればOK、と。乱暴に
言えば、その為の方法は問わないそうです。
おそらく何らかの光センサーを搭載しての制御だと
思われますが、センサー搭載位置やその制御方法は
製造者任せなんですね。その結果、JAFの調べだった
かな、数車種を比較すると最大30分位の開きがある
そうです、点灯まで。
只これも現行の「オフに出来るオートライト」故とも
考えられます。1000ルクス等の基準を厳密に設定して
いないのかもです、義務化前ですから。
そこら辺をクリア出来たとしても、結局の所は陽の
当たり方やら影が差したやら、周辺環境の影響を
完全に排除する事は無理でしょうし。タイミング
格差は解消出来ないでしょうね。
だったらオートライトの有効性って…やっぱり手動
オンオフが正義のように思えてしまうのです。
・トンネルは?
毎度の事ながらダラダラ書いてますが、最も疑問
なのはコレなんです。
トンネル内は点灯、これは多くの方が実践されてる
と思います。システムの構造上、オートライトも
反応すると思います。薄暮時よりもこちらの方に
メリットを感じる方が多いかもですが、
違うんです!!
あぁトンネルか→突入→ライトオン
じゃダメなんです。前走車がトンネルに入った瞬間
フッと姿が消えた、って経験ありませんか?そして
トンネルに入る前からライト点灯って、聞いた事
ありませんか?
ヒトの眼って物凄く良く出来てて、これをカメラの
レンズで再現出来ればもう最強のオートフォーカス
が実現出来ると言われてます。
そんな眼でも、んまぁ弱点になるのかな、暗順応と
明順応ってのがあります。明るい所から急に暗い所
に入っても何となく見える様になるのが暗順応で、
この逆が明順応です。
この事自体は弱点ではありませんが、それぞれ若干
のタイムラグがあります。これが弱点かな、と。
ゼロにするのは、まぁ無理でしょうけど。
トンネルに入る時って、まさにこの暗順応を発揮する
訳ですが、若干のタイムラグ中に、見えていた前走車
を認識出来なくなる可能性があるんです。

※拾い物です。
この明らかに周りより暗い部分、ココにかかるまで
無灯火だと、より顕著です。1000ルクス以下になって
2秒以内、該当すると思われます。
でも「ウソぉ!?」って方も居るかと。それはトンネル
内の照明のおかげです。昼光には負けるものの、大体
の場合はそれなりの明るさがあるおかげです。
ンがしかし、田舎の県道或いは三桁国道のトンネル
だと、逆に「ウソぉ!?」と思う位に照明が弱い所が
未だあります。こんな所に無灯火状態で前走車が
突っ込むと、ほぼ間違いなく見えなくなります。
後ろはビックリする訳ですが、前走車にしてみれば
自分は後ろに認識されていない、という事です。
コレ、怖いッスよ。
その為にもトンネルに入る前からライトオン、なん
です。これによって後続車は自分のテールランプを
認識して、且つそれはトンネル内、つまり急に暗く
なったとしても継続されます。ヒトの眼の優秀な
所です。
トンネルを出る時もまた然り、です。今度は明順応
な訳ですが、

※またまた拾い物です、スンマセン。
自分がこの強烈な光に差し掛かる瞬間、うッ…って
なりますよね、眼が。おそらく前走車を認識する
のは困難なハズです。そんな時でも前走車がライト
オンなら見える、認識出来る訳です。
つまり自身も出る瞬間に消灯すると、周りからは
「え?消えた!?」となる可能性が高くなります。
回避する為には、トンネル出ても暫くはライトオン
という事です。
これら事象が合わさったのが、対向車の場合です。
トンネル出口手前を走行中に無灯火状態で対向車が
トンネルに進入してきた。トンネル入口手前を走行
中に対向車がトンネルを出る瞬間にライトオフした。
それぞれ対向車を一瞬見失う場合があります。これ
も経験のある方、多いのでは?見えない、そして
見られていない、怖いわぁ。
薄暮時対策でオートライト、いいんですよ、それは。
只これによって「トンネルもお任せ」ってなると、
それはそれで怖いと思う訳です。
ってコレの元ネタというか、そっかぁ、と思うに
至ったのって、10代の頃に読んだ何かです。つまり
結構前から言われてた事なんですが、警察やマスコミ
は「夕暮れ時は早めのライトオン」しか唱えていない
様な。んー…
そんな私は、計った事はありませんが、多分日没の
1~1.5時間前にはライト点けてると思います。冬場
だと15時台後半から点灯って事になりますが、まぁ
そんなもんです。これでも遅いのかもしれません。
トンネルは前走車が進入する前からライトオン、
後続車が出たのを確認してからライトオフする様に
しています。そうそう後続車、出る瞬間にライト
オフされると、ミラーから消えます。怖いぃ…
まぁ、それでも点け忘れることもあります(汗)
こんなうっかりミスをカバーする、トンネル対応の
オートライト、出来んもんかなぁ。
いやでもホント、怖いッスよ、自分が周りから
見えてない、見られてないって。
Posted at 2020/04/06 01:16:42 | |
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