サーキットコンセプト クラッチライン  

GoodRidge製の特注クラッチラインで、ステンレスメッシュの上から断熱材（FireSleeve）が装着されています

Z34の純正クラッチラインは空気が溜まりやすい形状になっているため、スポーツ走行をするとクラッチペダルが戻らないというトラブルが高確率で発生します

本製品はその「問題のある形状」を根本的に解消し、さらに耐性の高い断熱材を巻くことで気泡の発生を極限まで抑制します

トラブルを防止するだけではなくペダルタッチが改善されダイレクト感が増すため、クラッチミートのコントロール性が上がります

クラッチフルードを交換してから15,570km（サーキット走行31日分を含む）走行したところ、フルード自体は劣化したもののエア噛みは一切無く、ペダルタッチも良好でした

ちなみに、クラッチラインを交換してもマスターシリンダー又はCSCが損傷すると同様にクラッチペダルが戻らなくなりますので、予算に余裕があればそれらも新品交換するのが望ましいです

後期Z34は対策済みなので割と平気ですが前期型には欠陥があり、片方だけ交換するともう片方が故障する可能性があるため、マスターシリンダーとCSCは一緒に交換することを推奨します

CSCが故障するとクラッチフルードが飛び散るんですが、これがクラッチ板に付着すると費用が一気に増えるし修理に時間も掛かっちゃいます