ブレーキメンテナンス

West04Jのブレーキの効きが悪いので何とかしたいと思っていましたが、鈴鹿クラブマンレースFJ1600のシリーズ連勝中のジュピ太さんからPFCというブレーキパッドを紹介していただきました。
ジュピ太さんのガレージのマース・モータースポーツさんのご厚意で、テスト品のブレーキパッドを貸していただきました。

ついでにアドバイスに従い、ブレーキキャリパーのピストンシールとマスターシリンダー(シールキットを購入しようと思いましたが、マスターシリンダー内も摩耗するとのことで交換がおすすめとのこと。ちなみにモデルが古くシールキットも手に入らないとのことでした。)もウェストレーシングガーズに寄って購入してきました。

シールにつけるグリースですが、トヨタ部品共販では売っておらず、知り合いのネッツ店のサービス長に確認したところ、最近はブレーキキャリパーのオーバーホールは殆どやっていないとの驚きの返事。
仕方ないので、ゴムへの攻撃性の低い耐熱性シリコングリスを買ってきました。

マスターシリンダーのついているところはクラッシュボックス(衝撃吸収のためのアルミボックス)がついています。

クラッシュボックスは作業の邪魔なので外しました。
ついでに細かいところをきれいにしておこうと思います。

キャリパーを外してピストンとシールを取り去りました。

新旧のピストンシール。
右が旧で左が新品です。旧品は熱で縮んでいるのかちょっと小さめです。

幅方向の写真です。同じく右が旧で左が新品です。
ノギスで計ると旧品の幅が3.4mmで新品は3.6mmでした。
寸法違いが気になるので、ウェストレーシングカーズに電話して確認すると、社長の神谷さんが答えてくれました。
どうも初期品は幅が狭いことでシール溝の中でシールのずれがあるため、ピストンのリトラクタ量(ピストンの戻り量)が一定でないため違和感があるとのことで、シールサイズを見直したとのことでした。

外したピストンです。
左がイン側で右がアウト側。アウト側はマスターシリンダーから遠いところにあるため、フルードも汚れておりピストンも異物がこびりついて表面が汚れていました。
アウト側のエア抜きは大目にやるのが良さそうです。