
さて、昨日に引き続きATのお話し。
ATのシフトスケジュールはアクセル操作にあります。
アクセルを大きく開く=エンジンの力を要す。
のでエンジンの力が出やすい回転にシフトダウンさせるか、シフトアップを遅らせます。
逆にアクセルを閉じる=エンジンの力が不要なので、
エンジン回転を落とす為にシフトアップさせる方向にします。
そして、BH系レガシィのSOHCだと、
非力な割りにキビキビ走るのは、アクセル開閉が少ない割りにはエンジン回転が高く維持してるからです。
ただ、エンジン回転が高い=燃費が悪く、
私の乗ってたTXーSはリッター当たり8キロ程、
逆に当時代車で借りたランカスターだと、
トルクフルだから、SOHCと同等のアクセル操作でも間髪入れずにシフトアップし低回転を維持して
意外にも低燃費。(爆)
私が乗ってたもリッター当たり9キロも走るからビックリします。
では、具体的には
アクセル開閉の先には、エンジンスロットルが有り、そのスロットルにはスロットルセンサーが装着してます。
このスロットルセンサーの電圧をスロットル開閉度としてコンピュータが認識してシフトスケジュールを組み立てます。
そして、その電圧が・・・
スロットル全閉で0,5Vで全開では4,5Vで、
これはエアフロセンサーの電圧とほぼ同等数値です。
この特性を利用して、
BC5(初代レガシィセダンGTターボAT)でチャレンジ。
このBC5のターボエンジンとATとの相性が悪く、
ターボ=トルクが太い
確かに一般論では正しいのですが、
このBC5の低回転トルクが細く、アクセル開度が少ない時は早期なシフトアップするのですが、車速は伸びません。
逆にアクセル開度を大きく取ると、急激にトルクが立ち上がりギクシャクしますし、
どちらにしても燃費は悪いです。
でも、BC5のスロットルセンサー電圧は他の逆で、全閉で4,5Vで全開は0,5Vだったので
ピボットのエアフロコンバーターでは無く、アペックスのスーパーSFCを使用。
そして、ホンダの4気筒エンジンのエアフロ設定にし
トルコンが食い付く2500回転ではシフトアップを遅らせて、
ロックアップが作動する1500回転ではシフトダウンを抑える方向にセッティングします。
このセッティングは正解で、トルコンとターボの相乗効果で
アクセル開度は少ないけど太いトルクでグイグイ車速を伸ばします。
そしてロックアップに入ったら少々ラフにアクセル操作してもロックアップは解け無く低回転を維持します。
父の話しでは約0,5キロ位は燃費が向上したそうですが、
BC5は元々通勤だけだとリッター当たり5キロ位でした。(爆)
華子
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Posted at
2008/04/22 22:00:05