
今回、浅はかな気持ちにて自分(素人)達でエンジンを載せ替えましたが、思ってた以上に違いが生じましたので、この先何回にわけてレポートを書きます。
一回目はエンジンのバリエーションについてマトメます。
RBエンジンはL型エンジンの後継として開発されてますが、実はCAとVGとも多くのアイテムを共有してます。
国内RBは当初2.0シングルカムでデビューし、R31スカイラインにてツインカムターボに発展しました。
国外ではシングルカムにて2.4と3.0が在り、2.4は2.0と同寸法ですが3.0はシリンダーブロックの高さが異なります。
そして、当時のレース「グループA」で勝てないスカイラインは専用のエンジンを開発します。
それがRB26です。
まずは、レースのレギュレーションから逆算されて開発され、勝つ為に必要な出力とその出力に対する動力性能の確保がテーマで、最大出力600馬力を有効活用するには4WDが必要に為りました。
4WD化に対してはエンジンブロックの真下にドライブトレーンを配置する形になり、エンジン高と搭載位置と生産性を考慮して2.4をベースに開発が進められました。
シリンダーヘッドは2.0とは全く別モノで、ポート形状、バルブ寸法&材質、カム等が高回転高出力向きにされ、それを更に効率良くする為に6連スロットルとツインターボを採用。
(一部始終省略しますが)
レース様の272のカムで純正クリーナーケースと純正インタークーラーで純正セラミックタービンにてエンジンベンチテスト470馬力を発生出来ます。
ちなみに、R31グループAフルチューンにて420馬力は、かなり扱い難いとか言われてます。
最終的に、ニスモタービン改で、純正クリーナーケースと純正インタークーラーとレース公認部品等を組み合わせて目標数値600馬力を達成。
レースではフォードシエラを相手とした予選ではフル出力にてタイムアタックしたそうです。
レースもRのワンメイク状態に為ってからは、出力を落とし耐久性確保とランキングコストを抑える方向に為ってます。
グループAを参考にした段階でも、26の本気度が伺えますが、N1仕様も素晴らしく私たちブーストアップのお手本ともなります。
32のエンジンチューンは公認部品交換を前提としたフルチューンのエンジンですが、33はグループAで培われノウハウを元にコストを抑えられるN1チューンになります。市販エンジンに限りなく近く、長時間のレースにおける耐久性確保と信頼性にて400馬力オーバーでも24時間走れるクルマに仕上がってます。
そして、遅れて25が発表。
当初はツインカムのみでしたが、新型33に為ってターボを搭載しますが、これが曲者。
排気量はたった100CCにも満たない違いなのに、素晴らしく手抜きが施されてて、
まずは、シリンダーヘッドで容積自体はソコソコありますが、ポート形状やバルブ寸法が20と限りなく近く(同一部品も在り)パワーも高回転もを求めるには不向きなエンジンです。
正直、この33の25ターボは単純に大型インタークーラーと大型ターボに交換しても26みたいなパワーは望めません。
この反省から34の25ターボは飛躍的に良くは為りましたが、時は既に遅しでランエボやインプ(レガシィ)は既に280馬力でした。
しかし、26のノウハウがある34の25は予算と方向性を明確にすれば、26に比べて柔軟で乗り易く低コスト(チューンもメンテも)のクルマに仕上がるはずです。
もし、もう少し私に技量があり、柔軟な考えをもっていれば34ターボを自分で仕上げたいです。(26壊れたら自分では無理で~す)
次の獲物は初代ミニ(メンテ&リファイン)か32の4気筒エンジン搭載(CA18i)をシルビアの(CA18DE)を自分でチューンして載せ替える事です。
その前にお仕事を探さねば・・・
華子

Posted at 2007/07/09 21:17:37 | |
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RB20&RB26(RB25含むターボ系) | クルマ