2007年11月14日
今日もシャーシ及びサスペンションについて捕捉します。
私がR32にこだわる1つに、
『シャーシ性能の進化はおよそ20年に一度だろう』と言う記事を見た事です。
事実、ハコスカよりR31まではフロントストラットリヤセミトレーリングアームのサスペンションで
R32から最終R34迄(以後スカイラインは消滅)が前後マルチリンクサスペンションで(V35及びV36は型式が異なるので、し・ん・が・たレパードです)大きく進化はしてません。
この記事とは別に、マルチリンクが流行る(バブル時代の話)日本に対しポルシェは
『サスペンションの基本設計が良ければ、サスペンションの形状はストラットでも十分』と記された記事をも見た事が有ります。
この事も事実で、
4輪マルチのR32に対して、初代レガシィは4輪ストラットです。(同世代)
しかも筑波ラップタイムはR32が1'11"29に対して初期のレガシィRSは1'11"95で翌年のRSーRでは1'10"21"と4輪ストラットのレガシィが大健闘してます。
実際にレガシィを4世代乗り継ぎした私としては、パワーの違いは多少有るモノの、代が変わるごとに高速域での安定感は驚かせています。
しかし、筑波ラップタイムだけに焦点を当てると、2代目後期の280馬力からは3代目、4代目もタイム自体の差は微々たるモノです。
この事から、クルマの進化と熟成は別物で、
特に最近は昔から引き継いだ名前のクルマが姿を消しつつ有り、比較が難しですが真面目に代を重ねるレガシィやロードスターでさえこの状態ですから、それ以外のクルマが走る・止まる・曲がるの深化は難しいと私は思います。
華子

Posted at 2007/11/14 22:24:51 | |
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