
新年早々に難しいネタです。(爆)
まずは、悪名高きスバルボクサーサウンドを放つEJ系エキマニに関してです。
比較画像は愛車紹介のインプワゴンに掲載しますのでご確認下さい。
さて、あのボ・ボ・ボと放つ旧型ターボ系エンジンは・・・
実はエキマニ内部で三回もの排気干渉から奏でる音です。
これは水平対向4気筒エンジン特有の問題で、
点火順序及び排気順序は1→3→2→4(気筒目)の順番で、
この順番は4気筒としてはごくごく普通の事ですが、
水平対向4気筒では、1と2気筒目はエンジンの前頭部で、3と4気筒目はエンジン後頭部です。
この事から1→3と2→4の順番では片方バンクの前後で排気を行い、その後に向かい側バンクの排気を行います。
ターボ系エキマニは排気ポート出口直ぐに2本1本に集合する形で、この段階で排気干渉を誘発し、左右バンクにて干渉しつつ、ターボ前にて左右を集合させますが、
この左右のパイプ長さが異なるので、不等調に三度目の排気干渉を起こすのが原因です。
このエキマニ内部で三度も排気干渉すれば、
当然勢いの薄い低回転では排気ガスが停滞してタービンを回せずに低回転トルク不足にレスポンス悪化を招きます。(GC8はクルマが軽量でカバー出来てましたが・・・)
ですが、当時の製造コストと排ガス対応で鋳物の非等長エキマニにしなければ為りませんでした。
現在は、ステンの曲げ加工と溶接加工のコストが下がり、低回転トルクを太くする事で低燃費低公害に貢献するので新車でステン等長等爆のエキマニを採用してます。
このターボに近い排気干渉をするのがSOHC(初代レガシィの一部を除く)のマニが似てて、
片方バンク同士で排気干渉して、意外にもボクサーサウンドを放ちます。
EJ20系DOHCはセミ等長で4→2→1と為ってますが、触媒前の集合部分の右側が歪な曲が発生してるのが残念です。
EJ25系DOHCはステンの等長エキマニで形状は4→1に見えますが・・・
左バンクは素直に2本が触媒に向かってるのに対して、右バンクは触媒の位置とパイプ形状で触媒手前の集合部分に無理矢理1本にしてあります。
私のGGA非等長マニからGDB等長等爆マニに変更し排気干渉が解消されて静かに為り、低回転トルクが太く為り運転し易く為りました。
当然、低回転でのトルクが太く為ったので発進後のシフトアップと一定速では回転を下げれるので燃費向上しました。
尚、
等長等爆マニもターボ系は4→2→ターボ直結ですが、自然吸気エンジンは4→1形状です。
当初、私はこの20R4→1マニをベースに(中古で物色)
マニ出口からタービンサポート迄のパイプをワンオフで造って頂く予定でした(絶対安くし上がる予定でした)が、GDB等長等爆マニが格安にて入手しましたので計画倒れと為りました。
華子
あと、愛車紹介でレガシィはマルシェのトリプルエフェクト強化ブッシュも画像をアップしてます。
ご覧頂けると幸いです。
華子

Posted at 2008/01/01 15:09:01 | |
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