
今回は以前のブログと復唱しますが、新たにコスト迄まぜて書いて行きます。
私達の生活に欠かせないクルマですが・・・
このクルマはコンパクトカーでおよそ1トン位から高級車やミニバン、そしてSUV等では2トン前後の重量です。
その重さをサスペンションが支え、最終的な路面に接地するのがタイヤです。
そしてタイヤが路面に接地する面積はタイヤ一輪当たり、およそハガキ一枚分ぐらいしか有りません。
しかし、その接地面積も車輌停車状態での話しで、
実際は急加速して後輪が沈み込む一方で前輪の接地面積は低下します。
同じ事が急減速にも起こり前輪が沈み込み一方で後輪は接地面積低下します。
走りながら曲がると、タイヤは回転方向以外の横からの力に押されて変形して、更なる接地面積を失なう事に為ります。
で、このタイヤを有効活用するのがサスペンションの役目で、
サスペンションを正確に動かすのがボディーの役目です。
一般的には、これら全部を含めてクルマの良し悪しを決めますが・・・
タイヤ屋さんは、このタイヤ単品で勝負して行きます。
私はブリジストンさんとの付き合いが有りますので、ブリジストンさんのタイヤを例に上げると・・・
プレミアムブランド「レグノ」では、
従来製品の転がり抵抗を100%とすると
新商品では84%で16%の転がり抵抗を低減して省燃費に貢献と明記してます。
同じくプレミアムブランド「ポテンザRE050」では雨での走行を想定した、
ブレーキ性能テストでは従来製品より新商品が2.4メートルも短く止まれます。
しかも直進安定性では従来製品を100%とした場合に新商品は103%で、
コーナリング時の最大横向き加速度では従来製品を100%とした場合に新商品は106%と記載されてます。
更に、耐久性を証明する部分には
ポテンザRE01Rではサーキットでの平均ラップタイムで従来製品に対して新商品は1.83秒短縮するとの事です。
上記でもお分かりだと(詳しくはタイヤのカタログを参照して下さい)思いますがタイヤ一つでも差が発生します。
この事は自動車メーカーも把握してますが、
今、ユーザーが求める部分の環境問題と車輌価格は相反するモノだし、利益追求にはコストダウンは必見です。
下記タイヤはスバルが先代モデル迄に装着してたサイズで、ブリジストン直営店のお客様渡し金額(一本当たり)です。
195/60ー15
純正装着はRE88、
20880円で、このタイヤは補修部品扱い。
市販最高峰レグノは
17900円
市販同等品プレイズは
14150円
市販安価スニーカーでは
10560円です。
ここで注意すべき点は、RE88は純正補修部品で、自動車メーカーに納入する時はひじょ~に安い金額で納入してます。
華子
追記、
ヨコハマタイヤ2008より
タイヤ残溝とウェット制動距離の関係から、
ブレーキ初速度80キロ
新品タイヤ=40メートル
50%磨耗=50メートル
スリップサインが出たタイヤ=65メートル
と記載してありました。

Posted at 2008/01/21 11:55:04 | |
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華子の独り言 | クルマ