
1982年から始まったGroupCレース 開催初年度から他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っていたのがポルシェ956及び962C 🇩🇪
ポルシェの強さに他のメーカーは太刀打ち出来ず 初年度から参戦したランチア🇮🇹 は1986年シーズン第2戦終了後に撤退…

ポルシェは1982年から1987年までLeMans24時間レース🇫🇷 で連続優勝
GroupCでポルシェ ワークス最後の優勝を飾った1987年のロスマンズポルシェ962C H Jスタック🇩🇪 D.ベル🇬🇧 A.ホルバート🇺🇸組🏆

しかし…強さに限界が見え始めたのがこの年 WSPCでポルシェワークスはジャガーXJR-8に勝つ事が出来ず第6戦のノリスリンクで遂にワークスが撤退… シリーズチャンピオンはジャガー🇬🇧 が獲得🏆

1988年のWSPCにポルシェはワークス参戦せずにLeMans24時間レース 富士スピードウェイで開催されたWEC in JAPAN🇯🇵 のみワークス参戦

1988年に遂にジャガーが優勝してポルシェの連続優勝に終止符が打たれました。
優勝メンバーは J.ラマース🇳🇱 J. ダンフリーズ🇬🇧 A.ウォレス🇬🇧組🏆
ポルシェのターボエンジンに対してジャガーはNAエンジン ターボエンジンでは無いGroupCの初優勝でした。🏆
ポルシェワークスは GroupCから撤退… ポルシェ一強の時代が終わりを告げて新たなレースの幕を開けたのが1989年
この年のLeMans24時間レースに参戦するなら当時ヨーロッパで開催されていたGroupCのレースであるWSPCに全戦参戦する事が条件 👍

この年からトヨタ🇯🇵 日産🇯🇵 マツダ🇯🇵 の日本車がWSPCに遂に参戦 ジャガー メルセデスを相手に日本のGroupCの活躍が期待されました。

日産が1989年のWSPC LeMans24時間レース 国内のJSPCに参戦したのが日産R89C
シャーシは レーシングコンストラクターで有名なローラ社 エンジンは林義正氏が開発したVRH35エンジン
VRH35エンジンは馬力と燃費の良さを兼ね備えたエンジン 1990年にはVRH35Zエンジンとなりました。

この年 日産はヨーロッパのニッサン モータースポーツ ヨーロッパ(NME) から参戦 カーナンバーは23号車 ドライバーはJ.ベイリー🇬🇧 M.ブランデル🇬🇧 M.ドネリー🇬🇧 A.G.スコット🇬🇧
日産R89Cは第2戦から参戦を開始 初戦はウインドーガラスにヒビが入るトラブルで16位

日産R89Cはノンタイトル戦のディープホルツ戦でM.ドネリーが優勝 🏆
WSPCの2強であるシルクカットジャガー ザウバーメルセデスに衝撃を与えました
が… シーズンを通しての優勝は無く ドニントン スパ.フランコルシャンの3位が最高位🥉
また不運なレースも多く ドニントンサーキットではメルセデスを抜こうとしてコースアウト… LeMans24時間レースではスタートして直ぐに他車と絡んでリタイア… この一件でドライバーのJ.ベイリーはスタートドライバーを剥奪… ニュルブルクリンクでは最終ラップでガス欠リタイア…
日産は1989年のWSPCをシリーズランキング5位で終了

この年から日産のGroupCマシンのカラーはトロリコロールカラーに このカラーリングは1992年の日産R92CPまで採用されました。
2015年のLeMans24時間レースに参戦した日産 GT-R LM NISMOの21号車のカラーもこのカラーでしたね… 結果はともかく…

日産は1989年のLeMans24時間レースに3台体制でエントリー
23号車はNISMO🇯🇵 24号車はNME🇬🇧 25号車はNPTI🇺🇸 から参戦
しかし…24号車はレース開始早々にリタイア… 23号車はオーバーヒートでリタイア… 25号車はエンジントラブルでリタイア… と惨敗…

この年のライバルだったのが前年度ポルシェを破り新たな耐久王となったイギリスの自動車メーカーのジャガー🇬🇧 前年度から参戦しているザウバーメルセデス🇩🇪
ジャガーは前年度のXJR-9に変わって新たなニューマシンXJR-11で参戦
シリーズ前半は前年度のジャガーXJR-9で参戦しましたが…ザウバーメルセデス陣営に苦戦… シーズン途中からツインターボエンジンエンジン搭載のジャガーXJR-11を投入
ジャガーXJR9に変わって登場したジャガーXJR11 前年度のNAエンジンでは無くこの車からエンジンはツインターボエンジン

しかし…ジャガーXJR-11は前年度よりも耐久性が無く 時にはアストンマーチン AM-1🇬🇧 よりも低くい順位な事も…
ワークス ジャガーは XJR-11に見切りをつけ シーズン序盤戦から再びXJR-9に戻す羽目に…

翌年にはジャガーXJR-12が登場 しかしながらエンジンが…大排気量な為 なのでジャガーXJR-11で再び参戦しましたが… ザウバーメルセデスに着いて行く事が出来ず 日産R90CKにも先行させる有様…
ジャガーワークスは1勝のみ…シリーズランキングは何とか2位で終了…🥈
しかし…このジャガーXJR-12 1990年のLeMans24時間レースで優勝🏆 翌年の1991年のLeMans24時間レースでは優勝したマツダ787Bを最後まで追い詰めるレースを展開して2位🥈を獲得した車両

この年一番注目だったのが1955年のLeMans24時間レース以来国際的なレースから姿を消していたメルセデスの参戦🇩🇪 ドイツ国内のDTMには参戦していましたが…

F1にも参戦していたスイスのザウバーとダッグ🤝で1988年のWSPCに参戦
88年のカラーリングはドイツの企業であるAEGかカラーのザウバーメルセデスでしたが… 89年から遂にシルバーアローが復活
この年のザウバーメルセデスは強くWSPCでチャンピオン🏆 LeMans24時間レースでは1952年以来となる優勝を獲得🏆

1990年にはザウバーメルセデスC-11がデビュー このザウバーメルセデスは ジャガー 日産などを圧倒
余裕のあるメルセデス陣営は2号車に M.シューマッハ🇩🇪 H.H.フレンツェン🇩🇪 K.ベンドリンガー🇦🇹の若手ドライバーを乗せる余裕がある展開

日産は1990年に日産R90CKでWSPC LeMans24時間レースに参戦しました
WSPCは23号車 24号車の2台体制 シリーズ最高位は2位🥈
NMEとNPTIの一触即発もありこの年もLeMans24時間レースは 惨敗… この年を最後にヨーロッパでのGroupCレース活動は終了しました….

国内のJSPCで日産は1990年から1992年まで3連覇🏆 中でも1992年のデイトナ24時間レースで日産R91CPは長谷見昌弘🇯🇵 星野一義🇯🇵 鈴木利男🇯🇵氏のドライブで優勝🏆
京商からミニカーが…出ていますが…値段が高いので保留…

日産のGroupC 最強マシンである日産R92CP LeMans24時間レースに参戦する事は出来ませんでしたが…
国内のJSPCではトヨタを寄せ付けない強さで全戦優勝でした🏆
仮にLeMans24時間レースに…参戦していたら… 何位だった?
出来れば1992年の日産R92CPで全盛期のロスマンズポルシェ シルクカットジャガー ザウバーメルセデスとレースして見たかったですね。

1992年のJSPC最終戦に参戦した日産NP-35… 仮にこのマシンがレースにでていたら トヨタ TS010 マツダ MXR-01 プジョー905 ジャガーXJR-14 メルセデスC-291に勝てたのか? 答えは…. どうなんでしょうかね?
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