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2016年08月25日 イイね!

修理と対応

修理と対応









ふと知り合いのショップメカさんと修理の話をしていた時に思ったことです。
自分も含め、素人が整備なり修理なりカスタムをする上で気をつける、
というか考える話です。


基本カスタムなどはしたい人がするものですが、
自分でする人が必ずしなければいけないのが整備や修理です。
なので今回は修理の話で、しかしたまに疑問に思った場面の話です。

例えば、以前自分が立て続けに経験したオーバーヒート修理です。

オーバーヒートの修理を頼まれました。
依頼主はネット情報などでこの車種はオーバーヒートしやすいということで、
対策はラジエターを大容量に交換する、レーシングクーラントに替えるなどの対応を考えていました。
オーバーヒートの症状だからそうしましょう。
いや、答えはNo!です。
正確にはまだ、です。

ここでまず考えるのはオーバーヒートとはを考えます。
そもそもオーバーヒートと言っているトラブルとは何を指しているのか?
水温計で通常より水温が上がった、上がりすぎた。
クーラントがこぼれた、もれた、減った。
ということはどんな症状、状態かを考えます。


まずは原因の予測、確認のめに状態を確認します。
水温計が今まで以上になった。
クーラントがタンクからこぼれた(吹き返した)。
クーラントが漏れた。
クーラントが減った。

水温(計)はどんな上がり方か?クーラントが漏れたのはどこ?タンクに吹き返したのか?それがこぼれたのか?
ホースやラジエタ、またはエンジンから漏れているのか?外部には無いが減っているのか?


そしてトラブルの原因を予測します。
●単純に過去にやったことの無い状況になり本来のスペックを越えてしまった。
(気温10~20度で高速走行はあったが、気温30度を越える中は初だった)
●ラジエター、水路、ポンプなどのトラブルで本来の性能が発揮できていない。
●電気的トラブルでメーターが、クーリングファンが正常に機能していない。
●致命的なトラブル。
大まかにはこれらでしょうか。

これら予測した原因と状態から正確な原因を探り対応を考えます。

例えば、リザーブから吹き返してこぼれた。
この場合自分ならまずラジエターキャップを疑います。
金額もさほどではないものなので新品に交換してしまいます。
整備経験値を上げたいと考えるならノーマル(と同じスペック)です。
機能しているか点検、比較するのもいいでしょう。

例えばホースの接続から漏れていた、ラジエターが破損していた、そこから漏れた。
バンドを閉めたり、パーツの修理や交換をします。

まずは症状から原因を追究し確認、確定したら対応ができるわけです。

これらの確認作業を憶測ですっ飛ばして、
気温が高すぎたため本来の性能を越えてしまったと判断。
対策としてレーシングクーラントなどで対応してもせっかくのクーラントの性能が発揮されない、
それどころかトラブルだと考えた状態から脱することも出来無いかもしれません。
(話はそれますが、冷却性能を考えてクーラントの代わりに真水や精製水を入れる話を聞きますが、頻繁にエンジンを分解整備できない車両で真水を入れるのはオススメしません。)
オーバーヒートでクーラントが漏れたのか、漏れたせいでオーバーヒートなのかという判断があいまいではダメなのです。
ノーマル正常を100としてスペックアップで150、しかしノーマルがトラブルで70になり根本的な解決をせぬまま50のスペックアップをしても120、ノーマルの100を越えてはいるがスペックアップした性能も発揮できないばかりか、またトラブルが起きる可能性は残ったままになってしまいます。

つまり、確実な判断が出来ない、状態や状況から適切な対応や処置が出来ないと、
望んだ方向に向きにくい、というのがままあるな、という話です。
改造?でもエーモンステーで不安な作りの作業しか出来ない頃の自分を考えると、
あぁ、そういう考えが足りなかったんだと長い時間をかけて気づいたわけです。


求める状態→現状確認→何が原因でどうなっている→対応を考える→実行→求める状態と比較→求める状態(繰り返し)

良く見て、良く聞いて、よく考える
二つの目と耳と1.5kgの脳みそをしっかり使うわけです。
そして五感を駆使して作業(動作)しましょう。

こう考えると仕事も遊びも、料理でもドライブでもセッティングでも、
何でも同じようなものだと感じます。
センスなんて話はもっとずっと先にある話です。
99パーの努力と1パーの才能とはそういうことじゃないでしょうか。



ちなみに自分の仕事はちょっと変わった?仕事なんですがセンスが問われるとも言われます。
でも自分は結局のところ見て聞いて考えて、基礎をしっかり形成することが大事だと考えます。
しかし、そうすることでセンスが縛られる、スポイルされるなんて言う人もいますが、
そんなことでつぶれるセンスなんてどんなものと比較しても輝くほどのものではない、
と自分は思います。
Posted at 2016/08/25 10:47:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2016年08月19日 イイね!

もう一人いれば

もう一人いれば







↑頼まれた(頼んだ?)マフラー製作のための冶具を作りました。

6月あたりから続く仕事がいそがしいままいまいち時間に不自由しています。
もう一人自分がいれば仕事、パーツ製作、車、バイク、家のことが出来るのに。
いや、4人くらい必要ですね(笑。

そんな感じですが、頼まれたマフラーの製作前に、
無い頭と時間を絞りキャリィのテスト用マフラーを作って音の変化などを試していました。
サイレンサーの中身の構造を変えて変化を試すのでシェルが分解でき、接続パイプがスプリングで分割できる作りです。
排気効率を考えればストレート構造が一番ですが、今回はあえてストレート構造でないものになります。

キャリィのテストではまだ数タイプ、大きくサイズが違うものや微妙に何か違うものを試しました。
まだ2タイプほど大きく構造の違うものを試したいところです。
で、これまでのやってみた感想ですが、

アイドリングや走行時、
外で、室内で、後で、低回転、高回転、ゆっくりアクセル、速くアクセル、
低音、高音、音量、吸い込みなどいろいろな要素が変化します。
その時々で何人かに感想を聞くのですが、皆感想はばらっばらです(笑。
客観的な感想、意見は聞くべきですが、気にしすぎるのも良くないかもしれません。
そんな中で一点だけ一致するポイントが「アイドリングが静か」です。
自分的にも予想以上に、というか異常に静かで驚きです。
これはいい要素として残せるようにしたいポイントです。

結局現在の試験したものでは音量と音質(音のとげと言うのでしょうか)はある程度調整できる感じですが、高音域、低音域、排気圧力で変化するポイント?などはまだどうすればうまく調整できるか疑問が出てきました。
自分も思っていた良く耳にするうわさで、パイプが細い太い、長い、短いで高音とか低音になるとか言う話はあまりあてにならないというのが今の感想です。
例えば径が絞られると高音みたいなイメージですが、どちらかと言うと音量が下がる傾向で音域はあまり変わりません。
かといって短くしても音質は変わるんですがバリ音が増えて高音に寄る感じでもないとか。

世界にはたくさんマフラーを作る人がいてその人たちが長い時間、たくさんトライエラーして作ってきたはずなので、狙ったものが簡単に出来るわけありません。
いろいろ調べたり考えたりしてまだがんばってみます。


で、作った冶具はサイレンサーの位置だしにも使います。
頼まれた車種の純正は車体に斜めにタイコがついていて、
出口も真後ろになるよう斜めに曲がってついています。
今回はサイレンサーが車体と並行に、1本出しから2本出しにするのでそのあたりの調整をするため、冶具から新しく作るタイコの寸法や位置などを模索します。
冶具を作る、
サイズ、位置割り出し、
タイコを作る、
接続パイプを割り出す、
パイプを作る、と言う流れです。

そしてマフラーは排気性能と音が重要ですが、見た目も重要です。
なので出口(カッター)は↓こんな感じにする予定です。

もともとは音質の都合でパイプ端にカールをつけるのが目的でしたが、
オーダーは切り落としが希望だったのでこんな作りです。
そしてあえて溶接ビードが見えるといいんじゃないかなと思いまして。

しかしこの角際に綺麗なビードもそれなりに難しく、練習で何度も失敗。
失敗したからこそ、今回はこのタイプで行こうと思います。

完成はまだ先ですがなるべく急ぎます。
もう一人自分が、いや、時間が欲しいです。


Posted at 2016/08/19 07:56:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | パーツ製作・修理 | 日記

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