MONSTER SPORT / TAJIMA MOTOR CORPORATION シリコンインタークーラーホースセット  

各社ラインナップしてるシリコンインタークーラーホース。
SWKスポーツECU SPEC2-PROなおじさん号、せっかくのブーストアップをホースで逃がしてちゃもったいないんで導入（ほぼ3年経ったけど）

コイツを選んだ理由は大きく2つ。

1. 付属ホースバンドが2重ビード構造。
2. ホースセットにレゾネーター部を含まない。

1 に関して、純正ホースバンドはゴム用の「面」で押さえるタイプで、分厚い4層のシリコンをシールするには役不足。
それにシリコンはゴムより耐久性は上がるけど、良くも悪くも金属や樹脂とほぼ馴染まない。
シリコンのラジエータホースにゴム用バンドを再使用すると、漏れだすのはそのせいですな。
で、増し締めを繰り返してるとバンドエッジが食い込んでホースにダメージを与えるという悪循環。
見栄えだけでホース（特に冷却系）をシリコンに替えるのはお勧めしません。

2 に関して、レゾネーターを外すと流れはスムーズになっても「タメ」が無くなるんで低中速のトルクが（体感できるかは別として）下がる。よく聞くマフラー替えたら低速トルクが落ちた、というのと同じ理屈ですな。せっかくホースを強化品にして圧損を減らそうとしてるのに矛盾するし、そもそも吸気音をデカくしたけりゃエアクリをむき出しタイプに替える方が効果的。

コイツとアールズで悩んだけど、ホースバンドが決め手になりました。

街乗り（アクセル開度2割程度）だけじゃ体感できてないけど、圧損が減ってるのは間違いないんで満足。


※圧損だけを考えるならホースをパイプにすればいい話、だけどそもそも吸入空気温度を下げるためのインタークーラーに、熱の影響が大きい金属パイプは選択肢から外しました。
本格的にサーキット走行するなら、タービンの大型化やさらにブーストアップもするだろうから、熱対策をしたうえでパイプをチョイスするのが一般的かと思います。