J32 エバポレーター洗浄

　
　数年前からの、A/Cを入れてからしばらくの間と切ったあとにくるカビっぽい異臭をなんとかしようと今回は洗浄を家でできる範囲で真面目に。
　
　エバポレーターが冷えてる時に現象が出るようなので、エバポ洗浄を。
　
　今回使ったのは、DRIVE JOY クイックエバポレータークリーナーS。　ディーラーでも使ってるやつなら効果あるべと(笑)
　

J32ティアナはグローブボックスの6本のネジを外すとブロアファンが出てきます。　照明のコネクターかバルブまるごとを外すのを忘れずに。

ブロアファン外したらまさかのカビが(笑)　前回掃除したときは無かったのに。　部屋の掃除で使ってる消毒用エタノールでできるだけ拭き取ります。

ブロアファンも薄茶色く汚れてたらきれいにして。　カビ取りと同じ消毒用エタノールと歯ブラシでやりましたが、汚れが落ちそうなものならなんでもいいです。　白いファン部分以外にはかからないように。

J32ティアナはブロアファンよりも先のエバポレーターの前にエアコンフィルターがあるので、一般的な「フィルターを外してブロアファンに向かってスプレーする」タイプの洗浄剤は使えません。　ただエバポレーター全体に薬剤を行き渡らせるにはブロアを活用したいので、ブロアユニットにスプレーの先が入る程度の穴をここに開けます(笑)
　
　入れすぎるとブロアファンに当たってしまうので、先っぽを入れたらテープで隙間埋めと固定を。　1度ブロアファンを外して距離と穴あけの位置を見ておくといいです。　大体はプラスネジでとまってます。

エアコンクリーンフィルターは外して蓋をしておきます。　場所は昔の整備手帳に載せています。
　　https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/299008/car/1484773/2489828/note.aspx
　
　施行中に隙間から液が垂れてきてもいいように新聞紙でカバーを。　画像②の白いブロアユニットの右側、黒いヒーターユニットとの間から少しだけ垂れてきました。

フィルターを外し、ホースを固定までいったら、エンジンをかけて次の条件にします。
　
・全てのドアと窓を全開
・内気循環
・吹き出し口は｢顔｣
・温度は冷えMAX
・風量最大
※A/CはOFF
　
　まだA/Cを入れないことが重要です。
　
　整ったらスプレーを押して3分弱放置します。
　
　噴射が終わったら、そのままの状態で　A/CをON　にして、さらに5分放置します。　これでドレーンからの排水と一緒に汚れが流れ出ます。

すべてが終わったら、キーOFFにしてホースを外して復元していきます。　穴を塞ぐのはガムテープが温度変化に強いのでおすすめです。
　
　このスプレーに付属してきた消臭剤は適当な平面に貼り付けます。
　
　グローブボックスを付ける前にエアコンフィルターを入れるのを忘れずに。　グローブボックスイルミも忘れずに。　忘れると地味に凹みますので(笑)
　
　しばらくは薬剤の香りがしてるので、先に冷え改善を実感すると思います。
　
　そこそこ新しい車で冷えがいまいちって思ったときは、安易にエアコンガス点検や補充はせずに、こういったエバポ洗浄やクリーンフィルター交換を先にやってみる方がいいです。　エアコンガスは入れすぎると壊れますし、作業方法によっては空気が混入してこれまた冷えなくなるリスクもあるので。
　
　極端に冷えないときは多分もうどこかからガス漏れしてるのでまず部品交換ですね。