
ハンターカブ 2輪駆動化の続き
あれこれ考えながら部品の調達をしているので、なかなか進みません

フロントホイールに取り付けたスプロケットの位置が決まらないとチェーンラインが出せないので仕上げます
まだ何ミリか外に寄せないと都合が悪いのと、ハブは水平ではないのでボルトを締めこむ事もできません
何かスペーサーを作って間に挟めます

厚みのあるアルミ板が無かったのでとりあえずアクリルで
ハブの形に合わせて削ります

見た目が悪いので塗りました

パートタイム2WDなのでディスクブレーキほどシビアじゃないし、割れたり潰れることが無ければいけるでしょう

フォークぎりぎりまで寄せました

小さいベベルギアが届きました
前回までのギアは 外径52mm 内径17mm 25T 2M
新しく、外径32mm 内径15mm 15T 2M を使いギアボックスを小型にします
ちなみに、歯車の規格は Tがトゥース(歯数)、Mがモジュール(歯の大きさ)
バイクの動力伝達となると2M以下のサイズは無理でしょう
ギアとシャフトとは今はイモネジで仮固定
試走できるようになれば溝を掘ってキーを埋め込むか溶接するか決めます

シャフトはエンジンパーツを使っているので17mmです
内径15mm以上のギアが無かったので17mmにサイズあわせします

完成しました
位置あわせや何か変更が出るかもなので、まだ余分なシャフトは切断しません

裏側

前回までのと比較
ギアが小さくなったので一回り小さく、厚みも40mm以下にできました

次に、伸縮シャフトが届いたので車体に合わせてみます
今回の部品調達で難航したのがこのパーツで、伸縮しつつも、ある程度の強度があるもの
工具用のだと強度がなく、車用だとデカすぎるのです
これはATV(ミニバギー)用のハンドルシャフト

双方にスプラインが刻んであり100mm伸縮できます
バイクの補助動力とはいえモノはハンドル用なので、この嚙み合わせサイズだと滑るかもしれません

なおかつ、ジョイントがかなりデカい

シャフトの取り付けとコード類の保護をかねて、ベースになる鉄板を取り付けます

シャフトを仮止め

小型になったギアボックスのおかげでシャフトの大部分がレッグカバーに隠れ、接続も無理なく繋がりそうです

先端はこんな感じ
上から下ろしている棒はハンドルステム回転軸の目安です

やっぱりジョイント デカすぎんよ

ズボンとか巻き込みが危険だし、もっと後方に移動したいけどカバーにこすりそう
2周りほど小さいジョイントを溶接するしかない

ここから悩む所で苦戦してます
ボツになった60mm厚のボックスをあてて様子を見ます
これまでの案、ギアボックスがフォークより後ろだと、ギアボックスと伸縮シャフトとの接続位置がステム回転軸より大きくズレてしまうので、ハンドルにどう影響するか不明
ふり幅が左右に大きくなり、シャフトの伸び範囲が長く必要
前輪に動力伝達中はスプラインの噛み合わせに力が加わるのでスムーズに伸縮できずハンドルが重くなるかもと予想
あと、前ボックスはチェーンをカバーしないと枝など巻き込んでしまいそうなのと、目立つし見た目も良くない

とりあえずギアボックスをフォーク前にしてみようと思います
これならシャフトの伸縮はストロークの分が数ミリだけになり、もしかするとジョイント関節の移動範囲内ですむので伸縮シャフト不要かも
40mm厚ボックスで前付けならストロークへの干渉も無いでしょう

さて、ボックスの固定をどうするか
フェンダーはどうせレストア前は穴だらけだったので取り付け穴ぐらいは妥協できるが、試走して後の変更や二輪駆動自体がボツになる事を考えると大きく切り落としたりはしたくない
幸いフェンダーも支え足もスチール製でわりと頑強
ここにネジ固定するしかないが共振でうるさいだろう
まずはフェンダー加工を避けるため、一度チェーンラインを外にして

途中の連結ギアで内側に中継させるしかない
つづく
Posted at 2024/12/07 15:07:52 | |
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