
とりたてて書く日常ログも無いので、クルマネタです(ぁ
タイトルのAZ1とは、マツダが92年に発売した「究極のハンドリングマシーン」であり、特徴的なガルウィングドアを持つ軽自動車―――
…でもありますが、オーテック・ザガート・ステルビオのことでもあります。
初めてこのクルマを目にする人ならば、興味が無くともその異様なフォルムに目を奪われると思います。
ユーノスコスモ以上に宇宙船のように見えるこのデザインは、イタリアの名門ザガートによるものです。(※オーテックの初代社長であった桜井眞一郎氏(スカイラインの生みの親)の注文を一部取り入れている)
ベースとなったのは、F31型レパードのターボモデル。
オーテックにてフレーム補強及びエンジン・足回りのチューニングを施してからイタリアのザガートの工房へ運ばれる形式をとっていました。
特に際立つ「フェンダー一体型ミラー」を除けば、同じ頃にザガートが手掛けたアストンマーティン・バンテージ・ザガートに似ている点もいくつか見受けられます。
ボディは全てハンドメイドのアルミで、バンパー&ボンネットはカーボンです。
ステルビオは89年の東京モーターショーに出展されて、翌年に世界限定200台で販売を開始しました。
(半分が日本国内用、残り半分がザガート販売網に託された)
しかしバブル全盛の時代とは云え、強気過ぎた価格設定=1870万円や宣伝活動を行わなかったことから販売は伸び悩み、商業的には失敗してしまいました。
(上記の生産方式から、成約~納車まで1年以上掛かるクルマでもあった)
今や中古市場価格が300万円すら切り始めた悲運のクルマです。
んで、AZ1とはステルビオの型式を指します。正確には「E-AZ1」です。
この「AZ」とは勿論、
オートザムオーテック・ザガートの意味。
ステルビオを改良したザガート・ガビアが発売されますが、これがAZ2。
Z32型フェアレディZをベースに製作されたザガート・セータ/ザガート・バンブーがAZ3、AZ4。
エスクードをベースに製作→発売されたザガート・ビターラがAZ5です。
(これらは型式ではなく、ザガート社内での認証番号=コードネームであった)
ステルビオの灰汁を取ったようなデザインで、91年のミラノモーターショーにて発表されたのがザガート・ガビアです。
商業的な失敗を受けて関係が悪化したのか、ガビアには「オーテック」の名称が付きません。
噂によると、オーテックに対してザガートが提示したステルビオのデザインコンセプトの一つを具現化したものとも云われています。
92年に発売したガビアは、スクーデリア・ザガート(ザガートのレース部門)の30周年を記念して30台限定とされ、価格もステルビオの半額以下=880万円という設定でした。
これと同時に発売したのが、アルファロメオRZやランチア・ハイエナ・ザガートだったので少し目立たない存在になってしまったとも云えます。
(しかもRZが350台、ハイエナが75台とガビアよりも多く限定数を用意していた!)
ステルビオ/ガビアといったF31レパードベースのザガートはマニアに知られていますが、Z32をベースにしたショーモデルであるセータとバンブーはあまり知られていません。
セータはガビアの翌年にミラノモーターショーに出展され、バンブーは更にその翌年に同モーターショーで出展されています。
それから数年を経て、再びザガートはMR-Sをベースに限定生産車を製作しますが、これには特にAZの表記はありません。
VM180と名付けられたこのクルマは100台限定で生産を開始したものの、話題には上がれど売れ行きは乏しかったようです。
こうして見ると、ザガートによって手が加えられた日本車は悉く失敗していますね…(苦笑
他には無い思い切ったデザインの提案という意味では、とても勉強にはなるのですが。
少し書くつもりが、gdgdな長文になってしまいましたw
Posted at 2009/10/27 22:06:25 | |
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