ヒーターコア洗浄(助手席側ヒーター不調)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
普段はほとんど一人でしか乗らないので、気にしてませんでしたが、助手席側のみヒーターが効いていないことが発覚!
調べてみると、ヒーターコアの詰まりによる不調が疑わしい。
ヒーターコアはかなりアクセスし難い所にあるようで、交換は大変そう。
軽度であれば、クエン酸を利用した洗浄で復活することもあるようなので挑戦してみました。
購入したものは、
クエン酸、お風呂の汲み上げポンプ、ホース。
全部で2,500円くらいでした。(ホースが一番高かった…)
ホースは普通のホースより太めで、18mm×23mm×2m×を2本用意しました。
自分は循環用のバケツをテーブルの上に置いたの2mでしたが、床に置く場合は2.5m〜3mは用意したほうが良いと思います。
2
作業としては、
ヒーターホースを2本外して、購入したホースを接続し、バケツに入れたクエン酸を溶かした水を強制循環させます。
まずは、画像の⭕で囲ったパイプ2本を外します。
クリップをペンチで挟んで外します。ホースは固着しており外すのに苦労しました。
ちなみに、上がサブタンク、下がエンジンに繋がっておりました。
抜いた時に、ヒーターコア側からクーラントが流れて来ますので、下に大きめのタオルを敷いておきました。
思ったよりは、クーラントは出てきませんでした。タオルで吸収出来るぐらいの量。詰まってたから?
3
ホースを接続し、反対側をバケツに入れます。
バケツには7リットルのお湯にクエン酸を250gほど溶かして入れてあります。
お湯の量はちょうど良かったです。
クエン酸は規定値がわからないので、ネットのいくつかの情報を参考に決めました。
4
※写真は水を捨てた後です。
ホースの片側にポンプに繋げ、バケツの中のクエン酸水を循環させて、もう一方のホースから排出しています。
まずはサブタンク側から30分ほど循環させて、次にホースを付け替えてエンジン側から30分、そしてもう一度付け替えて30分ほど、合計で90分ほどクエン酸を循環させました。
その後でお湯ですすぎ15分を4セットほど。
4セット目で汚れがあまり出なくなり、終了しました。
5
クエン酸修理後の沈殿物です。
鉄粉や白っぽい塊や砂みたいな物が結構溜まっています。
6
すすぎでもこんなに出てきます。
すすぎは大事ですね。
すすぎの時にホース付け替え前に、ホースを口で思いっきり吹いてみると、結構大きめのクズも出てきました。
7
なんと驚いたことに1cm以上の破片が2つも出てきました!
一つはプラスチックの破片、もう一つは錆びた鉄のようにも見えるし、プラスチックにも見えます。
恐らくこいつらの上に先ほどの大量のクズが堆積して、助手席側までお湯が循環していなかったのかもしれません。
作業修理後はクーラントを補充して、エア抜きをして終了です。クーラントは2リットル弱は入りました。
最初はエア抜きしながらヒーターつけたのですが、寒いままで失敗したかと思いました。
一度サブタンクのキャップを閉めて圧がかかると、ヒーターコアまで水が流れまエアがたくさん出てきました。
作業終了後は、助手席から無事に温風が出ました。
運転席と同様の温度で風が出ているので、成功したようです。
ただクエン酸は酸性だから鉄にはあまり良いとは思えません。たくさんすすいだけど錆を誘発が懸念されます。後日お守りにクーラントブースターを投入しておきます。
待ち時間こそ長いですが、作業としてはとても簡単です。
コストもかなり低額ですんで助かりました。
※酸性のクエン酸を使ってます。素人DIYですので、参考程度にお読みいただき、実施する場合は自己責任でお願いします。
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