サーキット走行中の思い出。

社会人になったのがサーキットだったので、社会人デビューとサーキットデビューを同時にしちゃった訳なんですが、入社当初は友人からはランサーヘボリューションと呼ばれてた4ATの1500ccでしたから、走ることもなく、日々、整備清掃案内などに邁進しておりました。

ただ、そうは言っても走らない訳にもいかない。

コース整備用の4駆ダットラで社員は強制タイムアタックの日々です。
走行枠の入れ換えのタイミングでコースチェックのために4駆ダットラで全開走行するわけです。
1800ccのガソリンエンジンに換装されてたけれど、車重とタイヤで加速力は劇悪、車高は高いし、コーナリングもくそもあったもんじゃない。
そんな車なのに速いとか遅いとか言われるんです、先輩社員に。
旧規格ボディのサンバーで追っかけてきたりするんです。客よりさきにこっちが転げるわ！って笑ってますが、お互い割りと真剣です。

そんな日々を送っていたある日、通常通りにコースチェックに出ました。小雨で軽いウェット状態。
下り全開からブレーキングでS字コーナー、オヨヨヨ、アクセル踏んでオーバーステアでお尻が。。。。
カウンターでヨッコラセーと戻したら、後でガタンゴロンって音がした。
あ！と思った瞬間、シューーーーーーーーッ！！！
後ろに置いてあった消火器が１本転がった拍子に留め具が外れて吹き出し始め、車内が真っ白煙幕に。
窓を開けてなんとかコントロールタワーに戻ったものの、全身真っ白。

コースインでチケット渡そうと手を延ばすとドリフのコントみたいな奴に「はいOK」って言われるんだから調子狂いますわね。
だからかその走行枠は無事に何事も起こらず終わりました。

積んでいるものの固着は確実に！！