2024年12月08日
老夫婦のサンバーディアスが。。。。。。。
国道41号線の数河峠(すごう峠)は雪で走行車線が走れず、登坂車線と下りの1車線の対面通行状態。
前を走るジムニーは2駆のままで走っていたのか、ゆっくりとお尻が流れ始めたと思ったらカウンターに失敗してしまい、の~~~んびりタコ踊り。
どこにもぶつかることなく横向きでストップ。
よかったねぇ。
その横をズルズル雪をブシャブシャと弾き飛ばして抜ける。
嫌ね、こういう雪は。
峠のてっぺん、おおうぅううう、ミラバンもお尻が~~~~、アクセルオン!お尻が落ち着いて頭が前に戻る、ふぅぃいいい、やっぱり前輪駆動は楽ちんだ。
しっかし、このあとこんなズルズル雪で下るの怖いわ~~。
日曜日でトラックとか走ってないからまだいいけど、対向車線からぶっ飛んでこられるんじゃないかとビクビクしちゃう。
下呂のほうまで行こうかと思ってたけど、あまりのズルズル具合で楽しくないので、ルート変更。
飛騨古川から数河峠の抜け道?である県道75号線(飛騨朝霧街道)で神岡に戻る。
国道41号よりむしろ路面に雪が少ない。
なんだか天気も回復して明るい。
ズルズル雪はすぐ解ける。
あっという間に轍の雪が無くなってアスファルトが出てくる。
これなら神岡まですぐ戻れるわ。
75号線の峠区間に入ってすぐだった。
対向車線側の待避所にヘッドライトが両方割れたサンバーディアス。
ああ、やっちゃったんだねぇ。
大丈夫かしら?と思いながら通り過ぎると、老夫婦がちょうど降りてくるところだった。
あ、やらかしたばかりなのか。ほかに車もいないし、この老夫婦の単独スリップの様子。
両方ヘッドライト割れてるけど正面は平気そう、回って角だけあたったのかな?
通り過ぎるあいだではそれくらいしか判断できず、老夫婦だし、何かあっちゃまずいから、少し行った先でUターンして戻る。
外に出ていた老夫婦に大丈夫?と声をかけ、携帯電話持ってるか確認する。
体のほうは大丈夫のようだが、携帯電話は持っていないとのこと。
車のほうは、近くで見てびっくりだったが、右フロントタイヤがホイールから外れてるし、クーラントも漏れている。こりゃレッカーか積車じゃなきゃダメだ。
幸い、山の中に入ってすぐだったからか電話は掛けられる場所だったので、代わりにいつも整備してもらっているという自動車整備工場に電話するが日曜日でお休み。仮にJAFを呼んでも持って行く先がない。
仕事で家にいないらしいが、息子さんの携帯に電話してみるものの、僕からの電話じゃ知らない番号だからか留守電になる。
さてさてどうしたものか。
老夫婦の自宅は神岡だっていうので、乗せて帰ればいいのだが、ここにサンバーを放置していくと、なにごとじゃ?ってことになりかねないので、少々めんどくさいことになるかもしれんが、110番へ事故連絡を入れる。
事情を説明し、とにかくパトカーに来てもらう。
エンジンをかけられないサンバーでは寒くなるから、警官の到着までミラバンに乗っていてもらい待つことに。
20分ほどして到着した警官と運転していたおじいさんで、単独事故なこと、被害が車だけなことを確認して、息子さんにも連絡取れないし、レッカーも今日のうちはできそうにないので、ここにサンバーを置いて帰る旨を警官に伝え、この後に仮に事故車両通報があっても大丈夫なようにする。
間に警官も入ったから、単独スピン事故なことも証明できるし、これで老夫婦を家まで送っても怪しい人物ではないということもわかるので、老夫婦をのせて神岡まで戻る。
おじいさんは92歳、おばあさんは87歳だという。
高齢者、こんな雪の日に運転しないほうがいいよ。
まあ、雪のスピン事故は年齢に関係ないから、事故より、その後の連絡とか、事故の対応がパパっとできないという部分でこういう日はやめたほうがいいようねって思った。
もし、あのまま止まってくれる車がいなかったら、エンジンもかけられず寒くなったらどうなっていたか。。。。
神岡に向かい始めるころにはまた天気が悪くなり、大雪。
さっきはアスファルトが見えていたのに、もう真っ白。
老夫婦の家に無事到着し、いちおう家の電話で息子さんの携帯にかけてみてもらうが、やはり留守電になってしまうとのこと。
できれば状況を息子さんに説明してあげられたらよかったんだが、まあ、繋がらないんじゃしょうがない。帰ってきたら二人で息子さんと話してもらうしかない。うまく説明できなかったら、僕の携帯からかかってきた履歴が息子さんの携帯にあるはずだから、そこにかけてくれれば代わりに説明してあげるからねと伝えて立ち去ろうとすると、おばあさんが僕のポケットに千円札を数枚ねじ込む。
僕はいらないよ!と断るが、そういうわけにはいかないの!とおばあさんはさらにねじ込む。
老夫婦がこういう風になるのは理解できるので、あまり断ってもということで、受け取る、帰宅して確認すると5千円だった。
僕としては、あのまま通り過ぎちゃうと後味が悪いし、急いでるわけでもないからやっただけだし、きっと年金なんだろうし、お金なんてもらいたくないんだけど。。。。。。まじ、良い人ぶってとかじゃなく、自分ができることをしただけだからねぇ。お年寄りにとっての5千円ってでかいよね、ほんと、お茶の1杯、缶コーヒー1本とかで十分なのにね、だって、こうして「ネタ」にできたわけだし、お金なんていらないんだよ。
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Posted at
2024/12/08 15:35:12
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