ベルリナミラのブログ一覧

晩秋の晴れ間に走るスーパーセブン、かっこういいなあ、そしてちょっと暖かめの服装が似合う車だなぁと、すれ違っていくスーパーセブンを見て思う。

以前、お山でryonさんのスーパーセブンを運転させてもらった時に感じたんだけど、その時は、そのことよりも、スーパーセブンの異次元の楽しさに興奮していて、この車を楽しく感じることってどこからくるのかまで考えなかった。


スーパーセブンの運転をすると、座っている位置と前輪までの距離が遠くて車体旋回中心から自分が離れている感じが大きい。
極端な表現をすると、バスの最後部座席の真ん中に座って前方を見ているような気分だ。
前が曲がり始めてから自分が曲がり始めるまでに時間的ずれがある。
この「差」が大きいことが運転手にプラスなのかマイナスなのかは、旋回中心に近いほうが自然に運転できるだろうというのは容易に想像できる。ミラバンなんかだと車体が小さいから前寄りではあるけれど、車体中心ほどに座っているので、通常の運転時に前が先に曲がっていくとか後ろがあとからついてくるみたいな感覚にはならない。

バスは速度が遅いのでその差が大きくてだれでも後部座席に座ってみればわかるだろう。
スーパーセブンでは全長そのものがバスよりも短いし、速度も速いから、その差を感じている絶対時間は短いけれど、それでも、その時間差がはっきりわかる。

この時間差が面白さの一因ではないだろうか？
なんというか、鼻先を曲げていく感じをより感じられるというか。
速さを突き詰めていったら車体旋回中心に自分もいるほうが良いに決まっているのだけれど、楽しさということも考えると、これぐらいの「差」というのはあってもいい気がする。

だからミラバンのロールは大きいほうが楽しいのだ（暴論）。
速さを突き詰めればロールなんてしないほうが良いさ。でもね（笑）。
楽しいって感じるのは人それぞれ違うだろうけど、楽しいって感じられることが多いほうがラッキーだなって僕は思う。