2020年08月06日
はい。
こんなこと書いたら、馬鹿言うな、ふざけるな、公道をサーキットのように飛ばすことを推奨するのか!なんて批判を受けてしまいそうですね。
いえいえ、僕がこれから書くのはそういうお話じゃありません。
じゃあ、何が同じなのよ!って思いますよね。
結論から言うと、サーキットにしろ公道にしろ、その路面を作る人は、そこを走る人がうまく無事に走れるようにって考えているってことです。
例えば、公道の車道わきの白線。
実際の舗装面はもっと広いのに道路幅で白線は滑らかにカーブを描いていたりしますよね。
あれって、こういう風になめらか~~に曲がったほうがスムーズですよっていうことですから。
じゃあ、サーキットはどうか。
本格的な国際規格はちょっと置いておいて、いわゆるミニサーキットなどの一般ドライバーの練習サーキットなんかは、見た目のライン(特に平面図)と実際の走行ラインがずれるように作ります。例えば、傾斜のついたヘアピンカーブなんかは平面で見ればただのヘアピンだけど、イン側は傾斜がきついので見た目通りのクリッピングポイントを狙うとトラクションがかからず立ち上がれないとか。
複合コーナーを組み合わせることでわざと最適ラインを複数用意したり。坂道とコーナーを織り交ぜて平面ラインとは加減速に変化を持たせてみたり。練習に来た人が1周することでいろんな局面を体験できるように考えて作られています。単純に短いストレートでもパワーが使えるようにストレートは上り坂にしてあるとか、そういうことまで入れたら、短い一周にたくさんの思いが込められています。
だからこそ、じつはコース図と実際のコース状況を見比べるだけでも、走る前からタイムアップするんですよ。
僕がサーキットで働いていた時には、走行会の主催者さんとの事前打ちあわせを走行会の1か月前くらいから数回していました。参加人数や台数の状況や、オフィシャルの人数など、走行会をするにあたり進行がスムーズにかつ一日安全に楽しんでいけるよう主催者さんが運営できるようにサポートします。
特に、サーキットが初めてとか、慣れてない人が多いときは、走行開始時間前に完熟歩行タイムをとったり、そういう人だけで数周ゆっくりと走行する時間をお勧めしていました。本来の営業時刻より早めに準備して、走行枠を減らさなくていいようにもちろん協力してね。
なんどか同じ主催者さんの走行会をするうちに、わざわざこちらでタイムテーブルにエクストラで完熟タイムを用意しなくても枠内で時間を都合してくれる主催者さんもいました。そういう主催者さんだとこちらも安心しておまかせできるようになります。
ドラミの時は緊張でいっぱいの初めてさんでも、一度、ゆっくり回ってくると落ち着くようでしたし、こういう時間をきちんと考慮してくれる走行会はスタートしてからめったにレスキューに入ることはありませんでした。
サーキットで働く人たちは、楽しく走ってもらって無事に帰ってもらってリピーターになってもらって、個人練習でも来てもらえたらうれしいわけです。
クルマとの対話だけじゃなくて、路面との対話もしたら楽しいよってお話でした。
Posted at 2020/08/06 10:46:12 | |
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2020年08月05日
僕がサーキット職員だった時、計測機器の受け渡しの時にお客さんからどうやったらタイムを縮められますか?どうやったら速くなりますか?どんな練習すればいいですか?なんて質問されることも多かった。
計測器をつけて走ってくれたお客さんなら、区間タイムを見れば得意不得意なことは何となくわかる。
どの区間もタイムが安定しない人、どこかの区間だけタイムが安定しない人、どの区間もタイムを安定できる人とか。
どの区間も安定しない人は、走るたびにラインが違うせいだし、
どこかだけ安定しない人は、特定の操作に苦手がある人が多いし、
どの区間も安定してるけどタイムが上がらない人は、度胸不足(笑)。
走るたびにラインがずれちゃう人には、とりあえず、1,2コーナーの進入と立ち上がりのラインとクリッピングポイントだけ教えてみる。
これでその区間タイムが安定するようになってくれば、あとは割と自然に他の場所も安定してくる。こういう人は、同じところを狙っているようで実は狙えていないから、きちんと目標ラインやポイントを狙う目線の置き方を身に着けちゃえばそこで一段階はステップアップする。
どこかの区間だけ安定しない人は、その区間の進入から出口までの間に一連の操作としてやっているはずなのに、なにかそのたびに違う動きをしていることがある。
例えばレブに当たりそうでシフトアップしたりしなかったり、アクセルオンオフしたり。
これは本人のせいというか、じつはサーキット側の狙いに見事にハマっているからなのだ。
そこまで安定して区間タイムをそろえられるのに、その先で崩れる区間なのは、そこがコースの特性が変わる部分なのだけど、それでいて見た目にはあまり変化が無いようにしてあると、こういう状況にハマる人がいる。
例えば、右右右って一定Rのコーナーが続いてたのに、そこから右左だったり、コーナー中にRが変化したりとか。こういうのは気が付くようで気が付かない変化で、対応できてるようで対応できてない。
だから、こんなタイプの人にはコース図をもう一度一緒に見ながら説明する。
こういう人は基本的にはタイムを安定させることができるから、気が付いてないことに気が付くだけでステップアップしちゃう。
最後の毎周安定してタイムを刻むけど、タイムアップできない人。
ここまできたら、本人の度胸としか言いようがない。
さらなるチューニングを行うとか、まったく違うラインを狙ってみるとか。
それを言っちゃったらアドバイスにならんので、毎周安定して走れるなら、安定しないように走らせる。例えば、いつもは2速で進入のコーナーを3速でって注文付けてみる。そこが一つ変わるだけで、安定してたタイムがどの区間もばらつき始める。でも、ばらついてみると不思議なことにそれまでよりもいいタイムの区間が出てきたりする。じつは最適ラインと思っていたラインが微妙にずれていたとか、ちょっとした違いなんだけど。
言えるのは、同じコースを何度も走ってみること。
あと、飽きるほど同じことを繰り返すこと。
もう十分だって思う4倍は同じことを繰り返す。
Posted at 2020/08/05 09:31:17 | |
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2020年08月04日
今はなきサーブの900で、どうですか。
Posted at 2020/08/04 00:34:51 | |
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2020年08月04日
どうだ、オランダのバンドなんて知らんだろ?かっこいいのいるんだぞぅ。ドンカーブートにぴったしやろ?
Posted at 2020/08/04 00:15:18 | |
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2020年08月03日
や
を164の前期、2リッターマニュアルで。
Posted at 2020/08/04 00:01:39 | |
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