【エアコントラブル防止】正しいエアコンの使い方

今更ながらエアコンについてつらつらと語らせて貰います。
この夏に多いエアコントラブル防止策をお伝えします。

カーエアコンは家庭用エアコンよりも精密でデリケートな機械です。
使い方一つでエアコントラブルから免れます。

①エアコンをONにする時は、エンジン始動後にONにしてね。エアコンONのまま始動すると、コンプレッサーに多くの電流と急速にガスが流れて過負荷になります。
これを繰り返し多用するとコンプレッサー不良へ繋がり、ガス&オイル漏れを引き起こす場合が有ります。
車種によってはマグネットクラッチ・エアコンリレーさえも破損します。
少し前はアイドリングストップ機能が装備された車種が溢れていましたが、あんな無駄機能はキャンセルされる事を推奨します。但し、ハイブリッドカーは構造が異なる電動コンプレッサーが装着されていますので例外です。

L375の車齢は古くて17年位。
新車時に充填したエアコンガスは微量に減りますが、何本もガスを補充しません。
ダイハツ車に装着されているコンプレッサーは元々の容量が他社よりも小さいです。
みんカラを見ると様々な車種のコンプレッサー交換記事を有りますが、正しい使い方を実施していればほぼ壊れません。
また、エアコンを夏季のみでは無く年中使用する事もトラブル防止にもなります。
年中使用する事で配管類の各繋ぎ目に有るOリングの劣化予防に繋がります。

②エンジンをOFF前にはエアコンスイッチを必ずOFFにして下さい。
①を含めてこれは全国の警察、交通機動隊のパトカーは必ず徹底されています。
トラックを扱っている運送会社でも注意喚起してますね。
パトカーによっては車内にテプラを貼って注意を促しています。

たったコレだけの作業でエアコンの寿命が格段に伸びて無駄な出費も労力も防げます。
ディーラー時代には客に伝えませんでした。(エアコン修理は利益に繋がるからね)
こんな事言ったら電装屋の仕事も減りますが、簡単な事でエアコントラブルでクソ暑い昨今に苦痛な思いをせずに済みますので是非実践してみて下さい。