エアコン回りのメンテナンス！

エアコン回りのメンテナンスを実施しました。

まずはイオン発生器の点検。プラズマクラスターのやつです。
これは昨年5月に設置しました。
エアコンの内気吸込み口の直近に配置することで、イオン（寄与しているのはオゾン？）を最短ルートでエアコン内部に行き渡らせ、雑菌の繁殖を抑えることを期待しています。
一年少々運用しました。
設置前は特にコンプレッサーオフ時の送風時や冷房開始時にほんのり酸っぱいにおいがしていましたが、設置後はそんなに気になったことはありませんでしたので、それなりに効果があるのかも知れません。

一年すこしの使用ですが、吸い込み口に綿埃が少々詰まっていました。
吸い込み口のフィルタ掃除と、イオン発生部の電極掃除をして動作確認後、復旧。

次に、エアコンのフィルタ交換。
2年、20000kmほど無交換で頑張りましたが、今回交換としました。
デンソーの純正品（品番014535-3110）です。
新旧フィルタの外観です。
遠目にはそんなに汚れているようには見えませんが、よく見ると、ホコリや葉っぱの破片、小さな虫などが多く付着していました。花粉などの小さな粉塵もおそらく捕捉されているのだと思います。
まだ使えそうでしたが、交換してスッキリします。

今回、わさびデェールなるものを新規設置しました。
この時期、エアコンオフ時には必ずしばらく外気導入で送風運転し、内部を乾燥させていますが、どうしても完全に乾かすまでに至らず、湿気がエアコン内部に残っているのか、次のエアコン運転開始時、エバポレータが冷えるまでの間にもわっとにおうことがあります。
イオン発生器はエアコンオフ時には稼働しませんので、この間に高湿度となるドレンパンやエバポレータあたりに雑菌が繁殖しているのだと思います。
週末メインの運用なのでエアコン停止状態が長いので、この間の対策をどうするかが課題です。
今回、エアコンオフ中の雑菌繁殖対策として、種々検討の結果、わさびの導入としました。

こんなもん、効くのか？　と半信半疑でしたが、いろいろ調べると、それなりに効果がありそうな気がしてきました。
このわさびデェールは、わさびの辛み成分であるアリルイソチオシアネートというのを含む液体をポリプロピレンの容器に封入してあり、徐々にこれが容器表面に染み出てきて、揮発する仕組みになっています。

これをフィルタの内側（ファン側）に取り付けることで、エアコンオフ中に徐々にわさび成分が揮発して、ファン→エバポレータ→・・と、エアコン回路内に効果を及ぼす仕組みです。効果は一年だそう。

わさびの殺菌効果はよく知られていることであり、またエアコン回路の上流から、わさび成分を徐々に揮発することで長期に渡りエアコン停止中の雑菌繁殖を抑制する設計思想も納得のいくものでした。
他の除菌消臭手段も検討しましたが、長期間、エバポレータの雑菌繁殖を抑制できそうなものがありませんでしたので、わさびに期待です。

Valeo社の製品ですが、パッケージに記載の特許（特許4090901）などから、製造元はレンゴーという会社で、わさび成分を使った抗菌防かび剤を開発しているメーカのようです。
https://www.rengo.co.jp/products/functional/wasav.html

本体はアルミパックに密閉収納されており、開封すると、強烈なわさび臭！目がちかちかします。効き目ありそう。
取り付けは簡単で、フィルタの裏面（ファン側）にわさびデェール本体を挟み込み、フィルタの表面から付属の樹脂クリップで挟み込んで留める構造です。
わさび取り付け後、一日放置してから送風運転してみましたが、送風開始直後にわさびのにおいがかすかにした様な気がしましたが、以後は無臭で気になるものではありませんでした。

ということで、今年のエアコン回りのメンテナンスを完了としました。