コイルとオイルコントロールバルブをリフレッシュ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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ODO 50,057kmにてコイルとオイルコントロールバルブ(以下「OCV」)を新品に交換しました。
交換するまでの間に不具合は出ておらずDTCもスローされていませんでしたが、ECUのチューナーに勧められベストパフォーマンスを発揮できるよう交換することにしました。
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E型のBRZなんですが、コイルのコネクタにクリップが付いています(写真の指があるあたり)
これがコネクタの抜け止めのロックになっていました。
クリップの取り扱いについて、以下コツというかメモです。
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整備書には、コイルのコネクタはクリップを押し込みながら外すように書かれていました。
押し込む箇所は画像の丸印をつけたところで、
押し込む方向は画像でいうと奥側です。(コネクタの内側に向かって押し込む)
実際にやってみると、クリップをグッとしっかり押し込んだ状態であればコネクタは簡単に切り離せました。
逆にいうと、しっかり押し込めていないとロックが解除されず、全く切り離せません。解除が不十分で無理にコネクタを切り離そうとするとコネクタや配線を痛めるので、ロックをしっかり解除するということがポイントです。
ロックさえ解除できていれば子供の力でもなんなくコネクタを切り離せると思います。
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このクリップ、押すのではなく引いてもロックを解除できちゃいます。
助手席側は作業スペースが不十分で、クリップをしっかり押し込むことが難しかったのですが、そこは引くことによってロックを解除しました。
画像のように、マイナスドライバー等で引くことができます。
単に手前に引こうとするとひっかかってしまうので、左右を少しずつ広げながら徐々に上に引き出すようにするといいです。
整備書に書かれている方法ではありませんが、この方法でも特に問題はないように思いました。
私がやった限りではクリップが塑性変形することはなく、作業後は押し込めばまたクリップとして機能してくれました。(無論、乱暴に扱えば塑性変形してしまうと思いますが)
コネクタにダメージが及ぶようなこともありませんでした。
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ちなみにこれがコネクタ断面です。
両サイドの内側に、クリップがせり出しているのが見えます。
これがコイル側のオスコネクタに食い込んでロックするわけですね。
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ロックが外れればいいわけですので、クリップを完全に引き抜く必要はありません。
画像くらい引き上げられていればロックは解除できています。
完全に引き抜いたらクリップを戻すときに手間取りそうだったので、私はこの状態でコネクタを切り離しました。
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そしてOCVの交換。
こちらも特に難しいところはなし。
ただ、OCVはデリケートなようで、整備書では落としたりぶつけたりしないようにとの注意書きがあります。(そうなってしまった場合はリプレイスするようにも書かれています)
OCVがそれほど精密だから?変形した場合オイル漏れの懸念があるから?
理由はわかりませんが、扱いは丁寧にする必要があるようです。
作業時はOCVの下、アルミのアンダーパネルの上に何かクッションを敷いて落下に備えて作業した方がよいと思います。
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作業後にテスト走行したときの感想です。
作業前は、街乗りのような低回転域で、加速中にシフトアップしてクラッチをラフに繋ぐと、その直後にアクセルペダルを踏んだときに一瞬エンジンの出力がついてくるのが遅れる現象を感じていました。
書くと微妙な現象ですが、その一瞬の“タメ”は体のセンサーはしっかり感じ取ってしまうものです。
その現象が作業後には感じにくくなった気がしたのと、半クラ発進もいつもよりトルク感があってススス...とスムーズになったように感じました。
感覚ベースなのでプラシーボかもしれませんが()
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