SACHS 純正オプションショックアブソーバー  

純正車高ダンパーレビュー３連投その２、トヨタ86後期の純正オプションザックスダンパーです。
あくまでも普段使用＆公道を無理ない範囲で気持ち良く走らせる程度で、サーキット無しでの素人レビューです。

一言でまとめると、ちょっと硬めでストロークの少ないスポーツカーらしいサス、といった感じでしょうか。

純正ショーワと比較すると、明らかにダンパーは硬い印象です。交換直後は内臓が揺すられるような不快な振動が伝わってくるほどでしたが、ダンパーの慣らしが進むと共にそこまで気にならなくなってきました。
それでも減衰力で初期から支えているからか、小さな入力から大きな入力まで、ちょっと強めでばね上（車体）まで動かされる感じは有るものの、破綻する感じの無い一様性ある乗り心地です。純正ショーワがバンっと吸収できてないような嫌な硬さなのに対して、ザックスはドンっとしっかり受け止めてくれる感じです。

ショーワほどは気になりませんが、連続した入力ではちょっとだけ硬さの増幅感はあるかも。この後交換したKYBのMSと比較すると、ザックスの方がなんとなく車体が低い傾向な気がしたので、やはり伸びが強め？日常使いとサーキットの両立を図ると、こういう方向になるのでしょうか？

ステアフィールはショーワよりしっかりしていて、直進中央付近からきちんと反応します。それでいて良い意味でのドッシリ感も少しあったように思います。コーナリングを含め、ショーワより安心感が有ります。

という事で、まあまあ良い脚ではないでしょうか。ショーワから交換すると、明らかにレベルアップします。ただ、ばね上（車体）はもうちょっとフラットな動きが個人的に好みなので、すごく満足という事も無かったです。
これで満足出来ればそのままずっと使用するつもりでしたが、さらに違う物を試す事にしました。

以上、あくまでも私個人の感想なので、正しさは保証できません！

◎走行距離；2500キロ以上
　（ヤフオクで新車外し品を購入して使用）


・補足情報（リアスプリングの仕様について）
このヤフオク入手のザックスダンパーはアプライドEかFのようで、リアスプリングはアプライドGからの仕様変更前の物が付いてました。今回そのまま使用していますので、その仕様が異なる中での比較になります。（下記写真参照）

・おまけ情報
86後期フロントスプリングは、MTとATで識別ペイントが異なるようです。MTは水色×3、ATは水色×2と白色×1です。車重の違いに対応してるのかな？
ザックスダンパー等を中古で入手する際は、適合を気をつけましょう。