ユピテル GWR53SD の燃費計の実力は意外と平凡すぎ

レー探にOBDⅡアダプターを取り付けて燃費計の機能を持たせるレー探が増えてきたので、長年愛用したテクトムの燃費マネージャの代わりに、ユピテルのレー探GWR53SD を導入。レー探はお守りとして使うとして、このマルチメーターの燃費計としての実力はいかに！気になるところをチェック！ ということで、取り付けて１週間たってないけど４００キロ走っちゃったので簡易レポートをお送りします。


まず結論からいくと、この商品の燃費計としての機能は
星 ２つ！　☆☆★★★
ディスプレイ上は賑やかなのでさぞかし色々なことが出来そうだと期待したものの、ちょっと期待外れな部分が多かったです。一言でいうと最近の車に付いてる標準的な燃費計と変わらないかそれ以下ということです。
確かに、燃料流量とか負荷率とか細かな数字は出ますが、個人的な意見ですが車に乗ってる人にとって一番必要な情報がない！それは、前回の給油から何ℓ使ったのかとか、今の燃料であと何キロ走れるのかとか、燃料が何ℓ残ってるのかってのが一目でわからない事です。
写真に見える左側の積算燃料とある表示部分がてっきり満タン後の積算燃料量かと思いきや、車の生涯積算燃料量らしい。目盛も１万リットル!!まで刻んであるし(笑)、１万リットルったら、10km/lの車で10万キロでっせ～！ 画面をこれだけ大きく占有してるけど、これって何の意味があるか全く不明です(笑)。

満タン補正で平均燃費をクリアしたら、てっきり今までの燃料消費量はクリアされると思ったのですが、残ったままです。これでは、今タンクにどれくらい燃料があるかを知るには前回給油量を引っ張り出して計算機をたたかないとダメでしょうね。　仮に、全データをリセットすると満タン時からの燃料消費量がわかりますが、補正係数もクリアされるため設定が二度手間になります。

おまけに惜しいことにロギング機能がないので、せっかくＧＰＳで走行ルートの軌跡をグーグルマップとマッチングできるのに、燃費データがそれにシンクロ出来ないというお粗末さは要改善だとおもいます。 グーグルマップでこの辺はこれくらいの燃費なんだ～とか確認できると楽しいでしょうね
これくらいの機能の実装ならプログラムもチョロっと変更するだけで簡単に実現できることなので、ユピテルさんの今後のバージョンアップに強く期待しましょう。
この程度の機能の充実でレー探だけでなく燃費計としても最強なグッズになること請け合いです。とはいえ、この商品はあくまでレー探だ！というポリシーならそれはそれで仕方ないことですけどね(^^)　拾ってる信号はどの製品も同じなので製品完成度上げるには工夫次第と思いますよ～ユピテルさ～ん。

ざっくりと、よく使う部分でのテクトムの燃費マネージャとの比較をまとめるとこんな感じでしょうか。

		テクトム	ユピテル
1	平均燃費 km/ ℓ	○	○
2	今回燃費 km/ ℓ	○	×	エンジンONからOFFまで
3	今回燃料量 ℓ	×	○	エンジンONからOFFまで
4	燃料流量 ml/分	○	○
5	ログ機能 km/ℓ 分	○	×
6	積算燃料 ℓ	満タン時から	初期化後から

「今回消費燃料」って、エンジンＯＮからＯＦＦまでの間の使ったガソリンを何ｍℓ使いましたって言われてもね～ ピンとこないですよね、何の意味があるのか全く不明(笑)。明らかにテクトムのようにkm/ℓ の燃費で表示しないと駄目でしょうと思いました。
データロガーとしてみると高価な分、テクトムの燃費マネージャーの完成度の高さが目立ちます。
個人的に妄想してコラージュしてみましたが
↓↓↓↓これくらいの情報量は欲しいですよね～！