ステアリング着脱
1
エアバッグ付きの標準ステアリングを着脱します。
ここでは取り外しの手順のみを説明します。
社外品のステアリングに交換する場合、取り付けに関しては取り付けるステアリング(ボス)の取扱説明書を参照してください。
また、安全装備の取り外しになるので、加入している保険会社へ保険適応範囲の確認をしましょう。
作業所用時間:10分(慣れている人)
画像は標準エアバッグ付きステアリングにカバーを被せてある状態です。
2
まず全ての作業を行う前に、ステアリングをまっすぐにした状態で車を駐車します。
次にバッテリーを外します(実際はマイナス端子のみ外せば問題ありません)。これはエアバッグの誤動作防止以外に、作業後にエアバッグの警告灯が点灯してしまわないための対策です。
取り外したマイナス側のケーブルは作業中に端子へ接触しないよう絶縁物で保護しておきます(ここでは作業用手袋を被せていますが、もうすこし確実な絶縁物のほうが良いでしょう。また、バッテリの端子自体を保護してしまう方が確実です)
アーシング処理している場合はアーシングケーブルを外しましょう。私は以前、アーシングケーブルが作業中に接触してしまい、エアバッグ警告灯が点灯してしまった経験があります・・・
3
バッテリケーブルを外したら90秒間の放電期間を置きます。これは電装系にチャージされている電気を抜くためですが、事前準備していない限り直後にエアバッグのケーブルを抜く事はないでしょう・・・
また、90秒という数値は絶対ではないので、作業を確実にするためにヘッドライトスイッチを入れたりホーンボタンを押したりして、確実にチャージを抜きましょう。
4
次にステアリング側面にあるネジを緩めます。
ただし、このネジはトルクスネジといって特殊な部類に入ります。なぜこのような特殊なネジが使われているかというと、一般的な工具では取り外しできないようにとのメーカー側の安全設計です(エアバッグの取り外しは暴発の危険性がありますから・・・)
ホームセンターの工具売り場などには必ずあると思いますが、めったに使うものではないので周りに持っている人が居れば借りたほうが良いでしょう。サイズは T-30 です。
もし自分で用意するのなら、画像にあるようにトルクス用ビット先端の中心に穴のあいている物が良いです。これは弄り防止のためにネジの頭に更なる加工が施されている物があるからです。
ネジは左右1箇所ずつの計2つです。また、このネジは脱落防止のために緩めきっても意図的に抜かない限り引き抜けないようになっています。エアバッグユニットの取り外し作業では抜く必要はないので、緩めるだけでOKです。
5
ネジが緩んだらエアバッグユニットを外します。
2本のケーブルでステアリングと接続されているので2本とも外します。黒いケーブルはホーン用で簡単に外せますが、もう一方の黄色いケーブルはエアバッグ用でロックされています。
エアバッグユニット裏側のオレンジ色の端子を外すのですが、まず先に黄色いロックを引き上げます。細いマイナスドライバーなどでこじってみましょう。最初結構固いので壊さないよう丁寧に引き上げます。
ロックが外れたらオレンジ色の端子を外します。これも結構固く差し込まれていますが臆せず抜きましょう!
6
次にステアリングを固定しているボスナットを緩めます。
ボスナットのサイズは19ミリです。
ステアリングの奥にあるので通常サイズのソケットでは届かないため、エクステンションを付けるかロングソケットを使います。
また、このナットの締め付けトルクは強いので、緩めるにあたり長めのレンチを使うと良いでしょう。
このナットは写真のように完全に取り外すのではなく、5ミリほど緩めた状態にしておきます。これは次のステアリング取り外しの際、ステアリングにより顔面を強打する事の防止策です。
7
次にステアリング本体を抜きます。
ステアリング自体は空回りしないようスプライン加工された棒にハメ込まれていて、なかなか抜けません。
無理に力技で抜くのではなく、全体的に軽く衝撃を与え じわじわ抜きましょう。
完全に緩んだらナットを取り外して、次にステアリングも外します。
ただし、ステアリングを抜き取る前に再度取り付ける時のために位置をマジック等でマーキングしておきます。
8
ステアリングを取り外す際、ステアリング背面にくるくる回るプレートがある事に気づくと思います。
このプレートをセロテープ等で固定しておくと良いでしょう。プレートはステアリング同様ロックからロックまで5回転します(写真参照)。もしくるくる回ってしまったら、左右どちらかに回しきった後2.5回転戻します。
以上でステアリングの取り外し作業は完了です。
後は逆の手順で元に戻せばOKです。
もし社外品ステアリングを取り付ける場合は、エアバッグの警告灯点灯防止のための騙しコネクタが必要です。これは車種別のボスキットに付属していると思うのでそちらを参考にして取り付けましょう。
※全ての作業が完了し、元通りステアリングを取り付けたら必ず以下の項目を確認します。
・エアバッグ警告灯が点灯したままになっていないか?
・ホーンが鳴るか?
・ステアリングをまっすぐにした状態で直進するか?
もしどれか1でも不適合があれば作業をやり直すか、ディーラーに助けてもらいましょう。
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