残骸ウォッチング2012年12月その②
投稿日 : 2012年12月14日
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ヘッドガスケット交換のついでに、他のガスケットも交換しました。先ずはこの3枚、インマニ、エキマニ、ヘッドカバーです。
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先ずインマニ側を拡大。表面のコーティングは破れ、その下に錆が潜んでいるのが分かります。まあ、ヘッドを下ろさない限りは壊れずに使えたのかもしれませんが、交換するに越したことはありませんね。
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次にエキマニ側。もう何だか錆錆です。ちなみに、上側にせり出した板金部分ですが、これはオイル受けの役割を果たしているようです。ヘッドカバーなどからエンジンオイルが漏れた際にタービンへの直接の滴下を防ぐための形状と見えます。狭いエンジンルームには、いろいろと工夫が施されているようです。
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タービン前後のガスケットですが・・・外して分かったのですが、両方とも非常に硬化が進んでいて、柔軟性がなくなっていました。その為、片方は写真の通りバキバキに砕けてしまいました。経年劣化+振動で、もう少しで破れてしまうところ、危なかったです。パジェロミニでも使われているエンジンなので、オーナーの方は注意頂いた方がいいかと思います。
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クランクシール(Tベルト側)、カムシール(IN、EX両方)、フロントハブベアリング左右(シール類も同時交換)、ブーツなどです。
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他のはばらばらになってしまい、原形を留めているのはこれだけです。テーパー形状になっており、外周にはスラスト方式のベアリングが仕込まれています。見た目にもダメージが激しい様子がうかがえます。いままで、融雪剤などのダメージが進みやすい降雪地でよく頑張ってきました。お疲れ様。
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3カ所ほど、錆のあまりにひどい部位があり、切除して新しい鉄板を溶接してもらいました。融雪剤にやられたのか、外からは見えないようなところが多くやられていたようです。
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これは左フロントストラット取付部の板金部品合わせ部です。ホイールハウスと、ストラットマウントの部品をスポット溶接で止めてシーラーで止水してあるのですが、腐食によりシーラーも完全に盛り上がるほどの錆が出ていました。もっとも、致命的でないと考え手に入れて、錆を落としPOR-15を塗布していましたが・・・メカニックの「美的感覚にそぐわない」と言うことで、あっさりと取り換えられてしまいました。まあ、普通はそうなるわなあと、納得しましたが(^^;
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