FMモジュレーター設置とHDMI入力追加

フロントカメラ用に取り付けたモニターに、HDMIからの入力を追加しました。
設置してあるモニターはアナログ入力のみなので、HDMIからコンポジットへの変換が必要です。
また、音声入力が無いので、FMモジュレーターを介してラジオへ割り込ませる必要があります。

まずは、FMモジュレーターの配線をします。
センターディスプレイの下のパネルを外します。
写真の丸印の部分を、L字のフックのようなもので引っ張って外します。

パネルを外すとアンテナ線の接続(赤丸)が見えます。

白いコネクターを外しますが、爪にカバーが付いている(写真の赤丸)ので、それを取ってから外します。

次にコネクタの紫のパーツを外すと、アンテナ線を外すことができます。
2本ありますが、コネクターカバーの付いていない方(上の方)を外します。

外したアンテナ線と、コネクターの間にFMモジュレータを割り込ませます。

ボルボは一般的な欧州車と同じく、FAKRAコネクターを採用しています。
FAKRAコネクター対応のモジュレータを導入するか、変換アダプターを介する必要があります。

今回は、データシステムのFMモジュレータ(JASO規格の端子)を設置しましたので、JASOとFAKRAの変換アダプターを使用しました。
アダプターは納期の関係からENDYのものを使いました。
JASO->FAKRAと、FAKRA->JASOの2種類が必要となります。

なお、車体側への接続は、変換コネクタのカバーを取って差し込む形となります。

HDMI変換器は、サンワサプライのものを使用しました。
データシステムからも出ていますが、おそらく中身は同じと思います。

変換器からの映像をモニターに、音声をモジュレーターに接続し、それぞれ電源を取って完成です。

設置後、ラジオのチャンネルスキャンが自分でできないことがわかりました。
なんかしらのタイミングで自動スキャンされるようです。
FMモジュレータをONにすると、アンテナからの信号はカットされるのですが、この状態でラジオをつけると、モジュレータOFFにしても通常のラジオのチャンネルが見れません。
仕方ないので、普段聴くことがあるチャンネルはお気に入りに登録しておくことにしました。

もう一つ、このHDMI変換器は信号未入力時にわざわざ青画面を出力します。
設置したモニターは、映像信号が無ければブラックアウトする仕様なんですが、このままでは常に青画面が映ることになります。

ということで、スイッチをつけて、必要な時だけ画面を映すことにしました。
スイッチ中央にするとモニター電源オフ。
上に入れると、モニター電源とバック信号線に通電してフロントカメラ映像が表示。
下に入れると、モニター電源だけ通電してHDMI映像が表示されます。

スイッチおよびカバーは、エーモンのものです。