MTオーバーホール(R154:JZZ30初期型用)5
1
旅行から帰ってくると、部品が入荷したので、組立を開始しました。
カメラマンが居なかったんで、途中の写真なし。
鉄パイプをシャフトに被せて、油圧プレスでシフトハブを押し込んで、Cリングで留めて行きます。
シンクロを壊さないように、最後の10mmくらいは慎重に圧入します。
作業時間2時間くらい
油圧プレスが置いてあるベランダは蚊が多くて、会社から帰ってきてからの夕方作業は地獄。
重くて壊れ易いものを持っているので、蚊に食われていても我慢しながら作業。この翌日は飲み会のため、作業なし。
2
飲みすぎて二日酔いの中、
球とかバネとかシャフトのパズルに悩みながら、シフトフォークとシャフトを取り付け。
分解したのは2週間前だから忘れかけていたが、何とか復元。
シフトフォーク固定ネジはネジロック剤を塗ってから留める。
3
次に、ケースを取り付けるために、ウマに立てます。
ホワイトガソリンで脱脂。
ケース側も脱脂して、シールパッキンを塗布。
4
ケースを被せて、プラハンで叩いて密着させます。
フロントベアリングのCリングを取り付け、脱脂してフロントベアリングリテーナーもシールパッキンを塗って取り付けます。
5
ミッションを裏返します。
ホワイトガソリンで脱脂。
エクステンションハウジングも脱脂してシールパッキンを塗って取り付けます。
シフトセレクトレバーがシフトシャフトの溝に入っていることを確認しながら、オイルシールを傷つけないように、ベアリングとバック用シフトシャフトがエクステンションハウジングに嵌るように、丁寧に作業する。
ここで、勝手にバックギアに入ってしまって苦労した。
バック用シフトシャフトとエクステンションハウジングが当たるし、重力もあってギアが入ってしまう。
その時にシフトセレクトレバーが5速・Rのエリアに居たら良いんだが、そこに居ないとやり直しになる。
その症状に陥ってしまったんだが、液体パッキンやり直しなんて嫌だったんで、バックスイッチの穴からドライバーを突っ込んでバックギアを抜いて、事なきを得た。
6
ケース固定ボルトを規定トルクで締め、シフトレバーを取り付けて、全てのギアに入ることを確認。
シールパッキンが乾くまでの24時間はオイルを入れられないので、車に積む作業は翌週までお預け。
7
翌週末、天気が良かったので、ミッションを車体に搭載。
作業の詳細は、下ろす時の逆なので省略。
新品ミッションのシフトフィールが蘇りました。
8
使用部品
(新品補給部品で買ったJZZ30初期型R154だが、分解してみると内部は中期型だったため、部品互換性のある後期型のマルチコーンシンクロで発注した。取り付けられるかどうかドキドキしたが、無事マルチコーンシンクロ化できた。)
シンクロナイザ リングNo.1(33367-35080)
シンクロナイザ リングセットNo.1(33037-60040)
シンクロナイザ リングNo.2サードギアサイド(33364-35050)
シンクロナイザ リングNo.2フォースギアサイド(33368-35040)
シンクロナイザ リングNO.3(33369-14010)
セカンドギヤ(33033-22050)
サードギア(33034-22030)
リバースギヤ(33331-60040)
トランスミッション ハブ スリーブ NO.2(33034-24010)
アウトプットシャフト ベアリング RR(90363-30047)
合計6万円弱
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