LEG MOTOR SPORT ハイパーインテーク  

3月上旬に計測
ナンバープレート装着
オートエグゼ製ラムエアインテークシステム
ボンネットのダクトはテープにて塞いでいます。
外気温はセンターディスプレイの表示、水温と吸気温はOBDレー探により計測しています。

アイドリング時
水温　　96℃
外気温　14℃
吸気温　76℃（+62℃）
↓
水温　　96℃
外気温　12℃
吸気温　60℃（+48℃）

40km巡行時
水温　　82℃
外気温　14℃
吸気温　19℃（+5℃）
↓
水温　　82℃
外気温　12℃
吸気温　14℃（+2℃）

100km/h巡行時
水温　　83℃
外気温　2℃
吸気温　9℃（+7℃）
↓
水温　　83℃
外気温　10℃
吸気温　12℃（+2℃）

全体的に吸気温度が下がりました。
意外だったのがアイドリング時の吸気温が大幅に下がったことでしょうか。
また、ラジエーターとコンデンサーの前に構造物が置かれることで、水温の上昇が心配でしたが特に変わりありませんでした。

走行中の吸気温は取り付け前が外気温に対して大体+5℃に対し、+2℃といったところ。まだ気温が低い季節なので、夏場にどれだけ吸気温を抑えてくれるか楽しみです。

アイドリングから走り出した際、これまでもたもたと吸気温が下がる傾向でしたが、取り付け後は目に見える速度で下がるようになりました。

パワー感について、低回転域のトルクが細くなったように感じます。発進時には少しアクセルを煽らないとエンジンが苦しそうです。
しかし、2速3速で加速するような場面ではパワフルにクルマが進んでいきます。中速域からの立ち上がりでは大いに活躍してくれそうです。

異物の吸い込みは今のところ見受けられません。というのもナンバープレートが正面に取り付けられていることと、純正グリルの開口部が面積に対して少ないため、加工するか社外グリルにでもしない限り冠水路に突っ込むのは別として雨水や埃の心配はしなくていいと思っています。

逆に言えば、ナンバープレートやグリルをどうにかしない限り“ラム圧”というものを受けられないと思います。（ラム圧効果を狙っている製品ではないので当たり前ですが…）
膨張する前の冷たい酸素をエンジンに送りこむのが肝心要なので、現状としては走行風を積極的に取り入れようとは考えていません。

トラブルについてですが、純正ECUが頑張って補正してくれているようで今のところ不具合や違和感はありません。
ただ、前述の通り低回転域のトルク不足についてはエア流量が増えた分、燃料が足りてないのかなと。
また、VFADの撤去に伴い、ソノレイドやバキュームチャンバーを取り外したことで起因するトラブルを心配していますが取り付けて一般道と高速道を500kmほどい様々なパターンで走った現在違和感はありません。

総評として、VFADの撤去に伴うトラブルの覚悟と早々に汚れるエアクリ、エア流量増加による燃費の悪化を考えると街乗りオンリーであれば不要と感じます。
しかし、中速域でのパワー感アップや水温の安定と吸気温の低下はサーキットでは大きな力になってくれるはずです。
まさに諸刃の剣といったところですね。