LEG MOTOR SPORT ハイパーインテークBOX  

以下、オートエグゼのラムエアインテークシステム＋インテークダクトとの比較になります。

アイドリング時（走行後、約15分放置時）
水温　　96℃
外気温　12℃
吸気温　60℃
↓
水温　　96℃
外気温　11℃
吸気温　48℃


40km巡行時
水温　　82℃
外気温　12℃
吸気温　14℃
↓
水温　　82℃
外気温　9℃
吸気温　15℃

100km/h巡行時
水温　　83℃
外気温　10℃
吸気温　12℃
↓
水温　　82℃
外気温　12℃
吸気温　15℃

アイドリング時の吸気温がだいぶ低くなりました。
渋滞中のストップ&ゴーな状況でも終始吸気温が安定しています。
また、アイドリング状態において、オートエグゼはぐんぐん吸気温が上昇していましたが、レッグは穏やかに上がっていきます。

巡行時の吸気温はオートエグゼに軍牌が上がる結果となりました。
ダクトから入った空気が密閉されたボックス内で滞留するレッグとは裏腹に、開口部が広いオートエグゼは空気の循環が早いためかと思われます。
大きめなボックス自体も暖まりやすく、熱が逃げにくい傾向です。

加速時の吸気音について
オートエグゼのほうが迫力のあるサウンドです。
レッグは純正＋αといったところです。
エンジン自体が奏でるロータリーサウンドが聞こえるようになりました。

エアクリーナーの交換しやすさはやはりレッグです。
キャップボルトを6本外せばフィルターにアクセスできるのは最大のメリットです。
また、確実安心な純正のフィルターが使えるのも魅力の一つですね。
エアダクトを導入して汚れやすくなったエアフィルターのメンテ性と安心を得ることができました。

水温はボックスが大きくなった分、風通しが悪くなり気持ち高めです。
街乗りでは塞いでいるボンネットのダクトを解放してあげればある程度改善できそうです。

オートエグゼとの比較による総評になってしまいますが
・オートエグゼ
エアダクトを引いていれば、外気温が低く、常に走行風を受けられる条件下ではオートエグゼのほうが吸気温も水温も抑えられる。しかし、外気温が高かったり、走行風が十分に得られないとあっという間に吸気温は上昇する。
フィルターは湿式だがボックスの開口部が広いため、エンジンルーム内の熱気と塵や埃を吸いやすい。点検や交換が不便。

・レッグは温度に関しては僅かに劣るものの、外気温に左右されず、またエンジンルームの熱気にも影響されないため安定した性能を得られる。
フィルターは純正形状で点検や交換が容易。

一長一短ってところですね。
理想は冬場はオートエグゼ、夏場はレッグとしたいところですが、レッグに関しては二度と外したくないくらい作業が厄介なのでしばらくはこれで行きます。

最後に取り付けの難度ですがちょい高めです。
というのもクリアランスがキツキツなので最後にサクションホースへ接続するのに難儀します。純正の蛇腹ホースは各配管やレゾネーターを外すと付け易いかもしれません。レッグのシリコンサクションは5mm短縮してやっと入りました汗
また、車両の個体差によっては穴の位置が合わないかもしれません。
コアサポートから伸びている日本のスタッドボルトで固定するのですが、バッテリーボックスが干渉しなかなか穴の位置が合わず、結局バッテリーの外周のカバーを外しました。
素人が作業するとボックスがキズだらけになるので自信のない方はプロにお願いしたほうがよろしいかと。
製品精度が高いが故の難点ですね苦笑