HKS F-CON V Pro
序論
F-CON V プロの歴史について記載します。
平成7年(1995年)にHKSより販売されたF-CON Vがデバイス単品でエンジンの完全制御が可能なフルコンとして開発が進められたたが、フルコンはベースなしでゼロからセッティングを行う煩雑さがあり、市場がついてこないだろうとの判断から、当初は純正ECUの信号を変換するサブコンとしての発売が先行された。通信機能を搭載し、車載状態でリアルタイムにセッティング変更ができるようになったのもトピック。さらに、平成10年(1998年)より、このF-CON Vのアップデート版として、一部プロショップ向けにF-CON Vプロ(銀プロ)が先行販売されることとなる。
平成12年(2000年)にF-CON V Proとして発売に合わせて筐体がゴールドアルマイトとされたため、製品が市場に浸透するに連れ“金プロ”の愛称が広まっていった。その制御能力は非常に高かったため、金プロ装着車=高性能チューニングカーというイメージが持たれるようになる。この時期には、海外製の高精度フルコンも国内に流通しはじめていたが、サポートのないフルコンを使いこなせるチューナーはごく限られていたため、広がりは少なかった。
平成24年(2012年) F-CON V Pro Ver4.0/Ver3.4に平成後期になると環境性能対策などが求められ、新型車の装備が高度化、統合制御も進み従来の金プロでは対応しきれない要素が増えていった。電子制御スロットルや可変バルタイなど、旧金プロの開発時代には想定していなかった仕組みの制御が必要となったのだ。そこで新たに開発されたのが新しいF-CON Vプロ。可変バルタイ&電子スロットル制御など、より複雑な制御が求められる車両に向けたVer4.0と、従来型に近い制御機能のVer3.4だ。ステップの選択肢がもたらされたというわけだ。なお、現在は製品の統廃合によってVer4.0が廃盤となり、Ver3.4に一本化。その後、ハードウェア&ソフトウェア共に独自の進化を続け、点火系は8系統までの独立制御が可能となり、点火カットによるレブリミット機能も追加。また、より高度な燃調や点火時期の制御を行なうために信号入力機能が拡大し、オプション出力機能の充実化も図られた。
本論
永た自身が車の運転免許証をGETしたのが2003年ですので、まさにF-CON V Proを搭載したチューニングカー全盛期真っ盛りでした。
永たの愛機はFD3Sでしたので、どちらかと言えばパワーFC、ROMチューン(ECU書き換え)、F-CON SZがターゲットで御座いました。
知れば知る程にECUチューニングは興味深く、そして当時はかなりリスキーで御座いました。
近代の様にインターネットを通しての情報拡散・検索が発展してなかった為に、正しくECUチューニングを行えるお店の選定が本当に難しい時代でした。
本当に今思えば恐ろしい営業トークが沢山ありました。
前置きインタークーラーはやって当たり前、Vマウントが定着する時代になるとVマウント(当時だと30万オーバー)を入れられない人間は愛が足らないから早くその車降りて!等
されど自分に出来る最適解で過ごして来たものの、当時として憧れたのは本物のチューナーが造り出す、本物のF-CON V Proで御座います。
当時ですと、F-CON V Proを装着している=フルチューンマシン(高性能)としてのステータスがありました。
結論
結論を申し上げますと、いつかは欲しい!と思える部品です。
まあ、部品代とショップさんの技術料だけで30万円オーバーの超高級部品ですからなかなか難しいです。
いや、ごめんなさい。
金銭的に無理です。
導入動機
今までF-CON Sシリーズを色々と入手して観察する機会は多々ありましたが、F-CON V Proはありません。
何故か?
中古品でも高価です。
ヤフオクでもF-CON V Pro Ver.3.2以前の底値が40,500程度、F-CON V Pro Ver.3.3の底値が60,000程度、F-CON V Pro Ver.3.4に至っては60,000が底値となっております。
あくまで近日中のリサーチデータです。
底値の商品は稼働するとは思いますが、外見までピカピカとはいきません。
機能的、外見的に良い物を欲すると新品までは行かないものの、なかなか高級品となります。
続けて言えばF-CON V Proには基準データすら入っていませんので、GETしてからショップさんにてセッティングが必要になる為、更に費用が発生します。
参考程度に記載すると、雪(コルトラリーアートversionR)に本気でF-CON V Proを導入する為には、コア部品類でお世話になっておりますフルブラスト様に御願いして新品F-CON V Proを含めて40万円を超します。
しかしながら、フルブラスト様で40万円以上ぶち込んだF-CON V Pro制御されてるコルトラリーアートversionRは憧れますね!
現実な話で言えば子持ち、家族持ちの私には遥か遠い話です。
昔、誰かが言ってました。
「良く出来た偽物」は「本物」以上に本物に見える。
レビュー
F-CON V ProをGETしました!
しかも、F-CON V Pro Ver.3.4です!
いや〜コレはカッコイイですわ!
無駄にテンション上がります!
ウキウキで取付しました。
F-CON V Proと言えば不思議と取付位置が助手席足元の左側パネルかセンター側の右側パネルになります。
目立つ位置なんで、近いうちに嫁から「コレは何だ?」と尋問を受けるでしょう。
メリット
願望を叶えてくれる願望機。
F-CON V Pro Ver.3.4である。
デメリット
ノーマルの制御方法によらず、Lジェトロ、Dジェトロ、スピードスロットルの各制御方式を選択できません。
充実した信号入力機能をもとに高度な燃料や点火制御はもちろんオプション出力機能で多くの補助出力が連動した制御が不可能。
ブーストアップからよりハードチューンを行う場合に、フラッシュ書換方式ではできない、リアルタイムなデータの書換等が不可能で、セッティング作業性が特に優れていません。
また、パワーライターでのログ機能を使ってのデータの詳細な確認も不可能です。
入手価格を見て頂けたら一目瞭然かと。
化粧箱も流石の高級感。
梱包方法もちょっとスペシャルです。
ストックしていた加工済み車種別ハーネスを使って接続します。
ハーネスを繋いで、色々と位置決めをします。
F-CON V Pro Ver.3.4は純正ステーが付属されているのでビス止め装着を予定してました。
ビスまで用意したのですが、固定位置的に苦しく断念。
コイツを使ってガッチリ固定します!
位置決めをして、取付完成です!この位置がやはり良き。
定価 140,000 円 購入価格 31,000 円 入手ルート ネットオークション(Yahoo!オークション) ※落札金額29,700円+着払い運賃1,300円
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