ScanTool.net OBDLink LX  

OBDIIコネクタを通じて車両の各種データを取得、Bluetoothでスマホに飛ばしてスマホのアプリでデータを表示できる、というものです。
巷にはかなり格安のOBD-Bluetoothアダプタが出回ってますが、自動スリープの機能があったり、HPを見る限りかなり信用できそうなメーカーだったので値段が多少高いですがこちらを購入しました。

今回、一番気になったのはレーダー探知機のOBDとこれを共存できるかというところ。ある意味賭けだったのですがこの製品は専用のOBDLinkというアプリを使用し、オプションを有効にすることでなんか共存して使えてそうです。たまに初期接続に失敗することがあるので多少なんかあるんでしょう。きっと。この時はレー探の電源を切るとうまくいきます

オートスリープについてはエンジンを切るとコネクションが切断されましたという旨のメッセージが出るのでちゃんと働いていそうです。ただ、自動再接続についてはOBDLinkという専用アプリじゃないとうまく動作しないみたいです。
一回抜いて刺し直すとまたペアリングモードから始まってくれるので、infocarなどの純正以外のツールを使いたいときには分岐ケーブル側でACC連動にするとうまくいきそう。

以下に画面とともに書きますが、OBDIIはどうやらメーカー別に拡張PIDを用意している様子。
たぶんレー探のオプションOBD機能はこっちからデータを取ってます。おそらくこの理由からフリーで使える標準PIDではちょっと値がずれてるものがいくつかありました。(infocarやtorqueだと実質値がずれてると思います)
このメーカーが採用しているOBDLinkというアプリは追加アドオンでメーカー、年式別の拡張PIDを買うことができます。
うちのアプライドモデルAの86の場合、2013年のトヨタ用のアドオンで拡張PIDデータを取ることができました！
このアドオンを使うと標準PIDではずれてたデータも正しいデータで取得できます。

このアドオンでは各種診断データや、ハンドルの切れ角、アクセル開度なども取得できるのでレースでのロガー的な形でももしかしたら使えるかも？(データ取得速度足らないかな…)
あとはこれが本来の使い方だと思うのですが、車の調子が悪いときにセンサーは動いているのかな？とか調べるときにはめっちゃ役に立つはずです！

個人的な購入理由はレーダーを変えても燃費とか残燃料、吸気温度が見たい！！っていう理由と個人的にこのOBDIIという規格に興味があってちょっと色々遊んでみたいなーっていう動機だったので結果的に大満足なお買い物でした。笑

結論、手軽に車両データを見たいっていう方にはこれはあまりおすすめしません。色々クセがあるし、メニューも英語、正しい値を取るには追加アドオンが必要。などなど…

多少お金はかかりますが欲しいデータに対応しているならレーダー探知機のOBDオプションだったり、TouchBRAINやHKSさんのOB-LINKのほうが多分簡単で満足できる結果は得られるんじゃないかな、と思います！

おもちゃが欲しい人は…めちゃめちゃオススメですよ。楽しいです。笑

あ、あとこのアプリで馬力やトルクを表示できる(なんかのデータから演算してます)のですが、、、演算上は200psちゃんと出てるんですね。
このへんを眺めるのも意外と面白いです。笑