調律(チューニング)② -ルーフ異音編-
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ボクのコペンは中古車。
購入した時点でルーフは「ガタガタ」「キュッキュッ」と賑やかだったので、ダイハツディーラーに持ち込んだものの…
「ルーフ調整しましたが、コペンはこれが仕様でして…」
との返答。
ルーフロック締め込みが強くなっているだけで全く効果なし(半ギレ)
絶っっ対に改善してやる!という意志の元、『効率的な調律(チューニング)』としてボクが(苦労して)施した調整方法を紹介するよ!
2
先ずは「キュッキュ」音対策。
これは間違いなくルーフゴムの接触音だよね。
そこで
『KURE シリコングリースメイト ペースト』
これを指でうすーく伸ばして塗る。
画像のように白残りは塗りすぎ!
塗りすぎると雨の後とかに周囲の塗装面が油膜的ギトギトになるよ!
少量ずつルーフ・トランク接触部等に黒艶が出るように塗ろう。
これで「キュッキュ」音はほぼ抑えられる筈!
3
次は「ガタガタ」音対策として、ルーフ接続部を調整していくよ。
ルーフ接合凸部には
『八幡ねじ ねじカバーキャップ 12×15』
凹部には
『waki 粘着ソフトクッション』
このふたつも、かなりの効果が見込めるよ!
特にネジキャップはもう1年付けているけど、画像のように殆どヤレなし!
すごい!
4
勿論、ルーフロックの調整も行っているよ。
ボクの調整方法は
①ピラー側のトルクスねじを緩める
②その状態でルーフ側を引っ掛ける
③ルーフ側とピラー側双方の固定部が水平になる角度でピラー側トルクスねじを締める(なるべくFウインドウ側で)
緩んでくるので時折点検は必要かも。
ネジロック塗布してもいいんじゃない?
ちなみにルーフ側のロック部調整は8割方締め込んだ状態で固定。状況により微調整だけするカンジだよ。
5
そしてルーフ後ろ側の調整。
ボクは定規で測りながら左右の出っ張り具合を調整したんだけど…
どうもボクのコペンは左右均等よりも助手席側を極僅かに突っ張らせる(ルーフを後ろに下げる)方がガタガタが少ないみたい。
つまり運転席側より助手席側のボルトが1/4回転ほど飛び出ている状態。
多分これはコペンの個体差なんだろうね。
ここの調整は本当に微妙で大変。
リアパネルを外さないと調整できないので、外したままで走っては微調整を繰り返すのが結局近道かも。
緩いとガタガタするし、強く突っ張らせすぎるとルーフが軋むし雨漏りするので注意!(経験者は語る)
6
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因みにルーフの閉まり具合は、ピラー側に引っ掛けてから閉める動作でルーフが2㎜程動く位かな。
ロック時の手応えはホンの少しだよ。
コレは
「ロックがキツい→各部位にかかる圧力が高い→すぐ劣化しそう」 という考えから。
なので雨漏りしない・異音しない範囲で極力「ゆるく」調整してるよ。
だけどオープン時は明らかに挙動が異なる(ハンドルやミラーのブレ等も増える)ので、クローズ時は剛性も出ていると思う。
・異音発生部を適切に処理する
・ボディ剛性を高める
・ルーフ接合部やルーフの張りは自分のクルマに合ったポイントを見つける(難関)
上記を押さえれば、ルーフは無闇に「きつく」しなくても大丈夫だと思う!よ!
本当、ディーラーに行ってドヤ顔してやりたい気分だよ!
しかしこれでだいぶ普通のクルマになってきた(?)
けど、まだまだ色々やっていくよ!
またね!
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