2023年11月17日
車高調でタイムアップしない訳
初心者の頃疑問に思ってたシリーズ第二弾
サーキットを走り始めて最初の一年は純正足に215/45r17のZ3で走り込んでいました。
2年目は純正で出せるタイムの限界に到達したことを節目に車高調を導入しました。
ネットを見ると車高調を入れるだけでもタイムが上がるという謳い文句や書き込みがあるので半信半疑ながら「まぁ、ドライビングも上達してきたしちょっとくらい良くなるだろう」
と思ってました。
しかし、現実はむしろタイムダウン💧
お金かけて遅くなったので結構凹みました。
当時はなんとなくしか原因がわからなかったので
今の知識でまとめてみようと思います。
当時は5部山の純正サイズのZ3にバネレート前後10kの車高調を入れていました。
これで本庄サーキットの純正ベストから1秒落ちの結果となった訳です。
理由はシンプルでドライビングスキルが低かったからですね。
それだけだとなんの参考にもならないかw
もう少し掘り下げると、タイヤのグリップの限界付近で破綻するギリギリのところで操作するのが1番速いのですが、それが純正より難しくてグリップがすっぽ抜けるのが怖くて純正の頃より低い限界のところで走っていたことが原因です。
もう一つは単純にタイヤのグリップレベルが低かった。
高レートスプリングはロールが減ってタイヤに荷重をかけやすくなるのが利点ですが、タイヤに掛かる荷重のスピードが速いせいで限界の低いタイヤだと荷重を乗せた瞬間に限界が来てすぐ破綻してしまう。
ステアリング・ブレーキ・アクセルの操作で細かくタイヤの限界に合わせた荷重を調整できる技能がないとグリップ限界で走らせることができなくて遅くなる。
純正サイズのZ3であれば純正足でも十分にタイヤの性能を発揮出来ていたという訳ですね。
純正足は確かにロール量が多くてもっさりしていたのですが、流れ出しが穏やかでタイヤの限界をコントロールしやすかった。
そこに甘えていては上にはいけないわけですが。
86に前後10kのスプリングを入れるならβ02とかA052とかシバタイヤTW200の太いやつくらいのグリップレベルのタイヤではないとマッチしないかと思います。
乗りやすい足というのはこの限界域の荷重移動のスピードが早すぎなくて、かつロール量が少ない足なんだろうな。
それには減衰力の出かたを絶妙にセッティングする必要があるので良い足と評判な車高調はこれができているということでしょう。
まぁ、ミモフタもないですが別に吊るしの車高調だって限界域のシビアなコントロールが出来るのであればタイムはそんなに変わらないと思います。
結論
純正足で走り込んでも掴めない領域があるので車高調でも頑張って走り込みましょう。
いきなり車高調いれて練習すれば早くない?
とも思われるでしょうが、段階を踏んでいった方が事故なく上達すると思います。
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2023/11/17 19:23:58
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