サイレンマニア♪ 0.4mH空芯コイル  

オーディオカスタムの初歩だけど、DSPでなんとかなるアレですね。今回使用するコイルは0.4mHなので4Ωスピーカーの場合は1600Hzがカットオフ周波数になります。(1600Hz-6dB/Oct)

ドアスピーカーにはフルレンジスピーカーが使われ、フルレンジで出力することが多いわけですが、高音域の再生は苦手です。高級なセパレートスピーカーになるとドアスピーカーに対してもネットワークが付属するため高音域がカットされますが、純正や安いセパレートスピーカーだとフルレンジで鳴ってしまいます。
今回の空芯コイルを使うことで高級スピーカーと同様に高音域をカットできるというわけです。


◯音質レビュー
組み合わせるスピーカーはKENWOODのKFC-RS174sというエントリーモデルのセパレート2Wayスピーカーです。ツイーターに3.3μFのコンデンサが入っているだけのシンプルな構成のため、ドアスピーカーはフルレンジで鳴ります。
空芯コイルを入れる前はボリュームを上げると高音域が曇る感じが強く、イマイチだったのですが、空芯コイルを入れることで音がスッキリし聴きやすくなりました。
コイルの追加による音質劣化はないと思います。コイルの追加で位相が変わったため、位相が合っていない可能性がありますが、プラスマイナスを入れ替えて違いの確認をしてみようと思います。

ツイーターが12000Hz-6dB/Oct、ドアスピーカーが1600Hz-6dB/Octのため中音域がやや細くなってしまう傾向はありますが、トータルのボリュームは平坦になりフラットな音を楽しめると思います。足りないと思えばイコライザで調整もできますしね。

◯まとめ
KFC-RS174sや純正+チューンナップツイーターのようなセパレート2Wayに追加するもよし、ネットワークが1個しかなくバイアンプ接続にしたらドアスピーカーがフルレンジで鳴るようになってしまった人にもよし、3WayをDSP無しで組みたい人にもよしという万能アイテムです。

高校・大学の頃はコイルやコンデンサは苦手中の苦手の要素だったんですが、こうやって趣味で触るようになるとどんどん頭に入ってきます。やっぱり実際に触るって大事だなぁと思いました。