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2013年09月13日 イイね!

経済学入門の入門

経済学入門の入門炭酸水を買ってきました。


うちの母親が4Lくらい作ったものの、家族の誰も(作った本人すら)飲もうとしない梅ジュースを消化するのに、この炭酸水で割って飲もうかと思いまして。

で、この某PB(プライベートブランド)のお値段は、近所のスーパーで1Lが約130円ほどなんですが、同じ売り場に1.5Lのサイダーやらコーラやらが138円で売ってたりします。

これ、小学生でも疑問に思うと思うんですよ。

何で水+二酸化炭素だけの炭酸水が、炭酸水+甘味料やら香料やらの添加物色々なジュースよりL単価がはるかに高いんだよ・・・と。

その答えを求めようとしたら、やはりそれは経済学的見地から答えを求める他ないと思います。

ちょっと前に、うちの待合室においてある、お客様ご意見ノートにこんなコメントが書かれておりました。


「海外タイヤと国産タイヤの値段が違いすぎる。 国産タイヤはボッタクリか!?」


いやはや、耳が痛いお話です。

僕はご意見ノートに書かれたメッセージには、赤ペン先生ばりに赤字でレスを書くようにしているのですが、この時はどうレスをしようか考えました。

正直なところ、ここ10年の中で、タイヤほど市場価格の変動幅が無秩序で混沌な商品は無いと思います。

では、その無秩序具合にどうやって説明をつければいいのか、どうすれば消費者に納得してもらえるのか、それは僕個人がこの業界に入ってからこれまでずっと考えている永遠のテーマです。

一度、この手の疑問を社員研修でベテラン講師にぶつけたことがありますが、帰ってきた答えは、消費者に納得してもらえるではなく煙に巻く話術でしかありませんでした。それはそれでしょうがないのですが・・・

結局、8年間業界内部で働いていても、このテーマに結論を出せていませんが、部分的にはいくつかの解を導き出してはいました。

そのうちの一つが、「経済学的見地から理解するほかない」というものなのですが、さすがにこれは仲間内での議論では言えても、とても消費者に言えるものではありません。(笑)

なぜなら、格安の海外タイヤに比べ、国産タイヤがぼったくりだというのならば、その海外タイヤが作られている東南アジアの平均月収の何倍も給料を得ている僕たちは給料泥棒であるともいえるなんて言ったところで、そんなロジックで消費者に納得してもらえると思うほど、僕も馬鹿じゃありませんからね。
(でも実際にそう思います。少なくとも、内需の国内産業で己の給与を得ている人間が、発展途上国からの平行輸入品と国内生産品を比べ、輸入品を選ぶ事自体は悪くはありませんけど、その価格差を指して国内品をボッタクリなどと非難するのは厚顔無恥としかいいようがありません。特に関税で守られている国内産業従事者は)

ちなみに、国内メーカーも多く工場を持つマレーシアの、大卒の平均賃金が日本円でだいたい月給6万円です。それに対し日本で大卒の僕の月給はその3倍くらいあります。(では、僕はマレーシア人より3倍も価値のある仕事をしているのか? なんて言ったら、そんなわけないですよね)
この差って、一般的な並行輸入の海外タイヤと国産タイヤの一般的な価格差と同じような差になっているのですから興味深いです。


こういう事を考え出すと、関税が何故必要なのかってのも自然とわかってはくるんですが、話がそれるので、その話題は置いておきます。


さて、経済学というカードを切れない僕が、結局さっきのコメントにどうやってレスをつけたかというと、比喩表現を交えてこのようなレスを書きました。

「回転すし屋に行って、300円の皿と100円の皿、同じ寿司なのに何で値段が違うのか問えば、それはネタが違うからで、300円のお寿司ははたしてボッタクリでしょうか・・・」

と。

品質が違う。
少なくともアジアンタイヤとの価格差についていえば、これが決定的な要因であることは間違いありません。


あとは、このレスに

「俺は100円均一の回転寿司しか行かん」

というコメントが帰ってこない事を祈るのみです。(-∧-) ナムー
Posted at 2013/09/13 21:32:43 | コメント(3) | トラックバック(0) | Web担当Kの日記 | 日記
2013年09月13日 イイね!

道具は正しく使えば大丈夫

ハブボルトのネジ山修正です。



稀に、ナットが手の力では回らない時があったりします。

こーいう時、十字レンチなどで回せば抵抗感はあるものの回っていきますし、ましてやインパクトレンチの大パワーでまわせば締まってしまいますが、それは次にナットを外せなくなるフラグなので止めた方がいいでしょう。その場合はハブボルトを折る事になります。

この手の場合、少々時間がかかりますが、その場で問題を解決したほうが吉です。

一応、店には簡易的なタップ&ダイスがありますので、それで修正しています。
使うのはほとんどダイスです。タップを使う方は、修正するくらいなら新品ナットに換えてしまったほうが早いし確実なので。(トヨタ純正ナットとかだと在庫ないので修正するしかないんですが)

一部ではホイールナットの締め付けにインパクトが忌避されていますが、おそらくその要因となっているのが、この手のネジ山が痛んだボルトにナットを無理やり締めたり、あとは容易にオーバートルクで締めてしまえる事が、その主な要因なのでしょうけど、ボルトやナットが締まる原理を理解して、道具を正しく使えば、何も問題はありません。

むしろ、使い方次第では十字レンチの方がナットホールを傷つけかねなかったりします。

道具は正しく使って、楽しいカーライフを。
Posted at 2013/09/13 13:16:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | Web担当Kの日記 | 日記

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何シテル?   07/26 11:01
人生の大半をタイヤと共に過ごす男の哀愁を綴ったブログ。
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