スタッフＫのブログ一覧

今日も大忙しでした。

結局、僕も相棒Ｙさんも昼に昼ご飯食べられず、夕やけニャンニャンな時間に、休憩室で二人で肩を並べてカレーを食べました。いや、Ｙさんはカレーじゃないですけど。


で、肩といえばですね、奥さん。


今日のお昼に、とある非常に特殊な車の作業で、大きなアルミのアンダーパネルの脱着をするために、上をむいて何本ものビスを回していたところ、突然右肩に激しい痛みが。

んで、それ以来、痛くて右腕が肩より上にあがらないのです。


そうか、これが噂に聞く、四十肩ってやつか。


もう若くありませんね。(´；ω；｀)


とりあえず、今からお風呂でゆっくり温めてきたら、その車を題材にブログを書いてみることにします。

携帯を代えなきゃ代えなきゃといいながら、一向にiPhoneの予約すら行ってなかったスタッフＫですが、本日思い切って予約しにいってみました。

事前に、ネットで料金プランの予約登録は済ませているので、その予約番号を持って。

物臭な僕も、いいかげん行動に出たのです。

･･･といいながら、本当はauショップ隣のラーメン屋に行ったら定休日で閉まっていたのでどうしたもんかと佇んでいた所、ふと隣を見ればお客０で待ち時間がいっさいかからなそうなauショップの店内が見えたので、思い切ってお店の中に入ってみたのです。


で





iPhone5当日買えてしまいました。(´・ω・｀)


いやー、予約前提で話を進めてたんですが、僕が書いた申込書を見た店員のおねーさんが

「お客様、こちらの機種ですと在庫がございますので、本日お渡しできます」

と。

６４ＧＢモデルで黒色って全然人気ないんですね。(´・ω・｀)
多分、今回のiPhone5の中で一番人気無い組み合わせなんでしょう。
別に、それを狙って選んだんじゃなく、純粋に自分の嗜好で選んだんですが･･･

そんなわけで、とうとう僕も長年付き合い続けたガラパゴス携帯に別離を告げ、ナウいヤングにバカウケのスマートフォンデビューを致しました。


さっそく、アドレス帳登録で１時間かかりましたが(´・ω・｀)

いや、操作がわからんかったんでなく、以前登録してたＩＤのパスワードがわからなかっただけなんですが。


それにしても、今まで電話とメールくらいしか使ってなかった僕が、スマホなんて使いこなせるんでしょうか･･･

もう僕も若くないので、慣れない操作系に四苦八苦です。

本日、一人営業も無事終わりかけ、閉店までのカウントダウンに入りました所、１台のハッチバックがご来店されました。二人組みの若い男性が乗っておられました。

その車、タイヤがパンクしたらしくフロントタイヤがスペアタイヤに変わっておりました。

「パンクしたタイヤを見て欲しい」と、テールゲートをオープンにした状態でお客様が僕を呼びます。

テールゲートから荷室を覗き込むと、ぺちゃんこに潰れた５５扁平の１４インチタイヤが鎮座しておられました。

それにしても、なんだか随分汚れています。･･･というか、なんか粉が積もってるような･･･
何かよくわからない違和感を感じていると、お客様から衝撃的なお言葉を賜りました。

「あ、ガラス割れてるんで」


･･･ (´･ω｀･)ｴｯ?



そのままの姿勢で視線を上に向けました

(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

ガラスが砕け散ったテールゲートの先に、夜空が見えました。



なんか、ついさっき、砕けたんだそうです。砕けたてホヤホヤです。まだ砕け散らずに残ってる部分もありました。室内も砕けたガラスでてんこ盛りでした。

タイヤの事が終わったらガラス屋に持って行くそうです。

･･･とりあえず、タイヤ見てみることにしました。初見３秒で駄目だとわかりましたが、一応お客様にご納得していただく為に、タイヤを抜いてグチャグチャになった内部をご覧頂きます。

そんなわけで、タイヤは交換する運びとなりました。

タイヤ交換自体はすぐに終わりました。

先輩らしい方が後輩らしい方に、車をここ（ピット）まで移動させるように指示します。

後輩らしい方が小走りで車の元へ駆けてゆきます。そして、勢いよくテールゲートを締めました。

バタン！
パリン

徐行でピットに向って移動します。

ブロロー
パリパリパリン

ピットに入りました。奥までは入れず手前で止まってもらいます。
さっそくジャッキアップし、スペアタイヤを外して、さきほど組んだタイヤを取り付けます。

僕が作業してる間、お客様ご自身がスペアタイヤの収納作業をして頂けました。

ガチャ（テールゲートをあける音）
パリン

ゴソゴソ（色々片付けながらスペアタイヤを収納しています）
パリンパリンパリン

バタン（テールゲートを締める音）
パリン

作業は終了しました。

時間も遅くなりましたし、これからガラス屋だか車屋だか持っていくという事ですから、早く行った方がいいだろうと思い、お客様からタイヤ代金を頂いたら草々に出発して頂きました。



･･･さて


唐突ですが、弊店の敷地は坂道が多いんです。

実際にご来店頂いた方はよくご存知だと思いますが、ピットへ上がるにもスロープがありますし、他にも駐車場内にもスロープがあります。

とにかく坂だらけです。シャコタンには厳しい店です。

夜間照明に照らされた、そんな坂だらけの弊店敷地を見つめながら僕は、何となく高田みづえが歌って大ヒットした昔の歌謡曲を思い出していました。



『硝子坂』　唄：高田みづえ　曲：宇崎竜童　詞：島武実

押しも押されぬ昭和の名曲です。オリジナルは高田みづえではありませんが、世間的には、硝子坂といえば高田みづえが連想されることでしょう。僕も基本的にはそれしか聞きません。



そこかしこでキラキラと、ガラスの破片に光が反射しています。


このキラキラが消えて無くなるまで、今夜は帰れません･･･

　今朝、目を覚ましますと、自分は一階の和室にある仏壇の前におりました。

　はて、何でこんな所に？　数年前に逝去した祖父母の遺影を寝ぼけ眼で見つめながら思考を働かせます。

　自分の部屋は二階であり、普段寝るベッドもそこです。携帯もそこですし、目覚ましもそこです。

　どう考えても、自分が寝る部屋はここではありません。

　傍らに、最近買った分厚いライトノベルが、ページが開いたまま潰されていました。
子供の時に夢中になって読んでいて１０年前に完結した作品なんですが、最近になって何故か続編が出ていたことに気がつき、つい懐かしくなって買ってみたのでした。

　･･･だいたい、状況が掴めて来ました。

　おそらく、昨日この和室で寝転がって、この本を読んでいて、そのままいつのまにか意識を失っていたのでしょう。

　・・・何か、もっと重要なことを忘れてる気がしますが、それが何であるかまだ思い出せません。

　突然、居間の引き戸が開かれました。当直明けの兄が帰ってきたのでした。

　扉の向こうには、朝日に照らされたリビングが見えました。

　唐突に、本当に唐突に、とんでもない事を思い出した僕は、畳から飛び起き、近くにあった時計を確認しました。

　時計の針は、午前８時３０分をすこし過ぎたところでした。

その瞬間、地球が静止した気がしました。

　僕は大慌てで階段を駆け上がり、自室にある携帯をつかみとり画面を確認しました。

不在着信４件。メール２件。

　着信履歴に表示された名前は、自分が今日という日を何か別の日と間違えているという可能性が万に一つも無いことを確証するものでした。

　夢ならば覚めてほしいと願いました。ですが、悲しい事に自分はもう完全にはっきりと目を覚ましていました。


　とりあえず、深呼吸をすることにしました。

　自分は今から何をすべきなのか。

　もう何もかも投げ出し、自分は４０度を越える高熱で意識も朦朧だったという事にして、このままベッドに飛び込んでしまおうか？　そんな願望が頭をよぎります。　しかし、そんな事が社会的に許されるのは学生かニートくらいです。（まぁニートならばそもそもこの事態は起きてませんけど）
　しょうがないことに、自分は一応いっぱしの社会人なのでした。社会人は体調不良にもちゃんと段取りを求められるものなのです。

　何か上手い言い訳は無いか。

　いろいろ考えてみましたが、どう考えても自分の墓穴が頭の上まですっぽり埋まりきってしまう事になる展開にしかなりません。
　墓穴を掘るにしても、せめて頭だけでも外に出し、延命を図らねばなりません。

　社会人の段取り的に、言い訳を言えるタイムリミットはとっくに過ぎていたのです。

　携帯を前に逡巡すること幾星霜･･･　ものの数秒の時間が、この時は星の一生もかくやというほどの長さに感じられました。


　僕は覚悟を決めました。


　その時の僕は、これからある相手に電話をします。

　電話の相手は、本社にいるはずの直属の上司。

　現時刻は午前８時３３分。

　その時間、本社では定例会議が行われているはずです。

　その会議とは、毎月１度行われる、弊社系列店舗の店長会議です。

　店長会議の開始時間は午前８時。

　予定では、その時間の会議室には、他店の店長と共に、店長代理である僕も一緒に座っていなければいけませんでした。

　午前８時３３分。

　僕は、まるで核ミサイルの発射ボタンを押すかのような心境で、携帯の発信ボタンを押したのでした･･･