10月2日 (7) 265k
*チェックポイント①食事場所(笑)
*チェックポイント②釧路湿原美術館
*ファイナルポイント③川湯温泉Hパークウェイ
9時間ほど寝たか。
車中泊では日没が就寝タイム
朝の光がウェィクアップコール!
夜が長い。
『道の駅スワン44』には素敵なレストランがあるけれど
オープンが11時!
おなかすいたあ~
とても待ってられない。
ネットで探してみると
根室市内に朝8時開店のレストランがある!!
ラッキー・・ここ行こう!!
営業中のサインを確かめ中に入ると
常連さん二人とオーナー夫婦・
『いらっしゃいませ。何にしましょう』
大好きなオムライスとコーヒーを。
でもなんとなあ~く・雰囲気が・・・・・・
オムライスを食べながら
聞くともなく・
しかし・もれ聞こえる会話。
どうやらこのお店『K2』さんは今日限りでお店を閉めちゃうらしい・
それで常連さんが朝早くから集合。
ええっ!!
そんな中で一人もぐもぐ食べてていいの~

どうぞどうぞ。いいんですよ。
40年頑張ったんですけどね~
もうすぐ80ですし・・
(お・おわかい・・)
そこへさらに二人参加
『GT-Rじゃないですか―』
すると奥のおじさんが
『僕はポルシェ911に乗ってたんですよ。』
『僕は・(アメ車です・忘れました)』
(後日メモが見つかりました。アメ車はオールズモビル7500・
す・すごい・・北の大地だからこんな車に乗れるんだぁ😱)
なんかすっかり車の話で意気投合。

僕よりいっこ上ですね・姉さんと呼ばせていただきます・
って・北海道にまで弟が出来ちゃった・
記念の集会になるはずがー
お騒がせごめんなさい🙇
そして、お会計の時。

これもご縁ですからお代は頂きません。
ありがとうございます。
野暮は言わずお言葉に甘えました。
外は雨・
もともと今日のプランはないし
ママに聞いた美術館を訪ねることに。
『根室釧路間はスピードに気をつけて
白いクラウンは要注意、ターンして追って来るから
ブレーキランプを見せるとあきらめるよ』
など‥地元産のインフォを背に
心・

頂きました・
おげんきでー
佐々木榮松 『父娘展』のタイトルに惹かれ
160キロ先の『釧路湿原美術館』へ
一歩足を踏み入れると
ああ・なんて素敵なんだろう
心に染み込む色づかい
誰ひとりいない小さな美術館で
しばし美しい世界を独り占めした。
気が付くと私は鶴の群れの中にいた。
ロシア系日本人画家の作品は、
好きなシャガール(それしか知らない)の幻想的な色使いと
silver trout を読むイェイツの詩を連想させた。
白い蛾が翅を広げるころ・
銀のトラウトはきららかな乙女に・
髪に林檎の花をかざしたる
時のほろぶまでも 摘みとらん
月の銀の林檎 陽の金の林檎を
絵と詩が織りなす世界にどっぷりとつかっていた・
するといきなり
釣りキチ三平
登場!
えっ???
ここで夢から覚めた(笑)
この美しくも儚い絵を描く人
(空襲で妻と愛娘を亡くしている)と
釣りキチがいきなりドッキングして、一瞬とまどったが
画家は釣り好きで「釣りキチ・」の中にも登場しているらしい。
部屋を出ると、商談をしていた年配の女性が
私を認め近づいてきた。
美術館の理事長で画家の絵を全て託された人。
画商だからもちろん商才にたけている・
でも不思議に通じるものがあり
話がはずんだ。
すると彼女はおもむろにテーブルにある商品の中から
一冊の本を手にし
『お会いしたのもご縁ですから、受け取ってください』
と差し出した。
それは画家の作品を美しく装丁した高価な一冊。
ありがとうございます。
心ゆさぶられた絵をいつも目にすることが出来るとは・
『ご縁』の言葉ふたたび
心・いただきました。
Fishing Cafe 特集・湿原のカムイたち
出会った高野氏、ここにも「三平」の文字があります。
ここから川湯温泉パークホテルまで80キロ。
274号のワインディングをいくと
スピードの出しすぎからか、
2か所で車の横転事故をみた。
鹿の飛びだしかも知れない。
なんちゃってシートベルト装着(笑)の私は
おまわりさんの横を通る度に ヒヤヒヤ。
無事やりすごし16時半着。
夕食です。
Posted at 2021/11/26 11:02:40 | |
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R と駆ける峠(2021)北海道 | 旅行/地域