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BNR32と銀の林檎のブログ一覧

2020年05月10日 イイね!

ローマで最後の晩餐を イタリア(9)2016

ローマで最後の晩餐を イタリア(9)20165月1日
ローマ最後の日。

イタリアの高速列車。 ”イタロ”の顔は昆虫を思わせユニーク。

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私が乗るのは、いつもレッジオナーレ(ローカル列車)。
グリーニッシュブルーの車体はまるでスピード感がない。

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だがローカル列車やバスはローカルな人でいっぱい。

その国の本当の顔が見える。
その国を肌で感じることができる。


ところでまったく頭になかったが、きょう5月1日はメーデー。
交通機関の大幅減便がある。


刻々と変わる時刻表。
既存の便がつぎつぎに消え
プラットフォーム番号も変わって落ち着かない。

プラットフォームで知り合った若いダニエラさん。
心配顔のわたしに

”大丈夫、一緒に行きましょう。私についてきて”
と地元の人は頼りになる。

やっとやってきた列車の2等車に乗ろうとすると
”1等車でいいのよ、いいからいいから”
と私の背中を押した。
ローマまで彼女とおしゃべりしながらの快適な旅。

一期一会・・・また思い出の1ページになった。
ありがとうダニエラさん。


さてローマでの残り少ない時間をどうしようか・・・
観光する時間もない。
そうだ、トモコさんのリストランテへ行こう。


トモ子さんに会ったいきさつは、イタリア初回にさかのぼる。

初めてのイタリアで、ちょっとした事件に巻き込まれてしまった。
20年近い海外歩きで、ただ一度の苦い経験・・
次男が日本からイタリアの日本大使館にジカ談判・

高橋さんという大使館員の方が
有事のとき駆け込み寺になっているトモ子さん宅へ
”よしなにお世話してあげてください” 
と要請してくださった。

お二人には一方ならぬお世話に。



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トモコさんは今では二つのリストランテの女将。
ローマ、テルミニ駅から歩いて行ける、立地条件のいい一角にある。



忙しい彼女は店に居なかった。

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イタリア最後の晩餐にしては軽い夕食。
でもいろいろな経験を楽しめた今回の旅の
締めくくりにふさわしい、静かな・・・・・・

と感慨にふけっていると、


”あなたが来ているというから会わなくちゃと思ってね”
と、女将さん登場。

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今も変わらない
いやさらに磨きがかかったその毒舌ぶり。

群れの中で個を抑え、迎合してしまう日本人の体質、
社会性が嫌になり日本を飛び出した彼女。 

イタリア人と結婚し、二つのリストランテを経営。
老後は老人ホームでイタリア人のバーさん達と丁々発止と
やりあうのを今から楽しみにしていた。

ほんとは日本を愛している彼女・・
いつまでもお元気で。

ワインをごちそうになりながらの楽しいひと時が
ローマの最後の晩餐になった。


翌朝シャトルバスで空港へ

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バスの車窓から コロッセオがみえる。

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Arrivederci, Rome!
さようなら・・ ローマ









Posted at 2020/05/10 18:24:52 | コメント(8) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域
2020年05月07日 イイね!

業火に焼かれるピッツァとは? イタリア(8)2016

業火に焼かれるピッツァとは? イタリア(8)2016みん友さんのお一人は大阪御堂筋などの散策で、
少なくとも10000歩ほどウォーキングされるそう。

いいなあ・・
この辺は退屈なコースしかないのです。
現在PC依存症でして(笑)、はあ~っまだ750歩!!
なんてことがしばしば。
そこでルールを課すことにしました。
(家の中で)1000歩稼ぐ毎に40分ほどのPCタイムのご褒美・・
たやすく3000~4000稼げます。
後は外をちょこっと歩けば8000歩は軽い。
う~んなかなかいいぞ、これで行こう

4月30日

南イタリアは春の終わり以降が本シーズン。
結構寒かったし、雨も多い。
イタリア人の多くは皮のコートを着ていたっけ。
もう来ることはないが、青の洞窟目当てなら夏がベストかな。


このホテルにはプールがあるが、今は静か。

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ダブルベッドのある部屋は心地よく、バルコニーからは眼下にプールが望める。

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フローリングはベッドルーム、サニタリースペース共にかわいい模様のマヨルカタイル張り。

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普段はYH のドミトリー(相部屋)に泊まることが多いので居心地まんてん・


さて出発
フェリーの船着場までホテルの車に乗っかることになった。
ドイツ人の青年二人と相乗り。
ドライバーは、昨年父親からホテルを受け継いだばかりの若オーナー。
三人ともなかなかの好青年。 
こちらは半世紀前、女の子だったおばさんー。 

ここ2年続けてドイツへ行っているので共通の話題に事欠かない。
もちろん若い3人は英語が話せる。
笑いを乗せ、車は気持ち良いスピードで走った。

カーブの先が見えない片側崖の細い道は
ホーンを鳴らす場所、鳴らす側などに不文律があるよう。


フェリーポートに着くころには、すっかり打ち解けた雰囲気に。
別れ際にオーナーの写真を撮るつもりだったが、

”二人並んだところを撮ってあげますよ”
と、オファーしてくれたドイツ青年の言葉に、
それでは、と横に並んだその瞬間、

あっという間もなく私は宙に浮き、
軽々と抱きかかえられていた。
ひゃー、お姫様だっこー 

フェリーに乗る人でいっぱいの場所。
もう恥ずかしさで顔が引きつりまくり…

”どうみても介護老人が介護スタッフに抱きかかえられてる図ー”
と、誰かが草葉の陰で苦笑いしてるから写真は没。

オーナーの彼はかっこよく  写っていたので少し残念・・


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写真を撮ってくれた本人も赤面・・・
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さて ナポリ行の窓口を探しチケットを買うと
”今すぐ出るよー”
と窓口のおばちゃん、

またもやこのパターン!

”ふねはどっち!”

”あっち”

指さされた方角へ走ると、これが正反対!
で、ポートを端から端まで韋駄天走りに走る羽目に・・ 
乗客はすでに乗り終わり、渡しを上げるばかりになっていた。

これからはイタリア人の ”あっち” は信用しない!



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イスキア号は昨日の船よりずっと小ぶりで乗客も少なく、
凪いだ湾を滑るように進んだ。
きのうの嵐の中の喧騒がうそのよう。

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ナポリにつくとそこからはバス。

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ナポリ中央駅”ガリバルディ―”への 
151番バスは間もなくやってきた。

せっかちが災いして手前のバス停で降りてしまったが、
近くにいた地元の人のアドバイスで近接のメトロに乗り換えた。

クールな紳士も、怪しげなグループのお兄ちゃんたちも
言葉が通じなくても一生懸命、お節介に教えてくれる。



ぶじ 駅近くのホテルに荷物を置き、スパッカナポリへ。

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まず 手じかなリストランテに入り、
おすすめのピッツァを尋ねた。

すると すかさず
〝ディアボラ
と返事が返ってきた。
じゃそれいこう!


写真を撮っていいか聞くと、”もちろん”、とポーズをとってくれる。

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な~かなか・・カワユイ




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お~ 出てきたのは美しくも真っ赤な色のピザ。

ところがこのディアボラという言葉、
後に調べてみるととんでもない意味が・・

Diavola とは悪魔風。 赤く燃え上がるように調理するという意味で、
赤唐辛子などスパイシーな調味料を使うので、食べた人が業火に焼かれたように、
舌がピリピリする事に由来するとも言われている、らしい。


まあ、辛いのが苦手な私でも許せる範囲の辛さ、
しかもとても美味。
しばらく格闘していると、
モッツァレラチーズのサービスがあった。



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今日はいい日だったな。





Posted at 2020/05/07 19:46:02 | コメント(6) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域
2020年05月03日 イイね!

カプリ島 "青の洞窟"は雨の洞窟 イタリア(7)2016

カプリ島 "青の洞窟"は雨の洞窟 イタリア(7)2016長い間ヘビーなペダルを踏んでいた状態から急に自宅にこもる生活になり、ひざに違和感を覚えるようになりました。10何年まえの悪夢がよみがえります(笑)。やっぱり乗って膝周りの筋肉を鍛えておかないとだめだ。ということで、一日おきに車で出かけることにしました。もちろん外へは出ません。そしてこれは不要ではなく健康のため。なんか言い訳のような・・



4月29日

翌朝4時半に起きシャワーを浴びる。
あいにく今日は雨。

ルナ・ロッサ(宿)の朝食係が "Good day for Capri."と声をかける。


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前日の写真

6時に宿を出た。雨はさらに激しくなっている。

フェリーのチケットウィンドゥが開くのを待ってチケットを買うと
乗船はもうすでに始まっているという。

船着き場は広い。
ゲートの番号を聞いて猛ダッシュした。
大きなスーツケース持参だったら、とてもじゃないがこんな芸当はできない。
乗客はもうほとんど乗っていて、列の最後尾に並んだ。


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間に合わない可能性だってある。

昨日チケット売り場で怒り心頭だったおばさん・・・
理由がわかったような気がした。

さて1日遅れが吉と出るか凶と出るか・・・・・

土砂降りの中、大きなフェリーは縦に横にに激しく揺れつづけた。
半端な揺れではない。ローラーコースターのように上下にうねる。
隣に座っていたイタリア人の女の子はすぐ吐き始めた、カプリにつくまで延々と・・・

中央の列は中国人の団体が占めていた。
反対側の列のグループは、船がコースターのように落ちるたびに
ワーオ! と歓声を上げていたが
そのうち静かになり・・・・・・

船のスタッフは慣れた様子で、腰に携帯していたビニール袋を配って歩いた。
私の席は最前列。目の前に大きなコンテナが用意してある。
スタッフはその中に袋を投げ入れていった。


私は海釣り用の小舟に乗っても酔ったことはない。
でもさすがに隣や周りの状況でむかむかしてきた。

カプリ島まで時間にして1時間20分くらい。
その間、音やその他を我慢した。 

それにしても、真ん中、中国人の列だけは不気味に静まり返っていた。
アジア系のほうが船酔いに強いのだろうか・・・・・・・・・・・・・

土砂降りのカプリについた。めざすはアナカプリ。
ここからはバスか、最悪歩いてもたかが知れていると甘く考えていた。

しかし吹っ飛ばされそうな横なぐりの雨・・・・
バス停に人影はない。

確かホテルの車の送迎があったことを思い出した・・・・
しかし土砂降りの中、ホテルのコピーを確かめる余裕すらない。

船着き場すぐ前のパブに飛び込むと
タクシドライバーがたむろしていた。
乗車するしかない。

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車窓から。 道中天気はみるみる回復してきた。

ところでカプリのタクシーはとてもスリルがある。
他の人のブログで読み知っていた。

車二台分ギリギリの、細く曲がりくねった道路。
片側崖でカーブの先が見えない。
そこをかなりなスピードで飛ばす。
地元のドライバーにしかできない amazing な神業ドライビングテクニック。
こ・・こわっ・

ホテル到着。
雨はほとんど上がっていた。
家族経営の居心地のいいホテル。
ウェルカムドリンクが出た。

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部屋からはプールが見える。
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わたしには豪華ホテル。 イタリアはなかなかユースがない。


この天気だから望みはないが”青の洞窟”へと出発。
洞窟へのバスターミナルはすぐ近く。

三人のシニア日本人グループと同乗した。
70代くらいの女性二人
それに”先生”と呼ばれていた、どう見ても90近い枯れ木のようなおじいちゃん。
よぼよぼだが踝までの雨具をおしゃれに着こなし、精神はかくしゃくとして好奇心旺盛。
よぼよぼ、しかしずんずん歩いていた。

聞けば 老人三人、バスでアマルフィーへ、そしてフェリーでカプリへ(これだけでもすごい!)
青の洞窟を待つこと今日で4日目・・・
今日はカプリを発つ日、その前に実際に洞窟を見てから諦めたい。 (もちろん先生が・・・)

あっぱれー 脱帽! 
このジーちゃん(しつれい先生)は
きっと100歳になっても好奇心いっぱいだろうなー。
元気をもらった。 私も見習いたい・

洞窟付近は高波で乗船可能ではない。

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だいたい洞窟が見たいのなら
夏以降がシーズン。


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晴れていればこんな感じ


どこへ行っても にゃんこがいる。

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アナカプリ中心街にもどり、マヨルカタイルの店などを見て回り、
レストランへ入った。

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オーダーしたスウィーツつきのセットメニュー。
こういったレストランはメインディッシュもいまいち・
くわえるにいくら待ってもデザートが来ない・
通りがかったウェイターに

 あのー私まってるんだけど・・・・

 Waiting for me? (ぼくを?)

 スィーツです!!



Posted at 2020/05/03 15:42:54 | コメント(7) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域
2020年04月27日 イイね!

天国と地獄? イタリア(6)2016

天国と地獄? イタリア(6)2016長年クルマで仕事場へ通っていた生活から
STAY HOME の自粛生活になり1ヶ月半。

免疫力アップの食事で体重も2kアップ。
運動量を測るためにも万歩計は大切。
ん?・・700歩ということは
ずっとPCに貼りついていたということデス
歩かなきゃ!



4月28日

さて予定のカプリ島2泊を1泊にして、もう少しナポリを楽しむことに。

少し足を延ばし、カプリ島へのフェリー乗り場を確認し、
今日は美味しいナポリのシーフードを食べたい。


京都にも1日500円で市バス乗り放題のチケットがあるが
気ままなナポリ歩きを便利にしてくれるのがウニコチケット。
この優れものチケットは1枚で、メトロ、バス、ケーブルカー、トラム共通。
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さて、メトロへの入り口はどこ・・
チケットを買って、すぐ横のベンチにいた男性に尋ねた。
男性は、隣の若い女性に聞いていたが二人とも英語がわからないらしい。

すると端に座っていた学生風の女性がすっと席を立ち、
英語で案内をしはじめた。 

おー!きれいな英語・
慣れた様子で案内してくれる。
メトロ入口は駅構外にあった。


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”ありがとう。” と私。
ところが彼女は鞄からチケットを取出し自分も改札の中へ・・・

この女性は一体…何が目的・・・・

英語が堪能な彼女は法律学校の学生。
英語はアメリカ映画などで独学。(ひゃ~信じがたい)

彼女いわく
”イタリアの若者は英語が話せない。
ドイツやフランスなどの若者はみな話せるのに・・(確かに・)
それが恥ずかしい。” 
”ナポリというと人は皆、スリや詐欺で治安が悪く、
汚い町を想像する。そんな風に思わないでほしい。”
と。

すごく説得力がある。

しか~し!!
私の頭は疑心暗鬼でいっぱい。 
頼んでもいないのに電車に乗って見ず知らずのガイコクジンを案内?
ひょっとすると彼女は新手の con artist (信用詐欺師)か。
あとで案内料を要求されるかも、

と悪い想像が頭を駆け巡る。


電車を降りナポリ湾を望むサンタ・ルチア地区へ。
説明しながらウンベルト一世のガレリア、王宮あたりを案内してくれた。
カプリ島、イスキア島、ソレントなどへ出港する船でいっぱいの
フェリー乗り場もおさえた。


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ガレリアアーケード下はショッピングモール

あまり好意に甘えるわけにいかない。
それにまだ一抹の疑惑も・・


”ありがとう。ここからは一人でぶらぶら歩いてみるけれど、
どこかで軽い食事かスウィーツでもご一緒にどう?”

というと、

”ダイエットしているのでスウィーツは避けてるし、お腹もすいていないので。”
とにっこり断って、

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帰り道を説明してくれ、手を振って遠ざかって行った。

ありがとう、ベネディクタさん。 
最後まで疑心暗鬼だったおばさんを、ゆるしてね。 

彼女のおかげでナポリの好感度はさらにアップ。 





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ヌオーヴォ城あたりをぶらぶらと見て回る。

サンタ・ルチア地区海側は、
ナポリ湾を望むうつくしいエリアだ。

そぞろ歩きをしている恋人らしいカップルも多い。 


フェリーのチケットウィンドウは出航直前でないと開かないようだ。
一人の女性が売り場の男性ともめていた。
問題があったらしい・・・・・
しかし何があろうと明日は当たって砕けるしかない。 

すぐ前にバール(カフェと雑貨)があり、中に入ってコーヒーとスウィーツを頼んだ。
ゆっくり座れるのと、何よりOOO個室があるのがありがたい。

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ツァーでの観光客は、全ておぜん立てされているので
何の心配もなく移動できるが、一人旅で一番の困りごとは
OOO問題と言っても過言ではない! 

初めてイタリアを訪ねた際は
フィレンツェでバスのチケットの買い方が分からず、
乗れないまま帰国した経緯がある。
市内チケットと長距離チケットの買い方もわからなかった。
今回は大前進で満足―。 

改めてガレリアあたりを散策。

入るともなく、ふらーっとサンカルロ歌劇場の中へ。
”オテロ”の垂れ幕を見て、もし上演中なら見たいと思った。

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と、いかにも映画に出てくる執事風の男性が

”何かお探しでございますか、マダーム。”
”ええ、オテロをやっているのなら見たいと思って。”
”オテロの上演は明日のみでございます、マダーム。”
”明日はここにいないのよね、残念。”
”それでは、カフェでお飲み物などいかがでしょうか、マダーム。”

と、、シアターからカフェへの仕切りを開けてくれたが、
別に無料のサービスがあるわけではない。
自費です!

カフェはなかなかいい雰囲気で、コーヒーを頼みしばらくそこにいた。
カフェ出口横にはとても素敵なOOOがあるのでますます気に入った。

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なんだか甘いものを食べ、飲み、OOOの事ばかり考えているようで・
こ・・これではいかん。

せっかく一日券を持っているのだから、と Toledo まで足を延ばした。

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ダンテ広場 (ダンテの像) に別段興味があったわけでなく
ただ時間があったので。

しかし トレドメトロ駅構内が印象的!
アーティスティック!


天国への階段のよう・・

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まだ行きたくないけれど・(写真お借りしました。)
アートを施したメトロは他にもあるらしい。



その後メトロでガリバルディ―駅に戻ると、
突然2,3人の男性が改札口に現れた。
ひぇー、抜き打ちの検札ー!


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ドイツやイタリアでは厳しいことを聞いていたが、
経験するのは初めて。
悲鳴を上げている人、電話で連絡している人、無駄な弁解をしている人・・・・・

私は地獄のそばを通り過ぎた。

そして今日のフィースト。

”地球を歩く”のリポート欄で知ったレストラン、エットーレ。
普段ならまず入らない駅近くの普通のレストラン。
しかし中は地元グルメの常連客でいっぱい。

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grigliata pesce 海老、サーモン、イカなど。

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antipasti サーモンとタコのマリネ。

いやいや・味は最高!!

天国ー。







Posted at 2020/04/27 16:18:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域
2020年04月22日 イイね!

ポンペイへ・あきれたオジーちゃんと怪しいモンク イタリア(5)2016

ポンペイへ・あきれたオジーちゃんと怪しいモンク イタリア(5)2016みなさまお元気でしょうか。
在宅ワークで頑張ってらっしゃいますか。
感染予防策を講じながら通勤されてるのでしょうか。
あの方は、この方はお元気かなあ…と心配になります。

私はフリーランスの仕事が全くない状態が続いています。
長期戦、長丁場になりそうです。
コロナとの戦い、生き残れるか、今はひたすら我慢しかありません。

日記は書くのも読むのも好きではありませんが、
ときどき冒頭に 小さなことばを添えたいなと思います。

*****


さて 4月26日 (2016)

一時間半の列車の旅
バーリ着。

駅を出るとものすごい雨で路肩はプール状態。
薄い防水コートのフードを目深にかぶり、バス発着所を探した。

駅前のアーケード下にバックパッカーが一人・・・

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また一人と・・・・よかったー。

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”ここですよね”
お互いに場所を確認しあった。

しばらくしてやってきたバスに乗り込む。
座席番号 37,38・・・・あら?・・・・・
私の席40番にはすでにシニアのカップルが・・

私の席にちゃっかり座って
”あんたの席はずーと後ろ” などと嘯(うそぶ)いていたおジイちゃん
どうやら、隣席の ”昔カルメン” だったような
おばあちゃんの跡を追ってきたらしい。

とにかくドライバーがチケットを確認後、席をかわってあげるから、と移動を促した。
一般に交通機関の検札は厳しく、長距離バスのチケット確認も例外ではない。

ドライバーが彼のチケットを見てしきりに、 NO (ノ)を繰り返していた。
チケットは持っているがこのバスのではないようだ。 つまり彼の席はない。

チケット検札後席を譲ってあげたが
当然後から乗り込んだ乗客は、
”あ、ここ私の席・・”  ”この席たしか僕の・・”
と、順繰りに同じ現象が。

そのたびにジイちゃんは、
”ドライバーがいい加減なんだ。皆好きな席に座っているんだよ” とか
”きっとダブルブッキングしているんだ、空いてる席に座れば”

などと勝手な説明をしているらしい。
が、皆 ふんふんと納得している・・・・
(ふたたび)・なんなんだこのいいかげんさはー

ナポリにつくまで、昔カルメンの手を握り、頬を寄せ、
耳元で何事かささやいていた。
いやはや あきれるばかりの情熱・



ナポリまで3時間のバスの旅。

ところで私の隣に座っているのは、一人のモンク(修道士)。
長身痩躯を包む長い黒衣、、首から下がるロザリオ。
縄のベルトと、少し色あせたた黒衣が厳しい禁欲生活の象徴のよう・・・ 

前席背もたれのドリンクホルダーを使うときは、さっと広げてサポートしてくれたり、
顔が合うとニーッと微笑んだり、穏やかな表情、物腰やわらか~~。

ところがナポリも近くなった頃
携帯を取り出し誰かと話し始めたかと思うと、突然

”アーんだって!
待ってるっていったろーが
なにOざけたこと言ってんだーよっ!”


(今まで聞いたことのない言語で、翻訳の責任は負いかねます)

声は荒くだんだん大きくなり、まわりの注意を引いているがお構いなし。
わたしは ・・・・・・・・・・・・・・・・
しゅ・・修道僧がこんな言い方するだろうか・・


ナポリバスターミナル着。


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大型二階建てブルマンは荷物収納庫も大きく
バス会社の男性二人が中に入り
ドライバーは荷物を一つずつ受け取ると、持ち主を確認して手渡す。

と、突如かのモンクはつかつかと前に出て、収納庫へ身を乗り入れ
手当たり次第、ぼんぼんと他人のーツケースを横へ放り投げ始めた。
信じられないその行状にドライバーはじめ皆あぜん・・目が点・・。  

しばらく声を失っていたドライバーは我に返り

”何やってるんだあんたは!
急いでるのはわかるがみんなきちんと順番を待ってるんだ。
ましてあんたは修道士じゃないか!”

とお説教。

彼は細い体を二つに折って、面目なさげに叱られていた。
モンクが文句を言われている図なんてめったに見られるもんじゃない。

ほんとにモンクだったのか、どう考えても怪しい・・

今夜のホテルは前もって場所を確かめておいたルナ・ロッサ。
駅まで歩いてすぐの裏通り、何かと便利な位置だ。
時間はだいぶ早いが荷物をホテルにあずけ、 いざ雨の下町へ!

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大道芸人が ”コンニチワ” と声をかける。

賑やかなメイン通りに沿って歩くと右手がスパッカナポリ。
雨に濡れた石畳は足裏に酷だけど、歩いているだけで楽しくなる界隈。


右に折れるとガイドブックでおなじみの行列ができるピッツェリアはすぐそこ。
番号札を持った大勢の人であふれていた。

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その店を横目に、静かで大人の雰囲気のあるレストランへ。

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本場のピッツァ。
まずは、ピッツァ・マルゲリータ。
美味しかったのは言うまでもない。

なんとナイフとフォークを使って食べるのが地元の人の食べ方。 
巨大なピッツァと格闘することしばし。

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レジのおばさんが
”バッグは上着の下に隠すのよ”と注意してくれる。
ありがとう・



4月27日 ポンペイへ

ポンペイ観光は、ナポリに近いし時間があるので、というのが正直なところだった。

旅が目的なので観光地は、私には到達点でしかない。 

たどり着いた先に感動するものあれば、それはご褒美と思っている。  


ポンペイの名を初めて知ったのは、今から何十年も前。

当時、ギリシャ、ローマの戦記、神話、史実をもとにした本や映画にはまっていた。
映画 ”ポンペイ最後の日” の主演女優、クリスティーネ・カウフマンはとても愛らしく、
今でもその顔をはっきりと覚えている。
男優の方はまったく記憶にアリマセン。

その頃(小学、中学時代)はギリシャやローマにとても憧れ、いつか行ってみたい、と夢見ていた。

現在これらの場所は多数の人が徒党を組んで押し寄せる観光地となり, 
私のロマンチックな憧れは記憶の彼方に押しやられていた。

せっかくここまで来たのだから、と出かけた。

ナポリ中央駅、入ってすぐ右手にあるヴェスヴィオ周遊鉄道入口。

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いかに方向音痴の私でも迷うことなく発見。


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チケットを買い、ホームへ。
ホームにいるほとんどがポンペイ観光目的の、一人旅、カップル、友達づれなど。
国籍も、 ”多国籍”。

目の前の相手がきれいな英語を話すと思ったらオーストラリア人・・・・
英語圏の旅人に逢うのは今回の旅で初めて。
普段苦労している英語なのに  懐かしくほっとする響き。

まわりはポンペイ行初めての旅行者ばかり。
こんな場面ではいつも束の間の連帯感、仲間意識が芽生える。 

三両編成の汚れた列車が来た。

”多分これだね。” 
”確かね?”
”たぶん…もし違ったら一蓮托生だあ。”

みんなで乗り込んだ。

と、乗り合わせた地元の人がこの列車は違うから乗り換えなさい、と注意してくれる。
つなぎの駅で全員、別の車両からも降りていた。

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”ごめんねー、間違って”、と向こうで手を振っている。
全員の間違いだから、 ノープロブレム。

そういえば汚い列車だった・・・。
と思ったら、やってきた列車も負けず劣らず汚かった。 ・・・


スカーヴィ・ヴィッラ・ミステリ駅で降りると遺跡入口はすぐ。


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アポロンの像(レプリカ)

天駆ける太陽の車を御し、銀の矢を射るアポロン・・・・にしてはちっちゃすぎる・・・・

勇壮かつハンサム・・
抱いていたイメージが一挙にちぢんで・・・
ショックで、その後の観光はあまり覚えていない・(なんとフマジメナ)


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無類のお城好きのメンバーさんがいる。 崩れかけた石垣のなごりも好き・・と
何ゆえに…と問えば
じーっと見ていると当時の様子がまざまざと目に浮かぶ、と。

映画や小説、コミックに毒されてる私にはむりか~






Posted at 2020/04/22 17:45:32 | コメント(4) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域

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