
長年クルマで仕事場へ通っていた生活から
STAY HOME の自粛生活になり1ヶ月半。
免疫力アップの食事で体重も2kアップ。
運動量を測るためにも万歩計は大切。
ん?・・700歩ということは
ずっとPCに貼りついていたということデス

歩かなきゃ!
4月28日
さて予定のカプリ島2泊を1泊にして、もう少しナポリを楽しむことに。
少し足を延ばし、カプリ島へのフェリー乗り場を確認し、
今日は美味しいナポリのシーフードを食べたい。
京都にも1日500円で市バス乗り放題のチケットがあるが
気ままなナポリ歩きを便利にしてくれるのがウニコチケット。
この優れものチケットは1枚で、メトロ、バス、ケーブルカー、トラム共通。
さて、メトロへの入り口はどこ・・
チケットを買って、すぐ横のベンチにいた男性に尋ねた。
男性は、隣の若い女性に聞いていたが二人とも英語がわからないらしい。
すると端に座っていた学生風の女性がすっと席を立ち、
英語で案内をしはじめた。
おー!きれいな英語・
慣れた様子で案内してくれる。
メトロ入口は駅構外にあった。
”ありがとう。” と私。
ところが彼女は鞄からチケットを取出し自分も改札の中へ・・・
この女性は一体…何が目的・・・・
英語が堪能な彼女は法律学校の学生。
英語はアメリカ映画などで独学。(ひゃ~信じがたい)
彼女いわく
”イタリアの若者は英語が話せない。
ドイツやフランスなどの若者はみな話せるのに・・(確かに・)
それが恥ずかしい。”
”ナポリというと人は皆、スリや詐欺で治安が悪く、
汚い町を想像する。そんな風に思わないでほしい。”
と。
すごく説得力がある。
しか~し!!
私の頭は疑心暗鬼でいっぱい。
頼んでもいないのに電車に乗って見ず知らずのガイコクジンを案内?
ひょっとすると彼女は新手の con artist (信用詐欺師)か。
あとで案内料を要求されるかも、
と悪い想像が頭を駆け巡る。
電車を降りナポリ湾を望むサンタ・ルチア地区へ。
説明しながらウンベルト一世のガレリア、王宮あたりを案内してくれた。
カプリ島、イスキア島、ソレントなどへ出港する船でいっぱいの
フェリー乗り場もおさえた。

ガレリアアーケード下はショッピングモール
あまり好意に甘えるわけにいかない。
それにまだ一抹の疑惑も・・
”ありがとう。ここからは一人でぶらぶら歩いてみるけれど、
どこかで軽い食事かスウィーツでもご一緒にどう?”
というと、
”ダイエットしているのでスウィーツは避けてるし、お腹もすいていないので。”
とにっこり断って、
帰り道を説明してくれ、手を振って遠ざかって行った。
ありがとう、ベネディクタさん。
最後まで疑心暗鬼だったおばさんを、ゆるしてね。
彼女のおかげでナポリの好感度はさらにアップ。
ヌオーヴォ城あたりをぶらぶらと見て回る。
サンタ・ルチア地区海側は、
ナポリ湾を望むうつくしいエリアだ。
そぞろ歩きをしている恋人らしいカップルも多い。
フェリーのチケットウィンドウは出航直前でないと開かないようだ。
一人の女性が売り場の男性ともめていた。
問題があったらしい・・・・・
しかし何があろうと明日は当たって砕けるしかない。
すぐ前にバール(カフェと雑貨)があり、中に入ってコーヒーとスウィーツを頼んだ。
ゆっくり座れるのと、何よりOOO個室があるのがありがたい。
ツァーでの観光客は、全ておぜん立てされているので
何の心配もなく移動できるが、一人旅で一番の困りごとは
OOO問題と言っても過言ではない!
初めてイタリアを訪ねた際は
フィレンツェでバスのチケットの買い方が分からず、
乗れないまま帰国した経緯がある。
市内チケットと長距離チケットの買い方もわからなかった。
今回は大前進で満足―。
改めてガレリアあたりを散策。
入るともなく、ふらーっとサンカルロ歌劇場の中へ。
”オテロ”の垂れ幕を見て、もし上演中なら見たいと思った。
と、いかにも映画に出てくる執事風の男性が
”何かお探しでございますか、
マダーム。”
”ええ、オテロをやっているのなら見たいと思って。”
”オテロの上演は明日のみでございます、
マダーム。”
”明日はここにいないのよね、残念。”
”それでは、カフェでお飲み物などいかがでしょうか、
マダーム。”
と、、シアターからカフェへの仕切りを開けてくれたが、
別に無料のサービスがあるわけではない。
自費です!
カフェはなかなかいい雰囲気で、コーヒーを頼みしばらくそこにいた。
カフェ出口横にはとても素敵なOOOがあるのでますます気に入った。
なんだか甘いものを食べ、飲み、OOOの事ばかり考えているようで・
こ・・これではいかん。
せっかく一日券を持っているのだから、と Toledo まで足を延ばした。
ダンテ広場 (ダンテの像) に別段興味があったわけでなく
ただ時間があったので。
しかし トレドメトロ駅構内が印象的!
アーティスティック!
天国への階段のよう・・
![toledo[1] (500x333)](http://blog-imgs-69.fc2.com/s/i/l/silverinnisfree/20140902064354f2f.jpg)
まだ行きたくないけれど・(写真お借りしました。)
アートを施したメトロは他にもあるらしい。
その後メトロでガリバルディ―駅に戻ると、
突然2,3人の男性が改札口に現れた。
ひぇー、抜き打ちの検札ー!
ドイツやイタリアでは厳しいことを聞いていたが、
経験するのは初めて。
悲鳴を上げている人、電話で連絡している人、無駄な弁解をしている人・・・・・
私は地獄のそばを通り過ぎた。
そして今日のフィースト。
”地球を歩く”のリポート欄で知ったレストラン、エットーレ。
普段ならまず入らない駅近くの普通のレストラン。
しかし中は地元グルメの常連客でいっぱい。

grigliata pesce 海老、サーモン、イカなど。

antipasti サーモンとタコのマリネ。
いやいや・味は最高!!
天国ー。
Posted at 2020/04/27 16:18:17 | |
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